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二度目の海士、違って見える世界


こんばんは。
私はまたしても海士に来ています。
今回は旅、ではなく、働きに。

前回の旅は船を乗り過ごして、隠岐の島に漂流。
そして、今回はバスを乗り過ごし、朝の船便に間に合わず、しょうがなく午後の便に乗ったところ、今度は西ノ島に漂流しました。(笑)


ひとり旅は珍道中。

だけれど、そんな道中に楽しみは転がっています。

今日は、西ノ島から海士町の船(島ではバス感覚で船が使われている)の待ち時間があったため、レンタルサイクルを借りて、島で一番大きな図書館へ。

その道中、坂道がキツいのなんの。普段、食べるか寝るかの人間が、真夏の炎天下、いきなり30分の坂道コースを自転車で駆け抜けました。

(駆け抜けたと言いつつ、実際はぜえぜえのろのろ🐢)死ぬかと思いました。

上り坂はさすがに耐えられず、手で押してひーひー言いながら歩きました。
元バレーボール部の根性と、次の船に遅れられないという決死の思いでひたすら歩みを進める。

目的の図書館を見つけたときは、疲れがぶわ〜っ吹き飛ぶほど、心の底から沸き上がりました。

その効力は、そう持たず、図書館でバタンキュー。(笑)
観光案内所の方には悪いけど、、帰りは絶対に車で迎えに来てもらうんだ、と心に誓いました。


島で一番大きな図書館と聞いていただけあって、とても落ち着いた、立派な建物でした。
そこには、子ども向けから様々な図書コーナーがありました。ぜえぜえ疲れた私の目に飛び込んだのは、ひんやりコーナー。

怪談話から、シベリア探検記まで。手に取ったのは、『南極ではたらく母ちゃん』

印象に残ったセリフは、「私が息子に向けた言葉は、私自身に向けた言葉だったのかもしれない。」

「できない理由の方が多くて、日常にかき消されてしまうことばかりですが、その中でできることを模索したい。」

夢はみつけるものではなくて、出会うもの。



あっという間に、16時半。もう帰らないと。

気分がよかったので、友達用に、島民手づくりのブックカバーを買って帰りました。


なんだかいけそうな気がする〜。


という変な自信だけで、帰り道もママチャリを貫きました。
(今度来るときは、絶対に電動自転車を借りる)



無事に海士町に到着。
港までの道中、サンサン太陽と、左側には青い緑と、右側にはきらきら光る海のミナモが、私を歓迎してくれている気がした。


これから2週間、楽しみです。




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