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情報引き算の時代へ:Subtract OSの夢
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最近、ふとした思いつきから面白いアイデアが生まれた。ネットの雑音を減らし、本当に新しい情報だけに集中できる仕組みを作れないか——そんな考えが頭をよぎったとき、「OSレベルのテキスト表示をフックして、ローカルで動くAIに処理させればいいんじゃないか?」とひらめいた。例えば、X(旧Twitter)のクソリプをOSレベルで消したり、読みづらい文章を整えたり、翻訳したり。そんなフィルターがあれば、情報過多な現代でどれだけ心地よく過ごせるだろう。
でも、もっと面白い方向に話が広がった。「逆に、表示されるものをすべて取り込んで、自分の知識としてモデル化したらどうだろう? 知ってる情報はグレーアウトして、新しいものだけを浮き立たせるOSを作れないか?」と。この発想を軸に、「引き算OS(Subtract)」というコンセプトが形になり始めた。
引き算OSとは何か
Subtractは、UbuntuをベースにしたカスタムOSだ。アイデアの核はシンプルだ。画面に表示されるすべてのテキストをフックし、ローカルで動くAI(具体的にはRAGという仕組み)を使って「知ってるかどうか」を判定。そして、知ってる情報はグレーアウトする。つまり、情報から「引き算」をして、新しいものだけにフォーカスできる環境を作る。これが実現すれば、ネットの繰り返し情報や既読のニュースが薄くなり、脳が本当に必要なものに集中できる。
例えば、Xで同じ話題のポストが何度も流れてきたら、それを薄く表示。ニュースサイトで昨日読んだ記事が目に入らないようにする。チャットで「またそれか」と思うやりとりが視界から消える。そんな体験がOSレベルで手に入るなんて、想像するだけでワクワクする。
技術の裏側:RAGと描画の魔法
このアイデアを形にする鍵は、RAG(Retrieval-Augmented Generation)という技術だ。RAGは、簡単に言うと「検索」と「生成」を組み合わせたもの。まず、表示されたテキストをベクトル化してデータベースに保存する。次に、新しいテキストが表示されるたび、それが過去の知識とどれだけ似ているかを計算。似ていれば「知ってる」と判定し、生成モデルがそれを自然に処理する。
OSレベルで動かすには、Ubuntuの描画システム(Wayland)を改造する。テキストが画面に描かれる前にフックし、RAGで判定。その結果をもとに、知ってるものはグレーの色味に変える。具体的には、軽量なAIモデル(例えばTinyLLaMA)とベクトル検索ツール(FAISS)を組み合わせれば、ローカルでも十分動く計算だ。負荷を減らすためにキャッシュを使ったり、判定の閾値をユーザー好みに調整できる設定アプリも欲しい。
一歩踏み込んだ設計
Subtractの具体的な動きをイメージしてみよう。朝、ブラウザを開いて「東京で晴れ、気温20度」というニュースを見たとしよう。OSがそのテキストをフックし、昨日のデータと照合。「昨日見た」と判定されたら、グレーに薄まる。一方、「大阪で雨」という新しいニュースは黒でクッキリ表示される。Xなら、繰り返しのポストや煽りリプが薄くなり、新しい意見だけが目に入る。
開発のステップも見えてきた。Ubuntuをフォークして、Waylandのコンポジターをカスタム。テキストをリアルタイムで処理するデーモンを作り、RAGをOSに組み込む。ユーザー向けには「知ってる判定の厳しさ」や「グレーアウトのスタイル」を選べるUIを用意。オープンソースで公開すれば、コミュニティが機能を追加してくれるかもしれない。
課題と可能性
もちろん、課題もある。リアルタイムで動かすにはそれなりのマシンパワーが必要だし、判定ミスで大事な情報がグレーアウトされると困る。でも、軽量モデルを使ったり、ユーザーのフィードバックで精度を上げれば解決できそうだ。プライバシーも大事だから、データは暗号化してローカルに閉じ込める。
一方で、可能性は無限だ。開発者なら既知のエラーメッセージが薄れて新しいバグに集中できる。学生なら教科書の復習部分が目立たなくなり、新しいトピックが浮かぶ。情報ダイエットがOSレベルで当たり前になれば、脳の疲れがどれだけ減るだろう?
情報過多を超えて
情報過多の時代に、「足し算」ではなく「引き算」を提案するSubtractは、ちょっとした逆張りかもしれない。でも、ネットを開くたびに同じ話題に埋もれるストレスを思えば、この逆転の発想が刺さる人は多いはずだ。Subtractは単なるOSじゃない。情報の見方を変える哲学であり、新しい体験への挑戦だ。
もしこれを作るとしたら、まずWaylandのフックから始めて、RAGのプロトタイプを試してみたい。そして、誰かが「これ、俺も欲しい!」と言ってくれる日を夢見てる。情報引き算の時代——Subtractはその第一歩になるかもしれない。あなたはどう思う?
知らんけど。
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