プロの手の内すべて見せます!はじめてのロゴデザイン入門編(1480円)
あなたも今すぐプロレベル!素人ロゴは今日で卒業です
購入特典!Illustrator スクリプトを差し上げます!(ダウンロードリンクは本文中に登場します)
付録1…指定文字を全フォントで出力するスクリプト
https://note.com/gorolib/n/n740e165bd70a
付録2…複数パスでマルチにクリッピングマスクするスクリプト
http://gorolib.blog.jp/archives/73632910.html
付録3:スケッチレイアウト用AIデータ・PDFデータ
付録4:ロゴデザイン用AIデータ(150ミリ角アートボード)
■■ はじめに
■ これからロゴマークを作る人へ
おつかれさまです。GOROLIB DESIGNの渋谷吾郎です。
この本は、これからロゴマーク(以下、ロゴと略します)を作る人に向けて書きました。
はじめてでも、プロ級のロゴデザインができる秘策を、現役デザイナーがお教えします。プロ級とは、そのデザインでお金が取れるかということです。
この本では、良いロゴデザインの定義を以下の3つとします。
(1)シンプルでわかりやすいこと
(2)アクセントが上品であること
(3)誰でも使いやすいこと
■ ロゴは2つの部分に分かれる
ロゴは、シンボルマークとロゴタイプという2つの部分に分かれます。
例えば、相模鉄道株式会社(そうてつ)のロゴは、SとOを組み合わせた部分がシンボルマーク、SOTETSUの部分がロゴタイプです。タイプには、活字という意味があります。
Panasonic や SONY のロゴは、ロゴタイプだけであり、シンボルマークがありません。Amazon のロゴも、ロゴタイプだけです。少し飾りが付いていますが、シンボルマークはありません。そのため、分類としてはロゴタイプです。
一方で、Apple や NIKE はシンボルマークだけを見かけることが多いです。CHANEL やLOUIS VUITTON などのハイブランドも同様です。
■ 少し飾りのあるロゴタイプを目指す
この本では、Amazon のような少し飾りのあるロゴタイプを目指します。
Amazon のロゴは、a から z に矢印が伸びています。これは、AからZ まで全ての商品が揃っていること、そして顧客満足の笑顔を表しているそうです。
シンプルでわかりやすく、上品なアクセントです。アクセントはつけ過ぎないのが基本です。
参考:「アマゾン」の由来|ブランド・社名、ロゴ・マークの意味・由来
http://bit.ly/2RGn3mb
■ シンボルマークだけの訴求は難しい
これからロゴを作る場合、シンボルマークだけの訴求は難しいです。
デザインの公開コンペが当たり前になった今、玉石混合のロゴデザインがネット上に溢れているからです。
シンボルマークだけで通用するのは、古くからあるハイブランドだけです。
また、これからロゴを作るということは、その商品やサービスが世の中に認知されていないということでしょう。認知とは、まずその名称を広めることです。このとき、シンボルマークだけで、名前を覚えてもらうことはできません。
そのため、文字による訴求が必要なのです。これからロゴを作る場合には、Amazon 式の「少し飾りのあるロゴタイプ」をおすすめします。
■ 本当に使いやすいロゴって?
さらに、この本ではロゴの使いやすさにも言及します。ロゴは、あらゆるビジネスシーンで使いやすさが求められます。
極端に横長、縦長のロゴはレイアウトしづらい。また、あまりに細かいデザインは、小さくした時に見づらくなります。
カラーモードがRGBであったり、グラデーションが多用されたりすると、今度は印刷が難しくなります。
ロゴは、Webページや印刷物だけでなく、社内文書やプレゼン資料にも使われます。どんな印刷機やディスプレイでも、同じように見えるには、シンプルにせざるを得ないのです。
■ プロのやり方をすべて載せました!
使いやすさは、シンプルでわかりやすく、上品なアクセントが大前提です。これが、プロが考えるロゴデザインです。
本文では、はじめてでもプロ級に見える、超実践的なロゴデザインのやり方を丁寧に解説いたします。
この本には、私のロゴデザインのやり方をすべて載せております。お役に立てれば幸いです!
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(注)セリフとサンセリフについて
和文フォントの明朝体は、英文フォントではセリフ(Serif)と呼ばれます。セリフとは、文字の端部に現れるウロコのことです。
一方、和文フォントのゴシック体は、英文フォントではサンセリフ(仏: Sans-serif)と呼ばれます。「サン」とは「無い」という意味であり、セリフがないフォントということです。
本来は、和文フォントか英文フォントによって、この使い分けが必要です。しかし、特段誤解を招くものではないので、この本では「明朝」「ゴシック」という言い方に統一します。
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■■ 第1章:ロゴデザインは下準備が8割
■ まずロゴのイメージを決める
ロゴを作る時は、まずそのイメージを決めます。
デザインの過程では、様々なひらめきや偶然があり、それらが最終デザインに影響することはあります。
しかし、何の方向性もなしにデザインを進めることはありません。
ロゴは、ある商品やサービスの象徴だからです。そのため、その商品やサービスのイメージによって、ロゴのイメージも変わります。
男らしいのか女らしいのか、かわいいのかカッコいいのか、カジュアルなのかフォーマルなのか、ということです。
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