『ライオンの隠れ家』第1話から第3話を見て(ネタバレあり)
出演:柳楽優弥、坂東龍汰、佐藤大空。
『なんと言っても坂東のみっくん役の難しさと、それをしっかりと落とし込む演技力に感心し関心しています。』
(本記事における敬称略、ご了承願います。)
自閉スペクトラム症の弟の役をするということは、非常に難しい役所だと思います。
繊細な内容になるのは確実ですし、セリフ一つ一つにおいても気を遣うこともあると思います。
また、洸人役の柳楽優弥の話す言葉も家族として長い時間を一緒に過ごしていたんだと分かる台詞になっていることから今までの回では、この脚本家や監督はたくさんのリサーチと時間をかけて、脚本、作品を丁寧に作っているのだなと感じました。
1話から見ていて、子供の悪魔的な無邪気さ(子育てしてると、もういい加減にして!!!と叫びたくなる場面)に振り回される様子や、みっくんの平常から逸した時に起こるパニックの様子に「ああああああーーー」と一緒に叫びたくなるのを一人、口を抑えてみる状況で、勝手にハラハラしすぎて見終わった後に妙に疲れてしまってはいますが、第3話を見終わった後、第4話が楽しみだと純粋に思いました。
絵の説明をしてる時にみっくんが
『動物にはそれぞれ命の色がある』
というセリフがとても素敵だなと思いました。
私も映像の勉強をしていると、色についての勉強をするので本を読んだり、それこそ色彩検定を受けてみようと思っていた時もあるので、みっくんが色を番号などで言い当てる様は見事だなと、突き抜けた才能を持っているなと感心しました。
色についてふと思い出したことがあります。
話は少しそれますが私もバリスタをしていた時期があり、コーヒーのカッピングをする時もありました。
コーヒーを口に含んで味覚をフルに活用し、自分の持っている感覚でコーヒーを表現するということで、フルーツで表現したり、甘いや酸っぱい、どのような酸味かとか苦味があるとか、ちょっとシナモンのようなスパイシーな味がとかもありますが、私は色で表現する事も多かったです。
こっちのコーヒーは山吹色だったり、黄色みがかった黄緑色とか、ピンク味が強い紫とか。
面白いなと思うのは、これは珍しいことではなくて、意外と味を色で表現される方は結構いると聞きました。
色や音、味覚などは一人一人感じ方が違います。
みっくんは人よりも色や音、一つ一つの感覚がとても敏感でいつも研ぎ澄まされた感性を持っている為、大きい音に敏感だったり、色を鮮明に分けたりもできるし、好きなことにはとことん最後まで集中できたりするのかなと。
展示会のライブペインティングの時にマイクのハウリングの音でパニックになってしまった時はもう、『頑張れ〜!!!みっくん!!』って思わず応援してしまいました。
ライオンがかけた言葉「みっくんの絵がみたいな」に、しっかりしなきゃ!って思ったのも凄いですし、最後までみんなと一緒に描きあげた姿を見て、思わず涙が出そうになりました。
内容としては知らない子供がウチに来たらまずは警察にすぐ言ったほうが良いし、
いくらDVの案件が絡んでいたとしても、何も連絡せずに預かるのはあかんやろーって思いながら見てるので、ずっとヒリヒリしていますが、とにかく伏線がまだまだ回収されませんので、このまま第4話を楽しみに見たいと思います。
【今までの伏線により気になっている事】
・岡山天音役のXはどういった人なのか?
・ライオンの以外にも同じような携帯が少なからず10個以上あったのが気になる。
・あのライオンのぬいぐるみに発信機と盗聴器が仕掛けられてるのかな?
・同僚の女性は車にXが来た時に、何を話したのか?(その後、スパイ的なことをしてるのか?)
・相変わらず悪い父親をさせたら上手すぎて、日常でも大丈夫かしら?と心配してしまう向井理役の父親は、本当にDVをするヤバいお父さんなのか?
・尾野真千子役のお母さんは本当に死んでいるのか?
・死んでいるなら、自殺か?他殺か?
・リニアの地上げに関連した事件なのか?
・同僚の岡崎体育は最終回あたりに急にサイコパスな犯人役になったりし無いよね?
です。
来週も楽しみですね。
ラン丸でした。