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社会人一年目のときの自分と会話してみた。

大きい企業に就職し、現場職として3つの仕事を経験した。出世コースの管理職には進まなかった。自分の生き方じゃないと何故か感じたから。自分の興味関心は会社の外にあった。
出会う人、尊敬する人も社外の人ばかり。職場の人(すべてじゃない)の価値観があまり好きじゃなかった。もちろん少数派。

そしてアラフォーと言われるようになった現在。出世はせず、自分って平凡で個性がなく、将来の不安だけがどんどん増えていく。いつもこのままやったらだめやって思ってた。
体力は落ちてくるし、自分で決めたことが続かなかったり、君たちやママとのコミュニケーションがうまく行かずイライラして、そんな自分が惨めになってきて。
家のローンもある。給料はあがらない。むしろ短日数を取得して下がった。これからお金もどんどん必要になってくる。不安でしかたがない。
自分らしく生きるということを見つけ、個性を生かして少しずつ目指す未来がやっと見えてきた。ただ、正直なところ不安はまだまだ消えていないのが現状。

先日、研修のために研修寮に1泊することになった。10年ぶりくらいなのかな?駅に降り、周りをキョロキョロ見回しながら、なつかしむ。町並みが変わっていた。そして寮も新しくハイテクになっていた。施設が新しくなっていたから、仕組みがわからず受付すら自分でできなかった。
宿泊の部屋に入ったとき、すごく懐かしい気持ちでいっぱいになった。建物は激変していたが、部屋の雰囲気がほぼ当時と一緒だったからだ。
狭い部屋に2つのシングルベットと半畳ほどの机が2つ。背中合わせに並んでいる。
ここから新しい人生がスタートしたんだ。同期とゲームしたり、サッカーしたり、徹夜で勉強したり。思い出が蘇る。

新入社員の自分と、ここにいるのは、経験を積み中堅層になった自分。
当時の自分からすると大先輩のおっさん。

出会ったらどんな話をするんだろ?

新入社員の自分は、勢いと強さがかっこいいと思い込んでる学生あがり。自分の正義を貫き、それにみんなを巻き込む。違う意見は敵だった。
今の自分が会話をしたら「自分の正義や常識は、世間の常識と違うぞ。かってにジャッジしてらんと柔軟に対応する力が必要やな」
とか言ってそう。

逆に、新入社員の自分に現在の自分の感想を言わせると
「なにをグチグチ言うてんねん。人生おもろいんか?もっと熱くなれよ」
と言ってそう。

くそ生意気なガキやなと笑えてきた。でも、今の自分に足りないのは勢いなのかも。

今まで忘れてた気持ち。

入社して今までのことが思い出されていく。いろんなメンバーと、いろんな話をして。先輩にお世話になったことや、お客様とのトラブル、試験勉強など。
がんばってきたんやな。

経験のない分野、わけが分からず勉強して。仕事ではプロと呼ばれ。子どもに憧れる職種になって。
自分のことだから、当たり前として振り返りもしなかった。
しんどかった。でも、楽しかった。
頑張ってきたから、今がある。
そして、こんな機会にも恵まれた。

あのときの自分と会話。
少しはかっこいいおっさんになれてるかな?

自分へのメッセージ

新入社員の自分へ
「失敗は大いに結構!背伸びして賢く過ごすより、等身大で楽しんで勢いでぶち当たっていけ」

そして、未来の自分へ
「あなたの様な粋な人と仕事ができて、最高でした。笑いあり涙あり、毎日がドラマの様な日々でした。感謝。」


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