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質問お化け

会社に1人はいるかもしれない、自分で考えず何でもかんでも人に聞く人。
こういう人がいると、ウザったくて仕方ない。


聞くのは悪いことではないと思う。
私も仕事などで分からないことがあれば聞く。


しかし、ここで取り上げるのはそのレベルを遥かに超越した、ストレートに嫌われていくであろう質問お化けのお話だ。


終わることのない質問の嵐。
自分で少し調べるだけで解決できることでもすぐ人に聞く。

例えば「いま何時?」とかそういうレベルの質問だ。
聞かれた方は「自分で時計を見て」と思うだろう。


どんなに優しい人でも、我慢強い人でもいるかは限界がきて煩わしくウザったい存在になる。


そんな人が同期の彼女である。





質問お化け|思考停止お化け


質問お化けの彼女を見ていると、どうにも「考える」ということを放棄しているように見受けられることが多い。
思考を停止させている感じだ。


少しでも分からないと思ったら、すぐ人に聞く。
少し調べれば分かることでも、とりあえず人に聞く。


聞くことでコミュニケーションを図る人もいると思う。
聞くことがコミュニケーションだと考える人もいるだろう。

聞くことをコミュニケーションの一環と考えて聞くなら、質問することに意味があると思う。
(それも続くと煩わしくなってくるが…。)

自分で調べたけど、どうにも分からない。
分からないことを分かりたいから聞く。
それも「質問することに意味がある」と思う。


しかし、ここで言っている彼女のような「聞く」は、自分の頭で何も考えず、人の手を止め、時間を奪った挙句、何も覚えていないし実になってもいない「何で聞いたの?」「聞いた意味は?」と問いたくなるようなものなのだ。


「聞くことに意味のない」質問の嵐というわけ。
ただ聞いているだけ、というやつだ。

何でも聞けばいいと認識しているのか、仕事の分からない事でも覚える努力をしているようには見受けられない。


「私、物覚えが悪いんですぅ~」とぶりっ子しているが、物覚えが悪いと豪語するわりに、メモすらとらない。
そもそも覚える気ないでしょ?という姿勢なのだ。


だって彼女の思考は「聞けばいい」だから。


そもそも「自分で考える」という思考を持たない。
思考を停止させているから、分からないことがあっても反射的にすぐ人に聞くのかもしれない。

聞く方は楽だからそれでいいかもしれないが、いつもいつも質問される方はたまったもんじゃない。
最初はよくても、度重なってくると手も止められるし時間も取られるし、煩わしくなってくること必須だろう。

おまけに、じぶんで何も努力せず人を使って疑問を解決しようとしているのだから、だんだんイラついてもくる。


少しは自分で考えるということをしてもらいたいものだ。




質問お化け|基本姿勢は受け身で人のせい


彼女は、基本的に受け身が多い気がする。
そして何でもかんでも人のせいという傾向にある感じだ。


自分で何かやりたいことがあっても、自分からは動かない。
どうしてもやりたいことや、解決したいことがあると、あれこれ質問しまくるという特徴がある気もする。

こうじゃないですか?
これどうするんですか?
あれどうなんですか?

など、とにかく質問に質問を重ねて「人に聞かせる」「人にやらせる」ように持っていこうとするのだ。

そうやって疑問を解決したり、答えを得ようとしている。
そして相手が持ってきた答えで何か失敗があったときは「〇〇さんに聞いたらこうしろって言われたので~」などと平気で言い放ち人のせいにするのだ。


何とも姑息と思う。




質問お化け|判断できない


考える力がないので、当然といえば当然かもしれないが、彼女は判断能力というものが皆無だと思うことが多い。


例えば、現職場の制服に関して入社前に
「女性用の作業服がすぐに準備できないから、悪いけどユニクロでスラックスのようなズボンとシンプルなブラウスを2~3着 自分で買ってきてくれる?工場に出ることがあるからスカートじゃなくてズボンにしてほしいのと、長袖にしてほしい。
領収書は貰ってきて。お金は会社が出すから。」
と言われ、私は言われた通りユニクロでスラックスとブラウスを数着ずつ購入し返金してもらった。


スラックスもブラウスも商品名の指定はなかった。
私が事前に確認したのは、スラックスの色だけ。
あとは自分の判断で購入した。

彼女はこれができなかった様子なのだ。

勤務し始めてすぐに彼女は「制服を最初から揃えない会社はおかしい!」と鼻息荒く文句の嵐を吹き荒らした。


「ユニクロで買えなんておかしくないですか?!
普通は最初から会社が揃えて渡してくるものでしょう?!
スラックスって言われても色も分からないし、丈感とかもあるじゃないですか?!分からない!!!
今着ているのは全部自前なんですよ?!おかしくないですか?!
自分で買ってこいとかブラックですよ!!!」


と引くぐらい怒っていた。
そんな彼女を見て


私にはお前が分からんわ。


と思ったのは言うまでもない。

個人的には、すぐに用意できないという理由もあったし、ユニクロで買うのがおかしいとは思わなかった。
彼女の言う、丈感が分からないという方がおかしいと思ったぐらいだ。

というか、丈感って何よ?
短いので文句言われたくないのであれば、はなから長いのを選べばいいだけだし、工場に出ることもあると言われているのだから当然 長いのを選ぶべきだろうと思った。

個人的には、自分で買ってくるように言われたこと事態は、特別気にするようなことではなかった。
もし会社が「自腹を切って制服として買ってこい」と言ったなら「は?」と思うが、お金は会社が負担してくれている。
だったた別にいいのではないか?と思うが、それは個人の価値観かもしれない。
しかし、自分で買ってこい指示を出しただけで「ブラック」呼ばわりされる会社が気の毒だった。


とりあえず変なことで怒っているように思えて仕方なかったので、彼女に聞いてみた。

私:「自分で好きなスラックスとブラウスを選べばいいと思う。
制服がない会社は服代なんてくれないんじゃない?
自腹で服を買ってそれを着て出勤するんじゃないの?
今まではどうしてた?全部制服のある会社に勤めてたの?
ここの会社はお金を負担してくれるだけ良いと思うけど?」

と聞いたら

彼女:「うふふ。」

という返答だった。
返答ではないが、面倒なのでここはスルーしておいた。
単純に答えられなかっただけだと思うが、とりあえず黙ってくれたので良かった。


そしてその翌日、彼女が本当に言いたかったことが垣間見えることが起こったのだ。


彼女はとてもしつこいという特徴もあるため、連日同じことを言い続けたりするのだが、翌日になって

彼女:「ユニクロで買ったスラックスってどういう名前ですか?」

と聞いてきたのだ。
「は?」と思って彼女を見ると、真剣そのものな表情と雰囲気。
怖っ!と思った。

私:「ごめん、商品名はもう覚えてないわ。」
(これ本当)

と言うと、鼻息荒く

彼女:「感動パンツですか?」

と聞かれた。
また、怖っ!と思った。
というか、忘れたって言ったよな?とイラッとしたものだ。

私:「いや、商品名は忘れた。たぶんそんなやつじゃない?忘れたけど。
とりあえず黒のスラックスを買った。」

と言うと

彼女:「そうなんですね!」

と何故か嬉しそうな彼女。


「なるほど…。」
と思った。
彼女の都合の良いように利用された感が半端ねぇ!と思った。

そして週が明けた月曜日。
彼女が放った一言。


感動パンツ買ったんですよー!!!


だった。


はい、やっぱりね。


と思ったのは言うまでもないだろう。

彼女は思考能力がないので判断能力も皆無
「適当に見繕って買ってきて」ができない人なのだ。

数多あるユニクロ商品の中から、社会人として一般常識の範囲内で当たり障りない制服として通用しそうな服を選ぶことができないのだ。

思考停止機能が働き、思考能力が皆無だから。
考えられないのだから、当然 判断もできないわけだ。

そこで会社の悪口を私に言ってみたが共感を得ることができず、最初は大人しく引いた。
そして次の一手で「感動パンツ」というワードを放出。
私は「それだ」とは言っていないし、「忘れた」とはっきり言っているが、【たぶんそんなやつ】という曖昧すぎる返答が、彼女の中で都合よく「ごろごろは感動パンツを買ったんだ!」と解釈された可能性が高いと感じている。

そして答えを得た彼女は「感動パンツ」を買ったのではないか、と推測している。
つまり、はっきりと答えが得られないと自分では何も判断できないということだろう。


彼女のように思考能力がなく、判断能力もない人は、はっきりと「これ」と指定してあげないと、自分で考え選別し判断することができないのだ。

その能力そのものが欠如している感じがする。


鍛えれば伸びるものも、使わないから伸びるわけもなく。
退化する一方だろう。




質問お化け|同じことを何度も聞く


質問お化けの彼女の特徴として、同じことを何度も聞くというのもある。
記憶力も悪いらしい。
そいうか、そもそも覚える気がない可能性も高いと感じている。


現職場にはセキュリティが入っているのだが、このセキュリティの外し方、かけ方を一晩にして忘れていたのには驚いた。

前日に何度もシュミレーションしていたし、同じようにセキュリティのシステムを覚えられない名ばかり工場長を馬鹿にして陰で笑っていたのに、彼女自身も翌日には忘れていたのだ。


オマエ、人のこと言えないし笑えないよ。


と思ったのは言うまでもない。

セキュリティの操作は難しいものではない。
カードをかざして鍵をかける、鍵をかけてカードをかざす、そんなものだ。

それをなかなか覚えられなかった彼女。
建物内の機械にカードをかざしてもセキュリティはかからない。そもそも建物内の機械にはカード読み取り機能がついていない。
しかし、その方法で一生懸命セキュリティをかけようと奮闘していた。


うん、絶対ムリ。


と思った。
なので、何度も何度も同じ操作を聞かれ続けたし、答え続けた。
そして数日かけてやっと覚えた様子だった。
すごく疲れた。


前日に何度もやったことを一晩にして忘れ、翌日にまた同じことを聞かれるというのは日常茶飯事で、同じ日に同じことを何度も聞かれることも多い。
酷いときは、数分前に説明したことを忘れ「これってどうやるんですか~?」と聞かれる始末。

あまりにもうんざりして、ちゃんと説明するのを放棄したこともあるほど、彼女は記憶力が悪い。
悪すぎると言っても過言ではないと思っている。


そして、自分で考えるということをしないので、すぐに質問してくるのだ。
もちろん、覚えようと努力しないのでメモもとっていない。

質問お化けの相手をまともにしていると、こちらの精神をやられてしまう気がしている。




質問お化け|肝心なことは聞かずにリサーチする


これは彼女の独特な部分であり矛盾点かもしれないが、どうでもいいことや、少し考えれば分かるようなことは何でもかんでも質問するが、肝心なことは質問せず、自分でリサーチして勝手な解釈を持ち、あーでもないこーでもないと講釈を垂れ始めるという非常に面倒くさく厄介な特徴を持つ。


早い話、仕事に関連することはあまり質問しないのだ。


例えば、現職場ではCADを使用しているのだが、CAD未経験の彼女は恐らく見るもの聞くことの全てが分からない状態だと思う。

右も左も分からない、聞く言葉も初めてなので意味も分からない。
それなら質問して習得するしかないと思うのだが、それはしない彼女。

もちろん「分からないことが分からないため質問できない」ということもあるが、彼女の場合はそれとは少し違うと見受けられる。


例えば「ネスティング」という言葉が出てきて、初めて聞いたなら自分だったら「ネスティングって何?」と質問する。

だって「ネスティング」という言葉自体が分からないのだから。
しかしこれからの仕事で関わるのなら覚えなければならない。
だったら聞くしかないのだ。
相手の返答が理解できないなら、重ねて質問して理解できるまで教えてもらうしかない。

彼女は今そんな状況だと思うのだが、仕事の分からないことはどういうわけか質問しない。

恐らくここにも、また後で聞けばいいという思考停止機能が働いて「考えながら聞く」ということを辞めている可能性が考えられるが、ここで質問せずスルーを決め込むと、説明している相手は「分かっているんだな」と解釈する可能性が高い。

それで後から「ネスティングって何?」と聞いた場合、聞かれた側は「分からないのに何であの時に聞かなかったの?」や「何度も同じことを聞くな」となるだろう。

それが積み重なることで、彼女に対する周りの心証は悪くなる一方だろうなと思っている。

そして彼女自身は、質問しないことで自分で自分の首を絞めているような感じになっているが、本人はそれに気づいていないだろう。


更に厄介だなと思っているのが、自分でリサーチして勝手な解釈で分かったような口を利くということ。

根本が理解できていないのに、リサーチしたって分からないと思うのだが彼女はYouTubeが先生なので、YouTube先生に質問して動画で答えを貰って分かった気になっている様子だ。




質問お化け|さいごに


こうやって書いてみると、本当に面倒で厄介な女だなぁと思う。

聞いて解決するのはとても簡単なことだと思う。
分からないことを人を使って解決するのだから、とても楽だろう。

聞かれる側は、手を止められ時間を奪われ、自分で得た知識、なかには苦労して得た知識もあるだろう、それらを当たり前のように搾取されるので、当たり前のように何でもかんでも質問される状況が度重なってくると、ウザったくなってくる。

ましてや、ただ聞いているだけで覚えようとしない、覚える努力も見えないので、同じことばかり聞かれうんざりもしてくる。


個人的に、この手のタイプには「答え」をあげない方が良いのではないかと思っている。
そもそも考えない人なのだから、そんな人に答えだけをあげてしまっては、ますます考えないどころか都合の良いように利用されるのがオチだと思う。

なので、相手が考えるように持っていくか「分かる人に聞いて」などと言って、適当に逃げるのが良いかもしれないと感じている。


必要以上に関わらないように注意していきたい。

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