千代健、経営危機再燃か(日経新聞 2024/06/12)
千代建株、米LNG合弁相手破綻で下落 日本勢、重要契約開示遅れ、専門家「リスク説明を」
プラント建設大手の千代田化工建設(以下、千代健)が、共同事業パートナーの破綻により苦境に立たされています。
当該契約は解約額が約1兆5千億円にも及ぶ米国のLNGプロジェクトであり、19年に事業主体であるカタールエナジーとエクソンモービルのJVから千代健と今回経営破綻したパートナーのザクリ・ホールディングスが受注したEPC契約です。
ザクリ負担分のコストを千代健が負担するのか。
過去千代健は追加コスト負担で債務超過に陥り、現在はリバイバルプランを最大株主の三菱商事からCEOを、三菱UFJ銀行からCFOを迎え入れて実行中です。
その最中での経営危機に繋がりかねない新たなリスクの火種が燻り始めている状況です。
個人的に千代健は応援しています。
株を保有しているからですが(この状況で先週押し目買いをしました)、やはり、この様な莫大なプロジェクトリスクを負いながら、日本のみならず世界のエネルギーインフラを支える企業は潰してはいけないと思います。
よっぽど私が勤めているような金融機関の方が淘汰・統合されるべきかと。。