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みどりを大切にしないのにみどり税を延長した横浜市

372万の横浜市民の皆様、お疲れ様です。
本日も横浜市のおかしな点を取り上げて指摘したいと思います。

本日は横浜市のみで徴収されているみどり税についてです。

みどり税って何なの?

そもそも横浜市のみで徴収されている「みどり税」とはなんでしょうか?
横浜市のHPに記載されている概要をご覧ください。

 暮らしを支え、豊かにする緑を未来に残すために、横浜市は、市民・事業者の皆様に「横浜みどり税」をご負担いただき、緑をまもり、つくり、育む「横浜みどりアップ計画」の重要な財源の一部として活用させていただきます。
 また、横浜みどり税のほか、緑地や農地の維持管理負担の軽減を図り、一層の市街地などの緑化誘導や農地の維持保全を図ることを目的として、固定資産税等の軽減措置を設けています。

横浜みどり税の概要

概要に記載されている「横浜みどりアップ計画」の概要は以下の通りです。

横浜市は大都市でありながら、市民生活の身近な場所に、多くの樹林地や農地などの多様な緑を有しています。これらの緑を次世代に引き継ぐため、「横浜市水と緑の基本計画」の重点的な取組として、2009(平成21)年度から「横浜みどり税」を財源の一部に活用した「横浜みどりアップ計画」を推進しています。緑の保全や創出は長い時間をかけて継続的に取り組むことが必要です。これまでの取組の成果や課題、この計画の素案に対する意見募集の結果などを踏まえ、2024(令和6)年度以降に重点的に取り組む「横浜みどりアップ計画[2024-2028]」を策定しました。

横浜みどりアップ計画 [2024-2028]

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/midori-koen/midori_up/midori2024.files/midori2024-keikaku.pdf

じょうきのURLは冊子のPDFです。

かいつまんで説明しますと、横浜にある緑や田畑を長期計画で守っていき、次世代へ受け継いでいくための費用を、市民の皆さんにもご負担してくださいという税金です。

林文子前市長のときに条例が制定され、昨年(2023年)5月に延長することが決まっています。

横浜市民の皆様が市から個人は年間900円、法人は9%を市民税に上乗せして徴収されます。

森林環境税との違いは?

ところが、国が森林を守るために森林環境税の徴税を今年6月から始めます。

森林環境税は、自治体が森林整備などの財源に充てるために、年に1回、徴収される税金です。

1人あたり年間1000円で、今月から初めての徴収が始まりました。

給与所得者で徴収が7月からになる人もいるほか、公的年金を受給している人は10月からとなります。

一律の1000円徴収 “森林環境税” なぜ?

10月から横浜市民の皆様も年間1000円取られます。

因みに今年の6月から定額減税が始まり、最大で年間4万円減税されますが、森林環境税でマイナスになります。

この森林環境税を聞いた横浜市民の皆様の中には、「二重課税だ!」とお怒りの方も出てくると思います。
横浜市の説明によると使用目的が違うそうです。

質問5
森林環境税と横浜みどり税を徴収することは二重課税ではないのか。

回答5
 森林環境税は、林業が成り立たない地方の山間部の森林整備や、国産木材の利用促進を主目的として創設された国税であり、本市では学校施設における内装の木質化等に活用しています。一方、「横浜みどり税」は、本市独自の超過課税であり、市内の樹林地の買取りや、まちなかでの緑の創出など、緑の保全・創出の取組を進めるために創設されました

 このように森林環境税と横浜みどり税は、それぞれ課税する目的や使途が異なるものです。

 なお、国において、森林環境税と地方自治体の超過課税について、使途等を整理することにより併存しうるとの見解が示されています。

 また、この度の横浜市税制調査会の答申においては、横浜みどり税と森林環境税は、趣旨・目的及び使途においてまったく異なっているものであり、二重課税には当たらない、と確認されました。

横浜みどり税の概要

森林環境税は林業が成り立たない地域の森林整備、国産木材の利用を推進するための税金で、横浜みどり税は市内の緑の保全・創出の取組を進めるための財源となります。

横浜みどり税は本当に緑を守るために使われているのか?


横浜市役所

横浜市の緑を守るために徴税されている「横浜みどり税」ですが、本当に緑を守るために利用されているのでしょうか?

2021年にはこんなことがありました。

蔵さくらは二俣川駅北口から二俣川小学校方面の丘を上がった先の住宅街の一角の民有地にあり、地域住民らに愛されてきた。宅地開発に伴い伐採されることを知った西村さんらは「蔵さくら保全会」を結成。署名活動を通し、保全に向けた活動を行ってきた。しかし、計画は進み昨年9月、蔵さくらは伐採された。その後「蔵さくらに感謝の気持ちを伝えたい」という住民らの思いと、開発を行う三井不動産レジデンシャル(株)の協力もあり昨年11月21日、保全会主催で「お別れ会」を実施。活動にも一区切りが付けられた。

移植先は検討中
 掘り出しが行われたのは2月5日。切り株となって残っていた蔵さくらが重機を使い掘り出された。株は仮の移植場所の櫻井造園土木が所有する圃場(ほじょう)に移され、再生に向け維持・管理される。

さちが丘(緑区))"蔵さくら"が保存へ前

おかしいですね。樹木を守るために「横浜みどり税」使って市が動かなかったのでしょうか? 完全に民間が主体ですね。

もう一つこんな事例があったのでご覧ください。

 横浜市の旧上瀬谷通信施設跡地(同市瀬谷、旭区)を貫く「海軍道路」の拡幅計画に伴う桜並木の伐採を巡り、二つの市民グループが伐採を見直すよう求める署名を市に相次いで提出した。メンバーらは「多くの市民に親しまれてきた桜並木を残してほしい」と訴えている。

 13日に提出したのは、市民有志でつくるグループ「上瀬谷の未来を考えよう会」。署名サイト「Change.org」で4月17日から賛同を呼びかけ、伐採の取りやめや2027年に同跡地で開催される国際園芸博覧会(花博)の事業計画見直しなどを求める3万5053人分の署名を市の担当者に手渡した。

横浜・海軍道路の桜伐採「見直しを」 市民ら市に署名提出

以前、ご紹介した横浜花博の会場になっている旧上瀬谷通信施設跡地を通る海軍道路にある桜の木が226本も伐採されるのです。

横浜市は「老朽化が進み、再生が必要」として、伐採後に別品種を植栽して桜並木を再生させる計画を検討するとしているそうですが、伐採理由が横浜花博なのは明らかでしょう。

何せ花博のために現在森林を伐採している最中です。

横浜市は緑をまもるどころか率先して壊しています

山中市長もすっとぼけた態度を取っています。
「再生が必要」って当たり前です。

独自税を取っていない地方公共団体でも再生事業やっているのだから守るためにやりなさい。

ふざけた態度です。

署名は今でも続いています。下記URLになるので賛同される方は署名をお願いします。

桜の木をばんばんと伐採する横浜市はどこの緑を守りたいのでしょう?

これですかね?


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