『This is my Column_240917』Vol.3 ポンタさんとの思い出①
村上ポンタ秀一、言わずと知れた唯一無二のドラマー。僕が愛して尊敬してやまない人です。今しょっちゅう一緒にやっているドラムのグレイスさんも僕の同志。いつもポンタさんを感じながら演奏している。
僕は若い頃からずっとポンタさんとバンドをやってきた。が、定期的なライブハウスでのライブ、本当にお客さんがいなかった。ポンタさんをお呼びしてるのだからそれだけで客席が埋まる!はずがない。いや、最初は立ち見が出るほどの盛況っぷり。でも段々と減っていく。それが現実だった。そんな中ずっと通ってくれた方々には感謝しかない。
ライブハウスだからギャランティはチャージバックという決まりで、その日の来客数で変動する。
もう20年以上前のある日のライブの後の話。その日のバック分の「数千円」を裸で手のひらに折りたたみ、恐る恐るポンタさんに渡しにいった。あの、すみません、、実は、、今日これしかなくてと言うと
「あのさ、俺ぇぁあの仕事で来てんじゃないんだけど。そんな事ぁ気にしちゃダメだ」
静かに喋っていたけど完全に怒っていたはずだ。そうだ、うちらアマチュアバンドだったんだ。こんな贅沢な事があるのか。
ありがとうございます!!!思い出したら今でも涙腺が緩む。
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