低所得層の底上げ
物理的に簡単且つ、実効性のありそうな施策はお金の補助なのだろうが、ここで一つ気になるのが、果たしてそれで改善されるのかという疑問。
例えば、それなりの生活を送っていたが、失業や事業の失敗で貧困に陥ってしまったような人はお金さえあれば立ち上がれるのかも知れないが、生まれてこの方安定した生活を送ったことが無いような人が急に大金を手にしたところで、果たしてそれを有意義に使うことが出来るだろうか。
使い方がわからなければ、極端な贅沢をして終わりとか、騙し取られて終わりみたいな結末を迎えるんじゃなかろうか。
確かにお金を手に入れれば精神的な余裕を持てることであろうが、余裕が生まれたところで次の展開を考える技能や知識や方法を会得していなければ、お金を持て余してしまうだけみたいな事にはならないだろうか。
一体、そのような状況下からは実際に這い上がってきている人たちって、どうやってるんでしょうね。(根っからの不屈の精神の持ち主みたいな人は別として)
少なからず、国策的な金銭援助は得てきていないのだろうから、お金ではない別の要因があるんでしょうけどね。辛い生活から脱したいという渇望の元での行動と、少ない幸運を何が何でもつかみ取るという精神か?
そう考えると、精神的にまいってる人を救い出すってかなり難しいよな。というか、出来るのか?精神医療で何とかなるか???
無理やりにでも小さな成功体験を積んで、意欲を向上してもらうか?(どの程度まで無理やりしたら動いてくれるかですけど。。。)
原始的な生活に戻るというか、農耕生活からやり直すというのはありだと思うのだけれど、それも移住してくれたらの話だしな。
海外でも様々な金銭対策を実施して貧困率は低下しているらしいけど、別に限りなくゼロにはなっていないところを見ると、どこの国でもお金では解決できない層がいるってことだよな。
その層の人達には諦めてもらって、その子、孫世代に幼少期から適正な教育を受けられる機会を与え、時間をかけて改善していくしかないのかな。。。
まぁ、その前に日本では具体的な金銭的補助及び教育改革を一日も早く導入しないといけないんでしょうけど。そういう意味でいくと、這い上がって成功しているひととかに、そのノウハウを元にした支援団体みたいなを立ち上げてもらって、救済に力をいれるというのもありだと思うのだけど、みんな新興事業への投資とかにしかお金使わないんだよな。。。
税金上げてそこから得た資金を分配するのが手っ取り早いんだろうけど、そうするとギリギリ安定を得られていた人が、貧困層側に廻る可能性も孕んでいるという切なさ。。。
重厚な規制を緩和していき、稼げる人にもっと稼げる環境を与えて、その分分け前を多めに搾取しますか???
ふるさと納税とかクラウドファンディングとか盛り上がってきてるんだから、その辺にもっと控除優遇してあげて、そのお金を元手にするのはどうだろ?時代に沿っててありだと思うのだが。投げ銭とかもありかな?
早くモヤモヤした謎の閉塞感を何とかしたいんだけどな。。。