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【不登校支援③】子供も親も笑顔になれる支援を😀

今日は児童精神科医の主治医のお話です…😊

長男について児童精神科に受診する機会を得た私は、とても嬉しかったのを覚えています。多分一番大きいのは「一人で悩まなくて良いのかな」でした。
先生は今も、言葉から助けてくださってます。何の薬もない、何の魔法もない。それでも診療のあとは明日に向かう力が湧いてきていました。
お母さん、よく頑張ってこられましたね。
一緒に考えていきますからね。
折に触れてそうお話してくださいました。
今日はそんな先生のお言葉と私の心境を書いていこうと思います。

初診の時の言葉

「あぁ来れなかったかぁ、良いです良いです😀 いつか来てくれたらって思ってます。いつでも待ってるよーって伝えてくださいね」

初診の頃、長男はほぼ動けませんでした。
初診も長男本人が行くことはできませんでしたが、先生は受け入れてくれました(よくあることのようです、受診できない子も多いように思います。個人的には本人が受診できなくても受け入れてくれる先生が超絶おすすめ。「絶対においで」そんなしんどいことは学校で十分)。

生きるか死ぬかで連れて行こうと思ってる母にはしびれました。連れて行かなかったら受診できないんじゃないかと思ってました•••空から伝う細い糸、何とか掴んだ気分だったので。力が抜けました。今なら、そんな思いの重い母•••長男は嫌だったろうなぁと思います。


児童精神科医が最初に聞くことは「何時に寝ていますか、起きていますか」
「ご飯は食べれていますか」この2点です。
難しい時期もありましたが、朝起きて夜寝る、ご飯を食べる。この2点はほぼ守れています。

「初めにね、皆さんにこれだけ目指そうねって話をするんです。もうこれ出来てるんで、長男くん合格です。朝起きれるなんてすごい。長男くん、とっても頑張ってますね•••☺️」

合格‼️•••驚愕です。学校もいかず、のめり込むようにゲームしている長男が頑張ってる•••??驚きの言葉でした。
夜、ゲームなど電子機器は切る、その約束だけは守っていましたが、それだけ…。それも辛かったかと思うので、今となっては良かったか悪かったか分かりませんが…。
私とすれば、ゲームをするのみの長男を見てるしかない…何とかしよう、何とかしないといけない気持ちと闘ってました。ゲームは止めた方がいいだろう、そういう気持ちでずっと見ているような状況でした。長男は息が詰まっただろうと思います•••
児童精神科医は親子の味方です。きっと私の主治医なら、昼夜逆転していようと子の何らか良いところを見つけて話してくれたように思います。親子を傷つけるわけでもなく、ハッとさせられる言葉を使って。ガラガラと私の認識をぶち壊してくれただろうと思います。それはねー、、自分で見つけられたらいいのですが、あまりの子供の激変ぶりに無理だっただろうと思います。
でも、どんなお子さんにも良いところが必ずあります。絶対に。

私の認識を変えていくしかない

家に帰ったら呆然としつつ長男に謝りました。
「先生、あなたがとても頑張ってるって言ってたよ。そうなんだね•••
 わからなくてごめん。ずっと頑張っていたんだね•••。
 先生は私のわからない、あなたの頑張ってるところがわかる。どうやったら良くなるか、一緒に考えてくれる先生だよ。これから私は月に1回くらい通うことにする。先生いつでも来てって言ってたから、行きたくなったら一緒に行こう」

長男はゲームをしながら答えました。
「そうだよ、俺、頑張ってるんだ•••」

受診してすぐに子供が変わることはありません。でも、子供を見守る私の目、空気は変えていくことが出来ました。認識も少しずつ変えていくことが出来ました。
長男は駄目なんかじゃない。

受診が積み重なるにつれ、長男が先生を気にするようになりました。
「先生なんて言ってた??」
SCさんはそれを聞いて嬉しそうに言いました。
「それはもう、お母さんを通して長男くんは受診してますね。聞いてますね😀」
そっか、、そうか。そう思った私はさらに力が抜けました。行ってなくても私を通して受診してる、先生の声は届いてる。じゃあもう私の出来ることは十分だ、そう思いました。私は楽しく通って先生と話せばいいんだ。
そう思った頃、ある受診の日長男は言いました。
「行ってもいいよ」

•••大体そうです。期待も薄くなった頃、子供は動き出します。
外もほぼ出なかった長男が、受診できるようになりました。今では先生とふたりで話をする時間もあり、劇的ではないけれど少しずつ進んでいる気がしています。

不登校の大変さ、気持ちを共有できて、それでもその子本来の良さを気づかせてあげられる、そんな支援が大事でした。
私は専門家のようには出来ませんが、少しずつこうしてお伝えできたらなぁと思います。
今日も、ありがとうございました。

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