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【不登校とスポーツ少年団③】〜辞める決断でさえ、成長でした〜
こんにちは〜😃上がったり下がったりの毎日ですが、何とか毎日noteを書いてます。やるったらやるんや!!これは、私が尊敬する方の言葉。でもこれは、できる時だけです(笑
私もずいぶん動けない時間がありました。言葉も出ない。動ける時より、動けない•••そんな時の方がずっと苦しい。子どもらとそんな時間を共有し、だからこそ子どもらのことがわかる一番の味方でいたいと思う、今日この頃です。
不登校1年の間のバスケ
夏には起立性調節障害が悪化し(基本夏には悪化する💦)、出席自体も出来ないか、出来てもトイレにずっといて、私が迎えに行くか•••そんなギリギリの日々を超え、何とかこなしていました。本当に闘っていました。
ただ、練習日が半端ない。通常は週5(次男は行けて週2)。休日は午前午後とやる日もある。団員の中にも疲れが見え、トラブルも増加。
指導者の気持ちはわかります。勝たせてあげたい。
でも、それは•••子ども自身の中から湧き上がるものであって、日々の練習の楽しさから見つけてほしい。まだ幼い子どもたちの心を大事にしてほしい。
練習日を増やしてもっと頑張れというのは簡単ですが、そういうことではない。まだ若い指導者も悩んでいましたが、「めっちゃ頑張れ」方向に進むことを止める保護者もいなかった。実際、出来る子もいるので•••これは難しい問題ですね。全体の子どもらの成長を長い目で見てほしいと願っておりましたが•••
次男は、キャプテンの子をよく心配してました。潰れるのではないか、と。あいつが辞めたら俺も辞める、と。そして、全国大会につながる秋季大会までは、自分の限りある力をバスケに使おうと決めていたようでした。学校も、勉強もそれからだ•••と話していました。
私はそのまま担任の先生に伝えたこともあります(すごい親•••💦😅)
あなたが決めなさい
次男にはいつも、固い意志があります。こう、と決めたら曲げない強さがあります。
私は子供に対して、自分の意図と違ったら変えようとしたり説得したり•••受け止めることが出来ていないのを感じていました。
ある時から決めました。
そうなんだね、そう思うんだね。そうして受け止めて、私の意見は言うけれど•••あなたが決めたらいいんだよ。そう決定権を渡すことにしました。
現状うまくいってないのだから、どんどんやり方を変えよう、次男の自由にしよう。そう思いました。
秋季大会の体調不良
ですが•••次男が目標としていた秋季大会前に、体調が上がらなくなってしまいます。頭がいたい。吐き気がする。どうしても行けない•••。いつも復活してきた次男で、最高学年だけに、次男はユニフォームメンバーに入っています。メンバーは選考があり、大事なもの。
試合の3日前。私は、覚悟を決めて次男に話をしました。
「バスケがある日に症状が重くなる気がする。無理しなくていいんだよ、難しいって結論でもいいんだよ」
苦しんでいる次男は、目を丸くして驚きました。
「そ、そんなはずは•••そんなに俺は弱くない•••」
でも次男は、自分のテリトリーであり自由になれる山に登り、山で考え、決断をして来ました(動物みたいな次男なんです😅)。
「全部やめる。試合も、バスケも全て」
•••自分で次男に伝えたのに、次男から聞くと奈落に落ちたような驚きでした。次男をミスリードしたかと•••後悔しました。体調のせいなのか、精神的なのか•••私はどうしたら良いのか。
ママ友である会長に話しても、監督に話しても、返ってくる言葉は同じでした。
「次男のために連れてきて。チームのために連れて来て」
次男は頭が痛くて気持ちが悪くて、動けなくなるにも関わらず。バスケのことでダメなのかもしれないのに。出来ないのに•••
•••泣きました•••。大泣きです。私のやって来たこと全て、間違ってたんじゃないかと思いました。
色んな声が聞こえました。
でも私は•••バスケをしている次男が好きなんじゃない。
好きに楽しく生きてる次男が好きだ。大好きだ。それ以外は、今は大事じゃない。そう思いました。
ここで辞めなかったらまた同じことの繰り返しで辛いばかりだ、と次男は話します。ずっと悩んできたし、自分でしっかり決めたことだから変えるつもりは一切ない、と。
私は自分と対峙するしかありませんでした。私が次男に伝えた通りに、次男は自分の意志を決めたのですから、そうするしかない•••
ママ友の輪も、周りの保護者も、たくさんかけてもらった声援も、温かい励ましも恩も。どうしたらいいんだろうと思いながら、引き裂かれるような気持ちで次男の決定を貫きました。
その後。しばらく次男は不安定で、荒れていました。どうなるかな•••と思っていたら。
次男は、以前自分で決めた通り全くやっていなかった勉強を始め、ついに学校に行く、と歩みを進めました。驚きました•••。
私は、どうしてもどうしても次男に伝えたいことがありました。
バスケをしてきたことも、体調の悪い中頑張ったことも、やめると決めたことも、何も無駄じゃない。確かに周りに迷惑はかけたかもしれないけれど、私はあなたを誇りに思ってる。それを何とか伝えたいな•••と思いました。
次男の気持ちが落ち着くのを待って、監督と話をしました。
学校に行きはじめてしばらく経って、スポーツ少年団に退団の挨拶へ行きました。2ヶ月、かかりました。
じっと待ちました。何度も何度も、次男は間違ってないと伝えていきました。私が思うことが次男に影響すると思ったので、悪いことをしたわけではないとどんどんと自分の意識を変えていこうと思いました。
誰に何と言われても意志を変えない強さ。私もその意志を守れたこと。
次男は言います。
「俺が決めたことだから。何の後悔もないよ。誰になんて言われるかは気になることもあるけれど、受け入れる」
大事にしてる何かをやめると決める時でさえ、成長はできる。しっかり自分で悩んで決めたから、次に向かう力になる。それを次男は鮮やかに見せてくれました。
少し次男は顔が変わったように思います。
自分で決めたことが、今の彼を作っているように思えてならないのです。
母も子も、よく頑張りました•••😃
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