<作詞>アカシヤの港町(ご当地系ムード歌謡・大連編)
作詞(歌謡曲)が趣味です。旅情溢れる中国の東北部に魅力を感じていた頃、 風光明媚で港町が美しい大連の街に関する歌詞を作ってみました。 (中国語は初心者なので、まずは日本語です。)
■日本人にも親しみのある異国の街、情緒あふれ、路面電車のある港町「大連」を舞台にした 追憶の詩。
■子供も独立し、自分自身の時間が取れるようになったとき、ふと過去の人生を振り返り、 若き日々の思い出を辿るという設定です。
■過去から今、そして未来へ、港町「大連」が 醸し出す郷愁を、ぜひ味わっていただきたいと思います。
■昨今は浅い曲ばかりの日本の歌謡界ですが、私は70年代の物語性やメロディー性がある曲に惹かれます。無名の私ですが、日本語中国語問わず、いつか誰かに口ずさんで頂けたらと願っています。
■趣味の作詞ですので、政治的なコメントや誹謗中傷はご遠慮ください。
<作詞> アカシヤの港町 (ムード歌謡)
作詞:長岡 吾朗
(1番)
港を見下ろす坂道の
遅い春を迎えた街に
アカシヤの花が咲き乱れるの
懐かしすぎて嬉しいわ
貴方は何処かで平凡に
愛しい人と暮らしているの
瀋陽(しんよう)かしら上海かしら
幸せならばそれでいいのよ
追憶辿って、訪ねたの
一人の旅もいいものね
貴方と語った夕暮れの
洋楽流れる喫茶店
船の汽笛がさみしげね
思い出重ねた大連の
遅い春を迎えた街に
アカシヤの花が咲き乱れるの
変わらないわ、この並木道
涙に浸る、港町
(2番)
路面電車の走る街角
遅い春を迎えた街に
アカシヤの花が咲き乱れるの
できる女を気取ってみてね
ヒール引っ掛け石畳
街の雑踏追いかけながら
強がりかしら優しさかしら
貴方は愛を教えてくれたの
心にしまったアルバムを
開く余裕もなかったものよ
あなたと語った夕暮れの
家の灯火(ともしび)段々と
船の汽笛がさみしげね
思い出重ねた大連の
遅い春を迎えた街に
アカシヤの花が咲き乱れるの
変わらないわ、この並木道
涙に浸る、港町
(エンディング)
変わる変らぬこの街に
アカシヤの花が咲き乱れるの
遅い春を迎えた街に
アカシヤの花が咲き乱れるの
嗚呼、嗚呼