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川口クルド人問題(2)〜難民議定書〜

 第二次大戦後、ほとんどの植民地が独立したが、過去の分割統治や適当に決められた国境線などの影響で、紛争の種はおびただしくあった。そこで、やはり介入が必要という発想となる。
 そこで目をつけられたのが難民条約。キモとなる時間的制約を取り除き、条約よりもよほど簡単な手続で、1967年に議定書として成立した。
 欧米は1800年代、「白人は、未開の人種を文明化する責務がある(White man's burden)」などと宣い、世界中を植民地化していった。
 現代においては、統治能力がない国や地域から迫害された人々を救い出すことが、リベラルの重要な責務と考えているようだ。
 難民申請では対立軸が必要となる。「迫害者」と「被迫害者」だ。
 他国で難民申請をしている日本人もわずかながらいるのだが、誰からどのような迫害をされたと主張したのだろうか。