中国EC事情:新興ECサイト「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」
ニイハオ、ゴローです!@上海
先日、中国に進出して10年ぐらい経つ日系企業の総経理(代表)の方とお話しさせて頂いたのですが、進出してきた当時の「強み」が活かされなくなってきており、リブランディングが必要になってきたのでは?上海で戦っていくのは、今後は更に厳しくなってくるのでは?といったような課題が浮かび上がってきました。
そこで、最近、急成長中の新興ECサイト「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」が話題に!
最近でこそ、中国のEC事情が日本でも話題になるようになってきましたが、大手2社の天猫や京東が有名ですが、この2強は抜かれないだろうと思われていましたが、すごい勢いで猛追してきたのが「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」なんです〜
上海友人の寺っちこと寺村さんのブログを読んでみてびっくりですが、どうやら京東を抜いて2位になっているとの事です〜
詳細記事はこちら!
特徴の一つには、ユーザーが「2級、3級都市」に多いことです。
日系企業のBtoC企業の多くは、「上海」や「北京」などで出店していたケースが多いですが、家賃の高騰、他社との競争の激化、人件費の高騰などでかなり苦戦を強いられていますが、そこで次なる戦略の一つに中国本土で内陸の「2級、3級都市」などに展開することなどが挙げられます。
然し乍ら、中国ではご存知の通り、ECでの購買が活発になってきているため、リアル店舗を出店するのも、躊躇してしまう傾向にあります。
そこで、この「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」に興味を持つ企業が増えてきております!
弊社にも、「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」の運用に関してのご相談などが増えてきているのはこうした背景があるからのようです。
「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」に出店して、今までの顧客層ではなかった層にリーチできれば、企業側にとっても非常に今後の成長に期待が持てるようにもなります。
今まで、中国のECサイトに出店するなら天猫、京東のいずれかがおおかったのですが、運用コストや広告費などを考えると、なかなか利益を伸ばすところまでいける企業は少なかったので、今後、この「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」に出店する日系企業も増えてくるんじゃないかと感じています!
当然、このまま天猫や京東などが指を加えてるだけとは考えられませんので、次なる戦いもきっと壮絶なものになってくることが予想されますが、ユーザーにとってはこうした企業間の戦いがあればあるほど、いいサービスにも成長していくので、今後どう変化していくのかが非常に楽しみです。
個人的には、「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」を使って購入したことがないので、一度使ってみたいと思います!笑