今日の広告#1 白髪で悩む人を応援しようキャンペーン(ホーユー株式会社)
2020年、広告に携わるようになってから、
この広告ってだれに向けられたものなんだろう?
この広告はどんな行動してほしいんだろう?
って日々考えてます。
せっかくなら考えをストックしておきたいし、誰かと意見を交換するきっかけになればいいなと思って、「今日の広告」シリーズ始めました。
ゆるーく更新していきますが、コメントなどで皆さんの考えを教えてもらえると嬉しいです。
さて、記念すべき第一回は、Twitter広告「白髪で悩んでいる人を応援しようキャンペーン」(ホーユー株式会社)です。
LPはこちら
この広告いろんな意味でとても興味深かったです。
自分ごとではなさ過ぎて(笑)
ちょうど散髪の投稿をしていたので自分で、何かキーワードに反応してしまってるのかなって思いました。
ただ同世代の別の方にも表示されてたようなのでそんなことない模様。
●応援メッセージということは、商材購入目的の人がターゲットではない
●かつ、白髪で悩んでいるわけではない20代男性にも配信されている
ということは、以下の可能性が考えられるかなと思いました。
①商材のターゲット年齢未満の潜在層に認知を広げている
②間違えて配信しちゃった
③広告代理店がCPC下げて報告するためにあえてメインターゲット以外にも配信している
④その他何か理由がある
最初は②かと思いました(笑)
話題性を目的にした広告か?
「応援メッセージ」での話題拡散や将来の潜在層への認知拡大を図るキャンペーンは多いので、その可能性ももちろんあります。(「応援メッセージ キャンペーン」で検索するとたくさん出てきます)
・クロネコヤマト
・JAL
ただ、これらの商材の特徴は、比較的高い確率で「近い将来利用する可能性がある」ことです。宅急便も航空機も、そのシーンになったら広告を思い出して利用を選択するかもしれません。
一方、20代前半男性が今白髪染めメーカー・ブランドを認知して、いざ利用する年齢になったとき思い出せるかと言われると怪しいですよね(そのブランドがなくなってる可能性のほうが高そうです)。
むむむ、、、
設定ミスではないとすると、なんでこのキャンペーンやってるんでしょうか?
その答えはどうやらキャンペーンに応募してみると見えてきそうです。
■第三の目的
キャンペーンページから「応援メッセージ」の入力を進めると、一緒に以下の回答の入力画面になりました。
なるほど。
これなら直接のターゲットでない僕にも配信されていた理由はわかります。
インターネットリサーチの集客も兼ねて、Twitter広告を使っていたわけなんですね。
リサーチと広告
インターネットリサーチを大規模にかけようとすると、このくらいの設問でも百数十万円はコストがかかるでしょう。
一方で、調査にお金を使うくらいだったら、ユーザー獲得できる広告に予算を振り分けたい、という企業はたくさんあります。
それでも調査がやりたいマーケティング担当者さんの意思なのか、代理店さんの知恵なのかはわかりませんが、広告で集客ついでにアンケート回答してもらいましょう。って施策になったんだと思います。
とするならば、リサーチでの比較のために一般消費者も集めたいはずなので、Twitter広告は理にかなってるなって思いました。
あれ、これ以外といいな
Twitter広告提案のネタが一つ増えました|
ゆるーくといいつつそれなりに書いてしまいました。
次回はゆるーく書きます。