2020年のふりかえり

今年も多くの方にお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。喪中のため新年の挨拶は控えさせていただきます。(劇団のYouTubeではそれっぽいことは言うかもしれませんが。)


今年は、本気で演劇を辞めて、北海道に帰ることを考えた年だった。結果として、帰っていないし、コロナで帰省もままならなくなってしまった。心身ともに変化の大きな年だった。

1月
初めて東京ドームにプロレスを観に行った。自分が買ったチケットの種類の中で最前列だったため大興奮しながら観たのを覚えている。そして、その後第二回公演『グロサリー』の稽古。本当に書けなかったことが印象深い。俳優さんたちとスタッフさんの力も借りて、なんとかなったけど大変だった。うちの公演は良い人達が集まってくれるから助かる。

2月
『グロサリー』本番。この公演が今年行ったことだとは思えないほど遠い記憶になっている。コロナをギリギリ避けて無事に全ステージ終了。運が良かった。劇団半開きの公演に演出助手で参加、稽古スタート。

3月
劇団半開きと並行して劇団番長ボーイズにも演出助手として参加。2団体とも公演を実施できるか分からないなかで稽古は続いた。自分の体調もいまいちのなか、家族の入院と死別、どちらの公演も中止。頑張らなきゃいけないと思いつつ何も出来ない自分との向き合い方に苦しんだ。

4月
長年勤めたバイト先のスーパーを辞めて、別のスーパーの面接を受ける。これはとても良い判断だった。何もないので、映画ばかり観ていた。

5月
新しいバイトスタート。同じスーパーなので、普通に出来た。YouTubeを始めることを計画、準備を開始。

6月
劇団員や何人かの知り合いと話して、第三回公演の延期を決定し発表。これから規模を大きくしていこう、頑張ろうと言っていたので、もうどうしていいか分からなくなる。

7月
上野さんが拾ってくれたおかげで『IN HER TWENTIES 2020』に演出助手として参加。同世代の素敵な女優さんだらけなのに飲みにも行けず、会話も少なめで少し悲しかった。でも、公演の成功のためと消毒し続ける日々。

8月
無事に小屋入り、マスク越しではあるものの久しぶりの現場は楽しく、稽古とバイトの日々。ここで知り合った女優さん10人とはまたどこかでご一緒したい。

9月
全ステージ、無事に終了。努力が無駄にならず安心。バイトと観劇の日々に戻る。

10月
果てとチークの配信公演で久しぶりの舞台監督。慣れないことだらけで迷惑をかけた。バイトや観劇、現場とスケジュールを詰め込んでいた。演出助手で参加した円神プロジェクトの打ち合わせも始まっていた。この頃から調子がおかしくなってくる。

11月
心身ともに爆発。頭ぱっかーん。死にかける。演出助手の先輩であり、恩人の白鳥さんと劇団員の泰成に救われる。人生初の現場離脱。しばらくお仕事はお休みした方がいいと思いますとお医者さんから言われて、今後のスケジュールを白紙にする。来年の5月まで大きい仕事も含めて多く入っていたので、悔しかったが、現場復帰までには時間がかかることは自分が一番分かっていた。冬眠スタート。

12月
ひたすら寝て、ご飯食べて、映画を観て、たまに観劇するだけの日々。本当に冬眠。少しずつ回復には向かっているが、治るまでには時間がかかるものなので、焦らずに今は休もうと決める。


2020年は個人的に多くのものを失った。もちろん私なんかと比べられないほど悲しい思いをした人が多くいたことは事実だと思うが、私の中で2020年は辛い年だった。失ったものを誤魔化すように、考えなくて済むようにスケジュールを無理に詰め込んで、とにかく仕事を演劇をと追い求めた結果、体が動かなくなった。改めて、ご心配とご迷惑をおかけした皆さま、申し訳ございません。また元気になったときに一緒に何か出来れば嬉しいです。

その一方で助けてくれる友人や支えてくれる味方がいることも実感した。いつもありがとうございます。


しばらくは様子を見ながらのお仕事となりますが、もしもお仕事のご相談などありましたらご連絡ください。現場ではなく、在宅での作業や相談相手など出来ることはお力になりたいと思います。よろしくお願いいたします。

延期している劇団公演も世の中の情勢を見つつ、準備中です。お待ちいただけると幸いです。


YouTubeもやってますので、よければ覗いてみてください。
コメント、チャンネル登録もお待ちしております。

https://youtu.be/rVfgXYQZTsE

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平井隆也
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