【68】なぜ感情は伝染するのか?
◆結論
生存確率を上げるために無意識に相手の感情を理解し、それを自分の感情として感じようとするから。
◆解説
例えば、過去にお母さんがブチ切れて家庭の雰囲気が悪くなった経験ありますよね。これはお母さんの不安やストレスが伝染しているからです。(怒りは不安やストレスから生まれる2次的な反応です。そのためこの場合は怒りではなく根本的な不安やストレスを周囲の人は感じとります。)
感情が伝染するのは、他人の感情をあたかも自分の感情として感じるからです。これは、相手のことを理解し、その状況を自分と重ね合わせて共感することによります。さらに、これは脳内のミラーニューロンと呼ばれる神経細胞が関与しており、他人の表情や行動を観察することでその感情を理解し、自分も同様の感情を感じるように反応するからです。このミラーニューロンの働きは、生存確率を上げるためであり、他人の感情や反応を迅速に理解することで危険を回避しやすくなり、また相手の行動を模倣しながら理解を深め、さまざまなことを習得することができるからです。
◆深掘り
なんで感情は伝染するのか?
相手の感情をあたかも自分の感情として感じるから。
↓なんで自分の感情として感じるのか?
相手のことを理解し、その状況を自分と重ね合わせたりし、共感するため。
↓なんで相手の状況を自分と重ね合わせたりするのか?
脳内にあるミラーニューロンと呼ばれる神経細胞が、他人の表情や行動を観察することで、その感情を理解し、自分自身も同様の感情を感じるように反応するから。
↓なんでミラーニュートンは相手の感情を理解して自分も同様の感情を感じるように反応するのか?
生存確率を上げるため。
他人の感情や反応を迅速に理解することで、危険を回避しやすくなり生存確率を高めるする。また、ミラーニュートンは他人を鏡のようにまねしながら、相手を理解し自分の行動にも反映し、相手を理解するため、相手の模倣をしながら、さまざまなことを習得する。