車のメンテナンス神

実話ですが、ある日、社用車で帰りました。
40キロ以上離れてる会社に通っていたのですが、毎日4時起きで旅行気分で通勤意識無く車で通ってました。

もう一度書きますが、その日は社用車で帰りました。直で顔を出す機関に行く予定があったからです。その時乗っていたワゴンR、なかなか乗り潰していましたが、オイル交換や、タイヤ交換などメンテナンスはそこそこしておりました。電気系統もぬかりはなかったはずなんです。

さらにもう一度書きますが、その日はワゴンRを会社に置いて社用車で帰りました。普通に帰ってきてご飯食べて寝ました。午前1時、携帯が鳴りました。会社からでした。24時間誰かがいなくてはならない職場で、その日はおじいちゃんみたいな社員さんが待機してました。

で、夜中に謎の電話が鳴り、出てみるとお前の車からクラクションが鳴り響いて止まらないとのこと。

想像しました。田舎の広い敷地だったのですが、そんな場でクラクションが、パーって鳴り響いてるんです。迷惑や事件以外考えられないです。窓ガラス割っていい?という確認を受けましたが、今から行くと伝えて向かいました。

近づくにつれて、暗闇から謎のクラクションが聞こえてきます。

いざ会社に着いたら、パーのクラクション音が霊柩車が発進する時のごとく鳴り響いてました。即ドアを開け処置をしたいと思ったのですが、何をすれば止まるのかわけわからんわけです。

そして、何かあった時のヒューズBOXに気付くのに時間がかかりました。しかも古い車なのでヒューズがなんのヒューズか分からんのです。もうどうにでもなれと初めに抜いたヒューズが当たりでした。黒ひげだったら負けです。一瞬で辺りは静まりかえり、虫の声が聞こえたのを覚えています。

午前3時、わざわざ社用車で家に帰ったのになんでこうなった、と虚しく思い、タバコをひと吸いしてコーヒー買って家に帰りました。その後、ほぼ無睡で仕事先へ向かいました。

そしてその日から個人の車のキーは事務所に預けるシステムが生まれました。

あの日あの時、結構な仕事してたなぁと今思うのです。36時間勤務とかよくこなしてたなぁ。

やめてよかった。

車はどういう仕組みでできているか、覚えるキッカケとはなりましたが、皆さんも気をつけてください。