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写真集をつくるお話 #10
みなさん、こんにちは。
ここまで「写真集をつくるお話」を見ていただいた方は本当にありがとうございました。
写真集「 DEER PARK 世界でここにしかない奇跡の場所 」は本当にじっくりと時間をかけてつくることができました。みんなで何度も話し合い、色んな意見も出し合い、取り入れながらつくることができ、自信をもってみなさんに見てもらえる一冊になったと思っています。
今回の著者である佐藤氏は奈良にお住まいで、ここ京都からも近いので何度もお会いして打ち合わせもできました。
ですが、写真家さんによっては、北海道在住の方や沖縄在住の方、さらに海外在住の方もおられます。その場合は何度もお会いすることは難しいのですが、作品にかける想いはみなさん同じです。
そして当たり前ですが、自分が撮影したものを世に送り出したいのです。今の時代SNSなどでも発表できたりと本当にたくさんの写真作品がネット上で知ることができます。コミュニティツールとしてもネットは最強です。
でも、やはり本にして、形にして、全国のみなさんに見てもらえる喜びは格別だと思います。
一枚の作品では伝えられない物語。書店に並ぶ姿。色んな装幀デザイン。手に持った感触や匂い。形にすることでコレクションとしても大事に扱ってもらえたりする。トークイベントなどで直筆のサインをする。等
デジタルの世界では味わえないリアルな感動を与えてくれるのが本なんです。その本をつくるために色んな人の想いや物語があるということも少し知っていただけると嬉しいですね。
さて、既に奈良の啓林堂書店さんでは先行販売されていますが、もうまもなく一般発売となります。
ここで少しだけ中身紹介いたします。
「DEER PARK 世界でここにしかない奇跡の場所」
佐藤和斗・著
・サイズ/H220×W240㎜ ・ページ数/120ページ ・作品点数/カラー107点 ・言語/和文、英文 ・ソフトカバー ・定価/本体2,700円+税
年間約1300万人を超える人々が訪れる奈良公園。海外の観光客からは鹿の公園「 DEER PARK 」の愛称で親しまれています。現在1300頭もの鹿たちが自由に暮らすここはまさに楽園そのもの。
人と野生の鹿が共生する場所・奈良公園は「世界でここにしかない奇跡の場所」です。この地で撮影をし続ける写真家・佐藤和斗氏が贈る奈良公園を舞台にした写真集第3 弾となります。
日本のみならず世界へ向けてここ奈良公園の魅力を伝えるため撮られた至極の作品をぜひご堪能下さい。
また、今や世界的な観光地となっている奈良公園ですが、マナーや環境の問題など、知らないところで様々な哀しい現実も存在しています。早朝からゴミ拾いをするボランティアの方々や、毎日保護活動をされている「奈良の鹿 愛護会」の方々の存在があることを少しでも多くの方に知っていただきたい。
正しいマナーと知識で接することが鹿と人間とのトラブルを防ぎ、共生へ良い方向に繋がるようにこの写真集を通して一人でも多くの方の意識を変える力になれたらと願ってつくられた一冊でもあります。
▼本文紹介▼
この場所には鹿たちの物語がある。
この鹿たちはれっきとした野生動物。
妊娠した雌鹿は安全な鹿苑に保護されるが、中には人目のつかない公園内で出産する母親も。
夏の風物詩「鹿だまり」といわれる不思議な光景。
秋に鹿の子模様の小鹿に出会えるのは珍しい。
奈良公園には鹿たちが暮らす森がある。
幻想的な風景に出会えることも。
まだまだ魅力的な写真はたくさんありますので、ぜひとも1ページ1ページじっくりとご覧いただけると嬉しいです。
また、トークイベントなども予定されているので、ご興味のある方はぜひこの機会にご参加ください。イベント情報は佐藤氏の公式ホームページなどでお知らせしております。
[佐藤和斗オフィシャルサイト]
これからも皆様の心に響く本づくりをめざします。今後とも何卒よろしくお願いいたします。