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経営者の叶わない夢「 社員の経営者意識 」と優秀な会社員を見極めるたったひとつの質問。

A:数字を「 覚えさせる 」

かなりの確率で、経営者は「 社員にも経営者意識(感覚)を持って欲しい 」と望んでいます。それが故に「 経営者意識を持ってもらうための研修をお願いできないか? 」と何度も相談を受けてきました。

の度に、私は「 NO 」と、お断りをしてきました。「 やっても無駄です。なぜならば… 」と、やらないことを前提に経営者を説得していました。まぁ、仕事の相談を受けて断るコンサルも珍しいちゃ珍しいです。

断る最大の理由は「 社員に経営者意識をもたせることは不可能 」だからです。だから、無責任に仕事を受けることはせず、お断りをしてきました。

誰も教えてくれない、経営者と社員の「 最も 」違う意識は?

この質問に答えられる人は、経営者意識があります。が、まず、んなことを考えて働いている人はいません。

A:給料日


トップ会社員、普通の会社員、ダメダメ会社員、どんな会社員であっても「 給料日は、お金を貰う日 」です。ずーっとです。だから、サラリーマン、と言います。

経営者にとって、給料日というのは「 お金を支払う日 」です。

これが「 意識の異なり 」です。以上。

会社員にとっては、お金が増える日で
経営者にとっては、お金が減る日です

全く違います。この感覚こそが、経営者です。「 給料日にお金が支払えなくなったら、終わり 」なんです。

会社員からしたら、生活費です。が、経営者からしたら、固定費です。我々会社員には「 給料日は固定費だ! 」なんて、感覚分かりません!誰でも文章で読むと100%理解できます。それと「 経営者意識、経営者感覚 」は全く異なる次元です。

「 経営者意識を持て! 」と啓蒙するのは自由です。が、文章で理解はできても、意識を持つことは無理です。「 稀に 」持てる人もいるかもしれません。が、それは偶然であって、再現性はありません。諦めてください。言い過ぎると「 経営者意識持て持てハラスメント 」って意識を持ってください😁

優秀社員を見極める超簡単な質問、つまり育成方法?

優秀な社員を見極める方法は簡単です。

Q:会社の業績(数字)を質問する

ほとんどの会社員は、答えられません。なぜなら「 興味が無い 」からです。興味が無いから、知らないんです。営業マンであれば、自分の数字を知っている人もいます。が、実は、知らない人も多いんです。試しに聞いてみてください。で、自分の数字を知っている営業マンであっても、会社全体の数字となると、途端に知らない人が増えます。

Q:昨年の年商は?利益は?
Q:先月の売上は?利益は?
Q:先月の来場客数は?

Q:営業利益率は? Q:自己資本比率は? なんて、怪奇現象レベルの数字かもしれません。 

特に、難しくないこれらの数字であっても、答えられる会社員はほとんどいません。まず、その「 現在地 」を知りましょう。いかに「 経営者意識 」が、無駄な啓蒙活動かを知る機会にもなります。

だからこそ…

優秀な会社員を育てる方法は、実はシンプルです。

A:数字を覚えさせる

手段の目的化を突き抜けましょう。とにかく「 覚えること 」を目的化しましょう。これです。
逆に、会社員の方は「 数字を覚えること 」を徹底して手段の目的化しましょう。気づけば、優秀社員の仲間入りしています。

数字が強い、弱いの勘違い!

「 私は数字に弱くって… 」

と言いたい人が溢れています。もう、分かりましたね?数字に弱いんじゃなくって「 覚えていない 」んです。

「 昨年の年商が2.5億円 」なんてのは、数字に強いとか弱いとか無関係です。
「 先月の来場客数が、850人 」なんてのは、数字に強いとか弱いとか無関係です。

ま、興味が無いっちゃあ、それまでです。私も、会社員時代、とにかく興味がありませんでした。んなことよりも、目の前のお客様に喜んでもらうこと、を考えていました。1点でもオモシロくできないかなぁ~とか、自分らしい価値提供できないかなぁ~って考えていました。が「 無理矢理 」数字は覚えていました。手段の目的化、最高!それでOKです。

プロの会社員とアマチュア会社員を分けるのが「 当事者意識 」です。自分事か?他人事か?のあれです。経営者が教育できるのは、経営者意識ではなく当事者意識です。

(✗)経営者意識
(◯)当事者意識

プロの会社員は、つねに当事者意識で物事を捉え行動します。事なかれ主義ではなく、事あり主義で判断します。自分が不調でも目の前の利益よりも全体最適を優先します。アマチュアは、いつも事なかれ主義で他人事です。自分の事にしか興味ありません。

その「 ふるい分け 」をするのが「 数字を覚えさせる 」です。自分以外の数字を強制的に覚えさせることで、当事者意識を育成し続けます。見事に行動に現れるので、ぜひやってみてください。

逆に、会社員の方は「 (会社の)数字を覚える 」と、数カ月後、気づけば自分の意識が変わっていることに気づけるでしょう。お試しください!

※給料日に、何円入金されているか? は、ほとんどの人が知っています。当事者のことやからね。


数字が弱くって…と言わせないのも経営者・リーダーの仕事!数字を覚えてwin↔win!


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