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【好きな映画】コンテイジョン

 はい、わたしの好きな映画を備忘録がてら共有するシリーズです。
 今回もスティーブン・ソダーバーグ監督のパンデミック作品「コンテイジョン」です。

 ソダーバーグ監督らしく、毎回くらくらするくらい豪華なキャスティングです。また、主人公格が複数おり、同一の課題に対し、それぞれのキャラクターがその立場に応じて、それぞれ異なる対応をするというスタイルも特徴的です。

 以前ご紹介した「トラフィック」おなじスタイルの作品です。

 本作「コンテイジョン」特徴のひとつは前述のとおり、くらくらしてくる豪華キャスティングです。

・ベス・エムホフ(商社幹部):グウィネス・パルトロウ
・ミッチ(ベスの夫):マット・デイモン
・チーヴァー (CDCのえらいひと): ローレンス・フィッシュバーン
・ミアーズ(CDCの調査員):ケイト・ウィンスレット
・クラムウィディ(ブロガー/インフルエンサー):ジュード・ロウ

 ね、くらくらしますよね。気が散ってしかたありません
 今回はネタバレなしだとなにも説明できないので、サクサクとネタバレしながら進めます
 あの大女優グウィネス・パルトロウが、早々にウィルス感染して死亡。「その扱いだいじょうぶなのか?」と思ったのですが、ご安心ください。ちょいちょい回想シーン(重要)で登場するし、エンディングでもある意味独壇場です。
 
 そして本作品の最大の特徴は、「予言」のようなものだったことです。
 作品の公開は2011年でした。が、2019年からのコロナ禍が、そのままこの映画をトレースしたかのような現象だったからです。

感染の震源地は中国。劇中では香港の九龍(世界最大の人口密集地かつ、全世界にアクセスできる立地条件という建付け)という設定
バイオ兵器の暴露、という見解をするものもいた
・ワクチン開発の製薬会社に対する陰謀論
・ワクチン開発するも途中で変異
・理屈ではわかるものの、アメリカ人がみんなこぞってマスクをする場面を見て、「さすがにそんな現象は起きないのでは」と思っていたのに、現実でそのままの事態になる
・識者の見解は「人の流れをとめること」が事態の収束にもっとも効果があるということで ⇒ ロックダウンと戒厳令
・パニックによる民衆の暴動

 などなど、理屈で考えるとパンデミックが起きた際にはこういう対応があり、こういうことが起きるんだろうと想定はできるのですが、その8年後には、映画の内容がほぼすべて現実のことになった、というのはおそろしいです。

 エンディングでベスグウィネス・パルトロウ)が幹部をやっていた商社が原因でパンデミックが起きたことが判明します。ストレートな因果応報……。
 そんな感じです。

 過去の映画紹介はこちらです。

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