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玄奘の人生から学ぶこと、そもそも学ぶと言えるのか、と自問自答しながら書く日記
Podcastにはコンテンツがたくさん
最近はCOTEN RADIOばかり聴いているが、
今までは他のコンテンツも聴いていた。
音声コンテンツは、ながら聴きできるので、
車での移動の多い私には最適である。
岩手県は、一番大きい県ということもあり、
車が欠かせない。
現在COTEN RADIOのバックナンバーを、
順番に聴いているが、最近『玄奘』回を聴き終えた。
『西遊記』三蔵法師のモデルとして有名な玄奘。
元文献を読んでいないが、
放送を聴いて感じたことを書いていきたい。
◼️知識欲の塊り
勉強のために命を投げ出せるか
玄奘の人生をCOTEN RADIOで聴いて思ったのは、
あそこまでできる人はいない、ということだ。
地球1周半の距離を歩き、
砂漠を越える際に死にかけ、
氷山を越える際にはお連れの4割が亡くなる。
そんな壮絶な旅をしてまで、
真理の探究に挑んで行く。
情報に溢れる現代
玄奘の生き様からは多くの示唆が得られるのでは?
と思わされた放送であった。
あらためて、玄奘を知る機会を与えてくれた、
COTEN RADIOの存在に感謝したい。
この放送を聴かなければ、浅はかでポンコツな私は
「玄奘?三蔵法師のモデルになった人でしょ?」
くらいの認識しかなかったであろう。
そんな玄奘が学びたいと思ったのが『唯識論』だ。
放送中に深井さんから紹介された本は、
以前『荒木博行のbook cafe』でも紹介されたので
既に購入済みであった(積読状態だが…)
これを機に読み進めたいと思う。
◼️Wikipediaで調べた気になってないか
放送中最も突き刺さった一言
玄奘のお話のマトメとなる最後の放送中の言葉だ。
noteを書く際に、よくWikipediaから引用する私には
耳の痛い話であった。
真に学ぶとはどういうことか?
そんなことを考えさせられた次第である。
玄奘の凄まじい人生から得られたのは、
『知った気になっていないか?』
『学んだ気になっていないか?』
『勉強したつもりになっていないか?』
という問いであったように思う。
哲学的な思考とも言えるのかもしれない。
知ったかぶりしそうになった際には、
玄奘を思い出したいと思う。
◼️私的目的と公的目的
正しい仏法を伝えたい
玄奘の人生からは『公的』と『私的』
ということを考えさせられた。
自らが知りたいという『私的』欲求や目的が、
人に伝えたいという『公的』欲求や目的に変わる。
私的欲求を突き詰めると公的欲求が出るのか?
それはおそらく人それぞれなのだろう。
年齢を重ねることで、
自分自身の中に積み重ねられたものを、
後世に残したいと思うのかもしれない。
私的目的と公的目的が同じベクトルを向いている。
そうしたことが人生に彩りを与えるのかもしれない、
そんなことを感じた次第である。
◼️人・本・旅
出口治明氏の書籍に書かれている言葉
出口治明氏と言えば、言わずと知れた、
ライフネット生命保険株式会社の創業者であり、
立命館アジア太平洋大学学長である。
そんな出口氏の著書
『働く君に伝えたい「お金」の教養』の中では、
人生を豊かにしてくれる3つの要素として、
『人・本・旅』が挙げられている。
玄奘の人生を、私のような軽薄で浅はかで、
ポンコツな若輩者が評するのはどうかと思うが、
まさに彼の人生は『人・本・旅』なのではないか。
本を読む中で限界を知り旅に出て、
旅をする中で人に会い人に愛され、
人に伝えるためにまた旅に出る。
玄奘の人生から得たものを、
今後の人生に活かしていきたいと思う。
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