「しんど。群がんな。散れ」

しっしっと手をやってドスの効いた声を響かせるロン毛男は、口先とは裏腹にオリオンビールに駄作は存在するのかということばかりを考えていた。惰性でやるなら足洗え、と言われようが洗い場がないならしょうがない。もうずっと、暗がりを歩いてきたから。今日が楽しけりゃ本当にそれがベスト。

関係ない短編を挟んでしまった。この#4結構胸にグッとくるものがあったのだが(普通に泣いた。ピュアなのか)、コメントを読むと皆作り物アレルギーらしい。私は、タイムスリップしてやって来たかのようにあれやこれやと手を尽くして解散を止める人間が周りにいて良かったと思った。ただ単純に。

それはこのコンビがおもしろいと信じて疑わない人のやった行動であり、それほどの魅力があるということ。

前までは、君の言葉によってアイツの「見られ方」がもう変わってきちゃってるから。解散した方がいいよ。などとほざいていた私だが、これを見た今どうなのだろう。行きたかったな、20日。こういうことを乗り越え継続している全ての漫才師に感服しかない。どう転ぼうがその先に待っているのは笑いでしかないから、、と願って。