New York遠征【念願のニューヨーク。人生初のフライト逃しから始まる旅】
ついに私、若干24歳にして初NYをかましてきました。遅い。生まれた1ヶ月後に訪れてたらとんでもない感性が磨かれたかもと思いながらも、やっぱり夢の国。
最高の上のより最高な時間。
まさにランド・オブ・オプチュニティー(Land of opportunity)
人生初のフライト逃し:ESTAに泣かされる初日
旅の幕開けから波乱万丈。
ニューヨーク行きのフライトを逃すなんて自分の人生では考えもしなかった。
ましてや寝坊や遅刻ではなくESTAで。
羽田空港に到着したのはフライトの出発時間には十分余裕がある時間。自信満々でチェックインカウンターに向かうと、スタッフが放った「ESTAが未登録です。」という一言。
去年ハワイに行った際に登録したESTAがまだ有効だと思っていたし、実際に確認もしていた。
ところが、パスポートを3月に更新していたため、ESTAの登録が無効になっていたという落とし穴。これはIQ185の私でもさすがに予知できず泣きかけた。というかほぼ泣いてた。
スタッフさんもこんな迷惑客にとても優しくその場でESTAを再登録すれば間に合うかも知れませんと教えてくれはしたものの、結局承認が下りる前に搭乗時間を迎えてしまい、無情にもフライトに間に合わなかった。
正直その瞬間は呆然としたけど、すぐに「次に進むしかない」と切り替え、振替便を光の速さで手配できた自分にはなぜか誇らしくなった。(いやフライト逃したやつが誇るな。)
羽田空港での12時間サバイバルゲーム
振替便が決まった後、ふと時計を見てみるとまだ朝の10時。夜23時発のフライトまで、実に12時間以上も空港で過ごさなければならなかった。
ここまで空港にいるなんて現役CAさんでもおらんやろ思いつつ、時間を潰す方法を工夫し続けた。
あんま興味はない映画を見ても結局は見飽きるし、腹は減ってないけどなんか胃に入れ続けようとフードコートを制覇する。
ターミナル内を探索してみると、案外おしゃれなカフェや土産物店が並んでいて、一つ一つ見て回ることで多少の気分転換になった。
しかし、それも2時間も経てば見尽くしてしまい、ただただフライトの時間が来るのを待つばかりの状態に。
そんな中でも、「これはこれで経験だ」と無理やり前向きに捉え、次のフライトに備えることにした。
そして唯一の救いだったのは、羽田空港に新設された蔦屋書店。
ここでの時間は自分にとってかけがえのない高校3年間くらい有意義だった。
本当に感謝した。
快適なフライトと通路側希望の私
やっとのことでフライトタイムに。
チェックインの際、長時間の飛行機に備えて通路側の席をリクエストした。
私は乗り物は常に通路側を希望する。
何度も席を立たなければならない時に気を使わなくて済むし、トイレにも行きやすい。たまにちょっと足出しちゃって体を伸ばしたりもしちゃう。
リクエスト通り通路側の席を確保できたうえに、なんと隣の席が空いていた。
13時間という長いフライトにおいて、隣がいないことはまさにプレミアムエコノミーと一緒の感覚だった。
飛行機が離陸してから、目の前には長い旅路が待っているが、最初は思いっきり爆睡をかました。
機内のエンターテインメントで映画を楽しみにしてたけど起きた時にはすでに8時間はすぎていた。
とは言いつつもまだ時間はあるのでそこから映画を見て、本を読み、機内食を食べれば案外時間は過ぎた。
ニューヨークに到着する頃には、心地よい疲れはあるもののそれ以上にニューヨークの夜の街並みを楽しむ準備が整っていた。
深夜のタクシーでいざマンハッタンへ:黄色いタクシーの魅力
ジョン・F・ケネディ空港に到着したのは夜遅く、0時を過ぎ。
タクシーでホテルのあるマンハッタンまで行こうと決め、uberで行こうと思っていたけど、いざ空港の外に出ると、たくさんの黄色タクシーが並んでいた。
ニューヨークと言えば黄色いタクシーということで、今回は迷わずイエローキャブに乗り込むことに。
正直この時ゴリゴリのいかちいアメリカ人に拉致られたらマジでどうしよう思うくらいビビり散らかしてはいた。
だがその心とは裏腹に、ドライバーは深夜にも関わらずテンションが高く、the陽キャなパーソナリティで軽快に車を走らせてくれた。
ニューヨークの夜景を横目に、ドライバーと話しながらの40分間は、異国の地にいることを実感させてくれたし、その間の会話ではたくさんお話をした。
しかし今noteを執筆してて思い出せるのは
「トヨタしか勝たん!テスラはファックだぜ。俺はこの先もトヨタしか乗らねぇぜbro」
的なことしか思い出せないほど一生この話をしていた気がする。
そんなこんなでホテルに到着したのは夜中の1時過ぎ。思ったより早く到着できたことに安心しつつ、翌朝に向けて少し休むことにした。
めちゃくちゃ楽しくてチップも少し多く払った。
セントラルパークでの朝活:大都会のオアシス
ニューヨークで迎えた朝。時差ボケで寝れず朝5時にホテルを出る。
ホテルからセントラルパークまでは歩いて5分程度。
ニューヨークの朝はセントラルパークと決めてた私にとってホテル選びは簡単だった。ただ公園から近けりゃいいだけだから。
大都会の真ん中にあるこの広大な公園は、まさにニューヨークのオアシス。
朝の静けさに包まれた公園は、心地よい風が吹き抜け、ランナーや犬の散歩をする人々、爆速のチャリンコ集団等が気持ちよさそうに過ごしている。
朝のセントラルパークでは、少しランニングをしたあと、ベンチに座ってコーヒーを飲みながらニューヨークの街をゆっくりと楽しむのが最高。
公園内を歩き回ると、四季折々の花や木々が美しく整備されており、その光景に癒される。まるで映画の中にいるような感覚で、都会の喧騒から離れたひとときを過ごすことができた。
ニューヨークに来たからには、セントラルパークでの朝散歩は必須だと本当に強く感じた瞬間だった。
自転車でSOHO散策
セントラルパークでの朝活を終えた後、次に向かったのはSOHOエリア。
ニューヨークを自転車で移動するというアイデアが浮かび、街中に置かれているレンタルサイクルを利用することにした。
これがまたまためちゃくちゃイイ。ハワイの時も街中にあるレンタルチャリで快速をかましまくったけど、ニューヨークの街中を自転車で走るという体験は、まさにシティボーイそのもの。
車道をすり抜けながら、街の風景を間近に感じることができる。
SOHOエリアはおしゃれなカフェやブティックが立ち並び、歩くだけでも楽しい場所。自転車での移動は、街全体を効率的に巡るには最適だった。
途中で立ち寄ったアサイーボウルのお店では、ニューヨークらしいヘルシーな軽食を楽しみながら、次の目的地を計画できるのに最適だった。
SOHOのショップを見て回りつつ、街中を自由に走り抜けるこの体験は、間違いなく旅のハイライトの一つとなった。
ハドソンリバーパークでのサッカー:地元の人々に混ざる日本人24歳
ハドソン川沿いに広がるハドソンリバーパークもふと行きたくなって探索がてら行ってみた。
ここでは、地元の人々がサッカーを楽しんでいる姿が目に留まり、ふと「一緒にやってみよう」と思い立った。
声をかけてみると、快く参加させてくれ、ニューヨークの地元民と一緒にサッカーを楽しむことに。
これが本当に海外のいいところ。
どの国に行っても本当に嫌な顔せず入らせてくれる。
試合が始まると、皆本気モードで、息を切らしながらボールを追いかける。地元の人々とのコミュニケーションも自然と生まれ、笑顔が絶えない時間となった。
サッカーを通じてニューヨーカーのフレンドリーな一面を感じ、この街の魅力にますます引き込まれた瞬間だった。
また、NYU(ニューヨーク大学)にも潜入しようと試みたんだけど、セキュリティがガチガチで諦めた。彼氏持ちの美女くらい守りが固かった。
そして、その後もビーガンカフェでリフレッシュしつつ、またサイクリング。歩いているだけでもテンションが上がる街並みって、ニューヨークならで本当に日々一瞬で過ぎ去った。
ただ、物価の高さにはびっくりはしてたけど、散策を続けながらニューヨークの魅力にはどんどんハマっていた。
メトロポリタン美術館:世界の芸術が一堂に集まる
ニューヨークに来たからには、メトロポリタン美術館も外せないスポットの一つ。だろうと思い、正直、脳筋の私にとって美術の感性のかけらもないですし日本でも一度も見に行ったことがないのですがせっかくなので記念で行った。
館内は広大で、展示されている作品は数えきれないほど多彩。
古代エジプトの遺物から現代アートまで、世界中の芸術作品が一堂に集まっているこの美術館は、まさに芸術の宝庫だ。
おそらくアート好きにはたまらない場所で、レンブラントやモネ、ピカソといった巨匠の作品があった。魅力はわからずですが。
内容はこんくらいしかないです、、、。ピカソ!
ついにブルックリン橋を渡る
そして行きたいポイントの一つであったブルックリン橋。
ニューヨークのシンボルでもあるこの橋は、マンハッタンとブルックリンを結ぶ壮大な構造物で、夜景が美しいことで有名。
橋の上からは、マンハッタンの摩天楼が一望でき、時折吹く風が心地よく、最高の気分になれた。
橋の上には、観光客だけでなく、ランニングをしている地元の人たちもいて、橋の全長をゆったりと散歩しながら楽しむことができた。
ブルックリン側にたどり着くと、さらに目を引いたのが、ダンボエリアに位置する「ワシントン・ストリート」
この場所は、マンハッタン橋がビルの隙間にぴったりと収まる絶景スポットで、映画やドラマでも度々登場する。カメラを構えると、その完璧な構図に感嘆の声が出るほどで、思わず何枚も写真を撮ってしまった。
ダンボエリアのカフェに立ち寄り、温かいコーヒーを片手にベンチに腰掛けると、風が穏やかに肌を撫で、目の前に広がるマンハッタンのスカイラインがゆっくりと消えていく。ニューヨークはこのダイナミックさと静けさのバランスが魅力的で、ただそこにいるだけで心が満たされるようだった。
ニューヨークで感じたもの:臭さとエネルギーの融合
実はニューヨークという街で最初に感じたのはその「臭さ」だった。
地下鉄の駅や路上、そして時折漂う強烈な匂いは、日本の清潔な街並みに慣れている自分にとって、かなりのカルチャーショックだった。いわゆるドラックや大麻的な匂い。
けれど、その臭さや雑多な空気の中には、どこかエネルギーが満ち溢れているのも事実であって、人々が昼夜を問わず動き続け、街が生きているような感覚がそこにはあった。
あらゆる国籍の人々が共存し、独特の文化が生まれているこの街の魅力は、一度体験すると癖になるものがある。
ニューヨークには、観光地としての魅力以上に、そこに住む人々の活気や文化、そして街そのものの持つ力強さがある。訪れるたびに新たな発見があり、何度でも足を運びたくなる。旅の終わりが近づくと、もう一度この街を訪れたいという思いが自然と湧き上がってきた。
まとめ:最高の経験
この旅を通して、ニューヨークは単なる「観光都市」ではなく、日常がドラマチックな出来事に満ちた街だと感じた。空港でのハプニングから始まり、初めてのニューヨーク体験の一つ一つが、予期せぬ驚きと感動を与えてくれた。
ニューヨークの喧騒、地元の人々の温かさ、そして一瞬一瞬が特別な意味を持つこの街で過ごした時間は、まさにかけがえのないものだった。
次回は、もっと時間をかけて、さらに深くニューヨークを知りたいと思う。
この街は、一度では語り尽くせないほど多くの顔を持っている。
それがニューヨークの魅力であり、訪れる者すべてを引きつける理由。
以上、生粋のニューヨーカー24歳フライト逃し漢からでした。