【MTG】安くて強い！統率者戦カード紹介～多色～
■はじめに
引き続き、「多色」編になります。
今回は候補が多かったので、絞るのに苦労しました。特に多色カードは単色カードよりも尖っていて強いカードが多く、２色以上にする事が多い統率者構築において選択肢が多いです。私の苦労の成果を見てください。
※「参考価格」は、執筆時（2025年2月）のWisdomGuildカード検索での在庫あり最安値になります。
■カード紹介
《破滅的の行為》
参考価格：450円
Ｘマナ起動で、Ｘマナ以下の生物、置物をすべて破壊するエンチャント。
比較的軽いコストで設置でき、いつでも起動できるため牽制能力が非常に高い全体除去。
起動するコストを調整できるため、自身の重いパーマネントを巻き込まないようにする事も可能。
なお、「土地でない」という制限ではないため生物化した土地は巻き込まれる。悪用するなよ絶対だぞ。
《引き裂く突風》
参考価格：100円
全ての置物を破壊し、破壊した数×２点ライフゲインするインスタント。
置物をあまり使わないデッキでは、無類の強さを発揮する。
インスタントタイミングで破壊できるので、隙を晒しにくい。
ライフ回復もバカにならず、無限の数のマイアトークンを巻き込んで無限ライフになった事も。
《策謀の故買人》
参考価格：30円
登場時に土地でないパーマネントを１つ選び、それの起動型能力を「封じつつ奪う」ことが出来る生物。
マナファクトや起動型能力が主体の生物に強く、ただ破壊するよりアドバンテージを得やすい。
特に《太陽の指輪》の能力を奪えるのが偉く、相手のスタートダッシュを奪う事ができる。
よく書く通り、生物なので取り回しもしやすい。相手の《太陽の指輪》を見てから《俗世の教示者》で持ってこよう。
《冷淡なセルキー》
参考価格：10円
プレイヤーに戦闘ダメージを与えたとき、その点数に等しい枚数を引ける生物。
いわゆる「カササギ能力」を持つ生物の中で、トップクラスの性能を持つ。
パワーを参照するためオーラや装備品と相性が良く、島渡りのおかげで非常にダメージを通しやすい。
ちなみにこのカードは「青いデッキの人を殴る理由」になるので、申し訳なさそうにしながら遠慮なくシバきましょう。
《人質取り》
参考価格：30円
戦場に出た時に生物かアーティファクトを１つ追放し、それを唱えられるようになる生物。
除去かつコンマジという便利な性能。除去性能が高い上にアドも稼ぐことができる。
またアーティファクトも奪えるのが偉く、《太陽の指輪》のような軽くて有用なアーティファクトを奪い易い。
実は自分の物も対象に取れるので、戦場に出た時の能力を使い回したりすることも。人質とは。
《好奇心の神童、ケラン》
参考価格：30円
出来事で唱えると調査＋追加セットランドでき、攻撃時にアーティファクトを壊せる生物。
マナ加速ができ、アドを得られ、アーティファクトを壊せる万能な１枚。
自分のアーティファクトを壊すとドローできる能力も地味に強く、破壊効果を誘発させたり、余ったマナファクトをドローに置き換えられる。
自分はマナ加速しつつ相手の《太陽の指輪》を割り、マナベースに差を付けよう。
《深海の主、キオーラ》
参考価格：30円
＋能力で土地と生物をアンタップし、－能力で土地と生物を手札に加えられるプレインズウォーカー。
マナクリが入れられる色なので「土地と生物をアンタップ」は概ね２マナ以上の加速になり、加速力が高い。
また－能力では手札が２枚増えるため、マナ加速後の行動を担保しやすく、守りきれれば大量のアドバンテージを得ることができる。
なお、奥義も非常に派手で強力なので、盤面が膠着したら狙うべし。
《破壊的な逸脱者》
参考価格：20円
対戦相手の墓地総数のＰ／Ｔになり、呪文を唱える度に相手の墓地を肥やす生物。
多人数戦だからこそ強い能力。簡単にパワー４０以上になることができる。
サイズこそ大きいものの回避能力などは無いため、放置されがち。その塩梅がちょうど良い。
相手の墓地を肥やしてしまうのは玉に瑕。地味に相手のチューターを潰しやすい能力を持っている事は覚えておこう。
《淀みの種父》
参考価格：80円
対戦相手の場に土地が出る度に、デッキトップを２枚追放させつつ２枚ドローできる生物。
単純明快で、分かり易く強い能力を持つエルドラージ。びっくりするほどすぐ除去が飛んでくる。
相手のカードを追放する効果も、相手の有用なカードを失わせる事が多い。
あまりに除去で狙われるので、他に除去して欲しい生物が居るときは出さない事がポイント。
《熱病の疑惑》
参考価格：200円
各対戦相手のデッキトップからスペルを追放し、それを踏み倒して唱えられる反復付きソーサリー。
多人数戦では「全ての対戦相手のデッキトップからスペルを唱えられる」時点でかなり強力だが、更に反復も持っているアドバンテージの塊。
反復のおかげで２回目は「マナが使えるタイミングで発動」できるため、悪用しやすい。
なお、この手のスペルでは珍しく使用後は墓地にいく。《ミジックスの熟達》などで再利用して宇宙を見よう。
■おわりに
多色は本当に絞るのが大変でした。そして、恐らく思い出せていない「あのカード面白かったな」がまだまだ出てくるでしょう。
多色に限らず、思い出したり見つけたりした「安くて強いカード」は、不定期に紹介していけたらなと思っています。
次回は「無色」編です。無色のカードはどのデッキでも採用できるので、是非参考にしてみてください。ではまた。
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