【MTG】安くて強い！統率者戦カード紹介～白～
■はじめに
前回の記事では、統率者戦をおすすめする理由をつらつらと書き連ねました。
その記事の中で「安くて強いカードがいっぱいある」と書いてしまった（？）ので、責任を持って安くて強いカードを紹介していこうと思います。
数がとても多いので、まずは「白」編として、今後は色ごとに紹介することにしました。
色々なカードに興味を持って欲しいので、なるべくマニアック(※当社比)な「オタクカード」を紹介していこうと思います。
※「参考価格」は、執筆時（2025年1月）のWisdomGuildカード検索での在庫あり最安値になります。
■カード紹介
《アクローマの復讐》
参考価格：30円
生物だけでなく、置物もまとめて破壊できる、リセット能力が非常に高い全体除去。
統率者戦では、全体除去が必要か不要かが状況によって大きく異なるが、このカードはサイクリングが付いているので、不要な場合はドローに変換可能。
強大な生物だろうが厄介な置物だろうが、問答無用で一掃できるため、上手く撃てば一気に勝利に近づける。とはいえヘイトを集めかねないので、「やばい盤面を処理してあげたよ」と言えるような状況で恩を着せがましく撃とう。
《悲劇的な傲慢》
参考価格：40円
全てのプレイヤーについて、各パーマネントタイプ１つずつが残ってしまう全体除去。それだけ聞くと弱そうだが、なんとこのカードは「残すパーマネントを選ぶのは撃ったプレイヤー」となっている。
自分はアーティファクトクリーチャーとただのクリーチャーを両方残す
対戦相手はアーティファクトクリーチャー１体だけ残し、他のクリーチャーとアーティファクトを全滅させる
対戦相手を縛ってくれている置物を壊さないようにする
次の巡目のプレイヤーのアタッカーを残し、攻撃されて欲しいプレイヤーのアンタップ状態の生物を全滅させる
などなど、自分の都合で色々な選択が可能。
選び方がちょっと難しい呪文ではあるが、上手く決まった時の爽快感がとても気持ちいいので、是非撃ってみて欲しい。
《空狩人の打撃部隊》
参考価格：20円
「統率者が居る」というとても簡単な条件で、自軍全員に「会戦」を与えられる生物。３マナと軽く、条件が緩く、飛行を持っているので殴りやすい、とても扱い易い全体強化である。
またパワーが２であることで、《世慣れた見張り、デルニー》や《目覚ましヒバリ》などの「パワーが２以下」の恩恵を受けやすいのも魅力。
この「パワーが２以下」という条件で恩恵を与える効果が最近増えてきており、今後も相性の良いカードが増える可能性が高い。
《アヴェルヌスからの上昇》
参考価格：30円
自分の墓地からＸマナ以下の生物とＰＷを全てリアニメイトする、豪快なリアニメイト呪文。
説明不要なほど分かり易い効果ですが、統率者戦は長引きやすいため見た目よりも一層強く感じるだろう。生物が多いデッキ、生け贄シナジーがあるデッキ、墓地が勝手に肥えるデッキなどでオススメ。
全体除去に負けるな！
《霊の通り路》
参考価格：50円
自軍の全ての生物を、ターンエンドまで追放しておくインスタント。
除去を回避するような使い方が基本だが、「戦場に出た時」の効果を使い回す事もできる。
実は2023年くらいまでちょっと値段の高いカードだったが、ラヴニカリマスターで再録され値段が落ち着いた。似た効果の派生スペルは多いが、最も使い易いと思うこちらを紹介。
全体除去に負けるな！（その２）
《蘇生の天使》
参考価格：20円
死亡した自軍のクリーチャーを、このカードを生け贄にする事で戦場に戻すエンチャント。
ただ生物を守りたい or 再利用したいだけなら、それができるインスタントは非常に多い。しかし、このカードは「見えている」ことで、対戦相手が持つ除去を他の生物に誘導することが可能。
また《太陽のタイタン》と無限ループができたりと、エンチャントである利点も多い。
余談だが、絵が非常に綺麗なので是非一度手に取って見てみて欲しい。
《殉教者の理由》
参考価格：80円
生物をコストに、あらゆるダメージを軽減できるエンチャント。
プレイヤーへのダメージも生物へのダメージも防げるので、戦闘をかなり有利に進められるようになる。また「対戦相手」や「対戦相手の生物」も対象に取れるので政治にも利用しやすいのも特徴。
白の置物でマナを使わずに生け贄にできるカードが少なく、古いカードなのに再録されてないため、安いうちに買っておくのがオススメ。
今のうちだぞ！
《石切りの巨人》
参考価格：240円
起動型能力で山札から装備品を直接装備させられる生物。
ただ場に出すだけでなく装備までしてくれるため、《稲妻のすね当て》で除去を避けたり、《巨像の鎚》の装備コストを踏み倒すことができる。
また《殴打頭蓋》などの生体武器や「ミラディンのために！」の登場で、生物の頭数を増やす事も可能になった。
装備品が増えるほど強く扱えるため、装備品が多めのデッキを組む時は是非使ってみて欲しいところ。
《盲従》
参考価格：20円
対戦相手の生物とアーティファクトがタップインする置物。
能力を見るだけだと地味で弱そうだが、相手をしてみると非常に邪魔でいやらしい。特にマナアーティファクトがタップインすると展開が阻害され、イラっとすること間違いなし。
オマケで付いている「強請」も染みる効果になっており、対戦相手が３人なら３点回復できる。
《銀刃の聖騎士》
参考価格：25円
「結魂」する事で、結魂相手と自身に二段攻撃を付与できる生物。
二段攻撃は打点を急激に上げられるが、このクリーチャーは生物なので取り回しがしやすく「パワーが２以下」の恩恵も得られるので、数ある二段攻撃を付与するカードの中でも使い易い。
似たような使い勝手で、対戦相手の生物も二段攻撃にできる《決闘者の遺産》（300円）もオススメ。
■おわりに
いかがでしたでしょうか。統率者戦の初心者には、色々な選択肢を知ってもらい、中級者以上には、１枚でも「それ知らなかった」が届けられていれば幸いです。
今後も、不定期で各色の「安くて強い」カードを紹介していこうと思います。しばらくは仕事が閑散期なので、スキマ時間が多いうちにこの手の記事を書いておきたい……！