誕生日だったので柏木しいなのダイマをさせてくれ
また完全に遅刻した(なんなら8割を九月中に書いてたのに)。もはやそうゆう芸風である。いや、今日が誕生日イベントなので実質今日が誕生日だということにしておきましょう。お願いします。
前書き
柏木しいなとは、前回の記事でも触れたように、アイドル/作詞家/女優/電波ソングシンガー/元漫画家と様々な肩書きを持つ私の推しである。
電波人や夜さんや黒めだかさんなどのお陰もあり最近電波ソング界隈に名を知られ始めては来たものの、まぁまだまだ知らない人が多かったり、知って興味はあっても、、、という人も多いでしょうし、なかなか活動内容も他界隈からしたら分かりにくいので、少しでもハードルを下げれれば、と思い書いてみることにしました。
とはいえ私が柏木しいなを推し始めた理由は「らむねちゃん(飼い猫)が可愛かったから」という変な理由だったりするので、5年を機に柏木しいなの再評価をしてみよう、という意味もあったりします。
ではさっそく。
声
柏木をよく知らない人に勧める時、私はだいたい「声と頭がおかしい(褒めてる)ヤベーやつがいるんすよ」って言って始めている気がしている。
それほど、柏木しいなの声はすごい。曰く、「ブレーキ壊れてる」「脊髄に直接響く」「モスキート音なので年取ると聞こえなくなる」「渡り鳥が飛行経路を変える」とか。流石に後ろ二つは嘘だと思いますが、脊髄に響くは体感として分かる気がしてしまう、、、。
1番最初にお会いした頃(5年前)は喋り方含めそんな感じではなかったはずなのですが、アイドルとして声張ったりする機会が多い中、進化(?)していったのかな、と。
見た目
進化と言えば、見た目も五年前とは大きく変化していっている。黒髪時代についてあまり言及すると怒られたりするので詳しくはお調べいただくと良いと思いますが、黒髪ロリだったり金髪ロリだったり、最近はぐっと大人びていたり。五年の中で時と共に自分の魅せ方を理解して変化してるのよいよな、となります。まぁどの時代も好きなんですけどね!!
曲の趣味
電波ソングやエレクトロがとても好き。たぶん電波ソング好きじゃなかったら私ここまでハマらなかったかな、と思います。後述しますが特徴的な声と電波ソングに対する愛情のつまった彼女のカバーする電波ソングはとても良い。
10月8日の電波の日に生まれて電波ソング好きとはなんたる偶然、、、って思ってたんですが電波の日は6月1日なんですね、残念。
電波ソングはARMさんやMOSAIC.WAVを主としながらいろいろ聴いているようで、MOSAIC.WAVが同事務所(レーベル)所属になった時はずっと「嬉しくて吐きそう」って言っていたのを思い出します。それからしばらくして共演したり、二年してディア☆に曲提供してもらえたり、本当によかったね。ちなみにMOSAIC.WAVで1番好きな曲は?と聞いてみたら、たくさん好きなのあって難しいけど敢えて挙げるなら「睡眠時☆胸キュン☆症候群」と言われました。マジかよ。
エレクトロは主にYunomiさんで意気投合した(柏木はここなつから、私はリナチックステイトからとルート違うのも面白かった)のが個人的には思い出深いですが、もう一つ思い出深いのがこちら
本日は『ディア⭐︎presents Kawaii♡みゅーじっく♡ランド』ご来場ありがとうございました🎊✨✨楽しんでいただけましたでしょうか❔🎡
— ディア☆(ディアスターズ) (@dearstars_DS) May 6, 2019
今回イベントに出演して頂いた中村さんそさん、まめこさん、DJメンタルヘルスケアさん、Piccoさん、皆様本当に素敵なライブをありがとうございました💗 pic.twitter.com/xhzDICiUt1
2019年初頭あたりに私含め三人のしいな推しがpiccoさん、中村さんそさんを柏木から勧められ、見事に私はpiccoさんのヲタクに、二人はさんそさんのヲタクになりました。的確に刺さりそうな相手に勧めてくるそのセンスも流石ですが、それが縁をつないでか、5月にこのイベントを行いました。ディア☆含め5組のそれぞれ当時は界隈の違う演者さんたちのイベントで戸惑った人は多かったと思いますが、根底に流れる雰囲気の親和性だとか、本当によく考えられたイベントだったな、と思っています。そしてその後、まめこさんにpiccoさんが曲提供したり、DJメンタルヘルスケアさんが暴カワでNo.5をかけたり、ディア☆のSEをpiccoさんが作ったり、今度のM3で中村さんそさんの新譜にpiccoさんのRemixが収録されたりと他界隈をつなぐきっかけの一つになったとすると、非常に意味のあるイベントだったな、と思います。お願いだからまたやってくれ。
全てを電波ソングにしてしまう程度の能力
柏木しいなの選曲に関して、今までカバーした曲リストなどだせれば良いのですがまとめられてないのでありません、すいません。
上述通り電波ソングが好きで、カバーでもさくらんぼキッスを始め色々と電波ソングを歌っていますが、同時に、「どんな曲でも電波ソングにしてしまう」能力?呪い??があります。
最初に言われ始めたのは多分ミーア・キャンベルの「emotion」をカバーした時。これは当時のPAさんが絶対に合うから、って勧めてくれたのがきっかけではあるのですが、キー+2だか4だかで声を張り上げながら歌うそれは、確実に「原曲とは違う何か」になっていました。それ以降、「津軽海峡冬景色」「粉雪(レミオロメン)」「リライト」「紅(X JAPAN)」「新宝島」などなど、どれも映像や音源には残っていないのですが、全てが原曲とは違う趣のモノになっていました。「柏木しいなが歌うと曲の概念が変わる」「評価が難しい」「柏木しいなに歌わせて面白くない曲を探すのが難しい」という褒め言葉(?)はまさしくそうで、是非一度聴いてみることをおすすめします。なに歌ってもこうだから、逆になんでも歌ってもらいたくなってしまう。
ステージ上での姿、そこに宿る魂
魂、とか言うとこの記事アイドルのダイマ記事に似つかわしくないように思えますが、私が「柏木しいなの好きなところを10個あげて」と言われた時に1番最初にあげるのは魂です。内面、性格、およびうちから滲み出る何か。
前回、歌詞解説の記事で「柏木しいなのテーマは『どんな世界や逆境であれ、強く明るく輝いて、周りの人々を導いていく』である」と書きました。それは彼女の書く詞にちりばめられたテーマであると同時に、彼女自身の「表現者」としてのテーマであると私は思っています。
前回も書きましたが、あくまでこれは私が勝手にそう受け取っているだけで、本人から明確にそうだと言う発信があったわけではありません。というより、柏木しいな自身があまり自分の在り方に対する思いを発信することが珍しい。もう少し発信しても良いのにな、とも思いつつ、要所要所ではきちんと発信しながら基本的には自分の姿勢を見せることで語っているとしたら、それはまるでロックスターのようで、カッコいいと思う。
ステージ上での彼女は時に気迫すら感じるほどに全力でありながら、コロコロ変わる表情や動きはとびきり可愛らしく、歌っている時も歌っていない時でもずっと見ていて楽しい、そんな存在である。すごく歌が上手いわけでもなく、すごくダンスが上手いわけでもないのに、目を離せなくなる。それは柏木しいなの表現ひとつひとつの裏に、上述したテーマのような強い意志を感じるからだと、私は思っている。
ひとつ、「どんな時でも明るく輝き、周囲を導く」というテーマにまつわる思い出話をします。今からちょうど2年前、2018年10月のこと。柏木しいなの所属しているディア☆は当時月一回の定期公演を行なっており、当時はそれがディア☆としてのメインの活動となっていた時。その定期公演が10月で終わりになる、最後の公演の日。言うなれば今後の活動予定が白紙となるわけで、途中のMCで場がしんみりした空気になっていた。ディア☆でいつも三人を引っ張っていっている小泉ようですら、その日は暗くなっていた記憶がある。
そのしんみりした空気の中、突如柏木しいなが「あー、もうしんみりした空気はやめだ!行こうぜ、ファイナルの向こう側に!」的な事を言い出した。『ファイナルの向こう側』というディア☆の可愛らしいイメージとは合わないワードチョイスと、普段MCで大人しめな当時の柏木しいなが強気に叫んでいる事に、みんな驚きながらも笑顔になり、場の空気は一変した。そしてその後その最終定期公演を皆心から楽しみながら終えることができた。
ディア☆定期公演〜あらためましてっ!ぶらんにゅーわーるど!The Final〜
— ディア☆(ディアスターズ) (@dearstars_DS) October 14, 2018
遊びに来て頂いてありがとうございました🌟
皆様のお陰で大盛況で幕を閉じることができました!
ディア☆まだまだ突っ走っていきます!🏃🏻♀️🏃🏻♀️🏃🏻♀️💨
今後とも応援よろしくお願い致します‼️ pic.twitter.com/IwqqP292y1
ワードチョイスも含めて、柏木しいなの頭のおかしさ、、、じゃなかった「独特な自分の魅せ方」は徹底していて、珍しく映像に残っている例をもう一つあげると、「あらためまして、きみと。」というオリジナル曲の間奏で、そのライブに合わせて何かしらかを言う、という演出?があるのですが、2019年12月、渋谷O-nestにて行われた待望のディア☆2ndワンマンの映像がこれである。間奏の間ずっと響くロングシャウト
#はろーしぶやわーるど pic.twitter.com/UYhmE0hAo3
— T氏 (@TT_yyma) December 14, 2019
声の可愛さも綺麗に見える姿勢も全て捨てて、のけぞりながら叫んで、ようやくできた2ndワンマンに対する喜び、楽しさを表現するその姿は完全にロックである。この時私後ろの方でメロイックサインしてたもの。
見た目や声は可愛く、普段の性格もカッコよさはあまり感じれないのに、ステージに立つと急にカッコよくなる瞬間、ほんとすき。
ステージ外での性格とか、その成長とか
ステージの上で異常にカッコよくなったりするわりに、普段の柏木しいなはどちらかと言えば控えめで、弱気で、協調性が高く、内にクレイジーな事を秘めていてもあんまり表現しないような、そんな子である、と思っている。少なくとも最初に出会った時はそうであったし、今でも時たま(わりと結構?)それが見えたりする。
そんな、弱々しい女の子が、オリジナル曲のぜったい♡福♡YOUでも歌われているように「変わりたい」と願い、「みんなでしあわせになりたい」と歌い、それを導くために輝く努力をしている。
その過程を見てきた人たちは、それにぜひ想いを馳せて欲しい。今知った人たちは、今なお努力を続け、進化していっている柏木しいなのその先を、楽しみにしていて欲しい。
今回私が、もう推し始めて5年も経って、今更こんな記事を書こうと思った理由はここである。柏木しいなは「今この瞬間も」進化していっている。
コロナによって今までの日常が大きく破壊されて、「推しとヲタク」の関係性にも変化ができた中で、限られた時間の中で何を伝えるか、何を表現するか。柏木しいなは、「こんな世界のなかでも、自分がみんなの救いになれれば、」と言っていた。いつからこんな慈愛に溢れた考え方するようになったのか。そもそも「救い」だなんてそんな宗教チックになったのはいつからだったか。
考えるほど、「柏木しいな」が常に変化し、進化し続けていた事を実感した。気弱で庇護の対象だと思っていた一人の女の子は、「いつのまにか」、私を奮い立たせる、全幅の信頼をあずけられる、そんな存在となっていた。
終わりに
というわけで、柏木しいなさんの推せるところを色々と挙げてみました。こう記事にしてみて改めて思う事ですが、声も、見た目も頭おかしいところも全部好きですけど、こうやって変わらず応援していられる、変わらず応援していたいと思える一番の理由は、その柏木しいなを構成する要素たち全てが柏木しいなの主幹的なテーマ(だと私が思っているもの)に対して合致しているからなのかな、と思いました。
なかなかこの世の中では気軽に見にくる、というのも少し難しくなってしまってはいますが、この文章をここまで読んでくださった皆様はいつの日か是非、一度柏木しいなのステージをみていただけると、私も嬉しいです。そしてみんなでしあわせになりましょう、ね。