好き好んでこんな業界に居るわけじゃない
パブリシティの業界で20年以上広告デザインをしていました。HTML5以前はWEBサイトも作っていました。リーマンショック以降食えなくなったのは、デザイナーとしての実力不足と言うよりも、人と上手く付き合うのが下手、営業をしてこなかった、経営能力が備わってない、この辺りかと思う。現に知人には人付き合いの上手い人が生き残っている。
私が食えなくなった頃は、今のようにどんな業界も人手不足という状況ではなくて、就職難でしたから、この仕事しかやってこなかった自分には行き場がありませんでした。
先々に絶望して鬱にもなりました。死んでしまいたいと毎日思っていました•••••幸か不幸か死ねませんでしたが。
ある日ネットで見つけたのが、風俗業界の求人サイト。画像加工やバナー制作、簡単なコーディング等ができるWEB専任者募集。結構どこの店も募集している。年齢的にかなりいっちゃってるし、取り敢えず風俗を仕事にするなんて考えられなかったのでスルーしていました。
まともに仕事をしていないので、貯金も底を尽きはじめ生活は苦しくなる一方。どうにでもなれと試しに某風俗店に応募してみたところ、直ぐに採用されました。法人なのに社会保障もない、求人広告に記載されていた給料はかなり盛った数字で、一般企業がこんな求人広告出したらアウトです。でもやってみることにしました。生活のために。
仕事内容は気恥ずかしいというか、目を覆いたくなるようなものばかり。やってる事は自分が持っているスキルの2割ほどあればできるチョロさですが、キャストの画像加工やバナーもエロスが主体なので、ミジメな気持ちが先に立ち中々馴染めませんでした。と言うか、今でも馴染め切れてません。
なんかどこに着地して文章終わらせていいのか分からなくなってきたので、まずはここまで。