【つぶやき】ECサイトが店舗での体験には勝てない理由
こんにちは。masaです。
今日は、コロナ影響でネットショッピングの需要が高まっていることについてお話しししようとおもいます。
アパレル関連のメーカーに勤めていることもあり、定期的に市場調査をしています。その中でも目立つのが、やはりどのアパレルブランドも2020年、EC売り上げが大幅に伸びていることです。
いわゆる、巣ごもり需要と呼ばれたものです。外に出ないでのショッピングがより身近なものになってきました。
これまで、服の売り上げは店舗が主流でした。それは、服が他の日用品とは違って「サイズ」が重要だからです。ネットで買ったら、サイズが合わなかった。と言う経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
ところで僕は子どもの頃から目が悪く、メガネをいつもかけています。先日、子どもの頃からお世話になっていたメガネ店の方が転勤になるとのことで贈り物をお渡ししてきました。
その方は、「こんなふうに歳を重ねたい」と思える方。スマートな出立ちで話し上手。一つ一つの所作もきれいなのです。
メガネこそなかなかネットで買えるものではないですが、他のお店ではなくここで買いたいと思えるのは、その方から買いたいから。
ぼくが住んでいるところから電車で6時間以上かかるところへ転勤されてしまうのですが、次のメガネを買うときにはやっぱりその方から買おうと思っています。
こんなふうに、お店での買い物にはネットショッピングでできない「体験」があります。この体験のほとんどは、人と人との関わりによるもので、オンラインではまだまだ感じ取りにくいもの。
ARやVR、MRと言った仮想現実の技術をECに取り入れる流れが進んできていますが。
それらが現実と同等になるまで、お店での買い物は無くならないのではないでしょうか。
ここで買ってよかった。という商品を手に入れること以上の喜びを得られるのがお店でのお買い物。
逆に考えれば、その喜びをネットを介してでもお客さんに提供できるECサイトが「お客さん争奪戦」の中でも勝ち残っていけるのではないでしょうか。
<この記事を書いたひと>
│ masa │ 地方メーカーで海外営業の仕事をする25歳、男性。旅行好きなインドア派。プリンとエビ。Spotify。ケニアのサファリでキリンを見るのが夢。トビタテ7期。オランダ留学。