
Gemini のプラン選びに悩んだらこれを見て!比較表を使いながら選び方を解説
こんにちは、Google の AI「Gemini(ジェミニ)」の公式 note 編集部です。
Gemini を使うにあたって以前から、「どのプランがいいかわからない」「企業向け/個人向けの差はなに?」といったお問い合わせが多く届いています。
また、 2025 年 1 月からは企業向け(Google Workspace)のプラン体系が一新したこともあり、最新の情報で比較・検討したいといったお声が増えてきています。
そこで今回は、それぞれの違いやプランごとの比較、加入方法まで、わかりやすく解説していきます!
個人向け or 法人向け Google アカウント
大前提として、Google アカウントには、個人での利用を想定したものと、法人での利用を想定したものがあります。まずは、ご自身がどちらのタイプのアカウントを使いたいかを選びましょう。

個人向けアカウントでは、Gmail をはじめ、さまざまな Google サービスを無償でご利用いただけます。
一方で法人向けアカウントは「Google Workspace」という名称のもと、たとえば管理者がユーザーアカウントやアプリケーションの設定を制御できたり、電話やチャット、メールでのサポートが受けられたりするなど、より組織向けのビジネス品質を整えたサービスとなっており、有償でご利用いただきます。
「Gemini を使う」という観点で考えると、企業利用でのセキュリティやプライバシー保護が必要であれば法人向けアカウント(Google Workspace)を、まずはいち早く機能を試したいという場合は個人向けアカウントを、それぞれ選択すると良いでしょう。
コンシューマ向け or 企業向け Gemini プラン: 企業向けは Google Workspace プランに統合!
個人向け Google アカウントで Gemini を使う場合、他の無料 Google サービスと同様に、ログインすれば無料の Gemini(gemini.google.com 及び モバイルアプリ)をすぐに使うことができます。
機能としてはそのままでも十分に活用いただけますが、より高度なタスクをこなしたい場合や充実した機能を利用したい方は、有償プランである「Google One AI プレミアム プラン」に加入して、最上位 Gemini モデル搭載の有料版「Gemini Advanced」や、Google ドライブ、Gmail、Google ドキュメントなどのアプリ内にある Gemini サイドパネル機能が利用できます。
一方で、法人向けアカウント(企業ドメイン.com)で利用するなら、企業向けプランである Google Workspace に加入いただくことになります。一番安い Business Starter プランでは、無料版 Gemini が利用でき、 Business Stardard 以上のプランでは Gemini サイドパネル機能および有料版 Gemini Advanced 、さらに NotebookLM Plus も追加料金なしで利用可能になりました(2025 年 1 月より企業向けプランが一新しました。詳細はこちらの記事をご参照ください)。

コンシューマ向けプランと比較した際の最大の特徴としては、モデル学習に使われない点、また各 Google Workspace プランと連動したドライブ権限の管理などが引き継がれて、プライバシー保護もエンタープライズレベルで提供されている点が挙げられます。
注:Google for Education プラン契約対象については、2025年1月現在、引き続き Gemini for Google Workspace の Add-on を購入して有料版 Gemini Advanced をご利用いただくことになります。
各プランで利用できる機能一覧(2025 年 1 月時点)
次に、コンシューマ向けプランと企業向けの Google Workspace プランで、それぞれ利用できる機能の比較表をご紹介します。

※ 2025 年 1 月時点で、Google One AI プレミアム プランおよび Google Workspace の Business Standard 以上のプランにおいては、Gemini in Google スライド、Gemini in Google Vids、Gemini in Google Meet、Gemini in Chat は英語のみ対応しています。
※ Business Starter、Business Standard、Business Plus プランのご購入で、最大 300 ユーザーまでご利用いただけます。Enterprise の各プランにユーザー数の上限、下限はありません。
Gemini 拡張機能とは、Gemini アプリから Gmail や Google ドライブなどの各アプリ/サービス内のコンテンツにアクセスできるというものです。以下の画面のように、プロンプトからサービスを指定することで、たとえばフライトやホテルの予約情報をリアルタイムで入手して旅行プランを立てたり、YouTube で結婚式の面白いスピーチ動画を探しそれらを参考にスピーチを作成したりすることができます。

なお、各プランにおける Gemini の対応機能については、日々アップデートされています。最新情報は、ぜひそれぞれのサービスサイトをご覧ください。
コンシューマ向けプラン:https://one.google.com/intl/ja/about/ai-premium/
企業向け(Google Workspace)プラン:https://workspace.google.com/pricing?hl=ja
各プランの加入方法
Gemini をご利用いただくには、Google のアカウントを作成いただく必要があります。まだ個人向けアカウントがないという方は、こちらの画面の右下にある「アカウントを作成」より「個人で使用」を選択し、設定を進めていただければと思います。

コンシューマ向け有償プラン(Google One AI プレミアム プラン)に加入される場合は、こちらの画面より申し込みを進めてください。
また、企業向けプラン(Google Workspace)をご利用の場合は、こちらの画面にてご希望のプランの「トライアルを開始」より申し込みを進めてください。
プランを選ぶための簡易比較表
ここまでご紹介した内容を踏まえると、以下の「どんな方におすすめか?」をまとめた表を参考にしながらご利用いただくプランを判断していただくと、より最適な環境で Gemini をお使いいただけると考えています。

※Google Workspace の Business Standard 以上のプラン(Business Standard、Business Plus、Enterprise)に関しては、いずれも Gemini 利用機能に差はございません。その他の Google Workspace 機能の実装有無などに応じて、利用プランをご検討ください。
さらに詳細を知りたい方は、日頃から Google Workspace の活用法を発信してくださっている、にっしー社長のこちらの動画が参考になるかと思いますので、ぜひチェックしてみてください。
皆さんにとっての最適なプランを通じて、Gemini をご活用いただけるとうれしいです。