【乳がんの記録】お金のはなし
乳がんの告知を受けてもうすぐ1年経つ。この1年新しい経験をたくさんしたからか、もう何年も経っている気がしていた。
治療はまだまだ続くけど、大きな出費や保険の給付金がひとまず落ち着いたので、ここまでの乳がん治療に関連するお金の出入りを振り返ってみたいと思う。
※細かい外来診療代や薬代はいれてないです
保険関連
個人で加入している保険
医療保険、がん保険の2種類
20代の頃から2つあわせて毎月約3,300円
保険の見直しを全くしてなかったけど、毎月の支払額と給付金のバランスは悪くなかったと思う会社の健康保険
同じ病院でのひと月の保険医療費が20,000円を超えると、超えた分を数ヶ月後に給料と一緒に給付してもらえる
高額医療費制度の区分に関係なく給付されるから本当にありがたい
出費
合計約150万
内訳
2024/1 精密検査(マンモトーム生検) 31,203円
2024/2 転院外来 9,195円
2024/3 術前検査 40,758円
2024/4 入院手術 171,523円
2024/5 外来+オンコタイプDX 134,574円
2024/6 点滴抗がん剤治療1回+入院 59,385円
頭皮冷却キャップ代(自費) 約100,000円
個室ベッド代 99,000円
頭皮冷却処置料(自費) 約15,000円
2024/7 点滴抗がん剤治療1回+入院 42,901円
個室ベッド代 66,000円
頭皮冷却処置料(自費) 約15,000円
2024/8 点滴抗がん剤治療2回+入院 81,632円
個室ベッド代 122,000円
頭皮冷却処置料(自費) 約30,000円
2024/10 放射線治療 180,210円
ウィッグ一式 248,325円
保険請求用文書作成×4回 約40,000円
収入
合計約195万
内訳
がん保険一時金 1,040,000円
医療保険入院給付金1回目(手術)220,000円
医療保険入院給付金2回目(抗がん剤)135,000円
医療保険放射線治療給付金 50,000円
会社の健康保険追加給付金
1月分 11,200円
3月分 20,700円
4月分 148,700円
5月分 115,300円
6月分 36,200円
7月分 19,100円
8月分 53,900円
区のウィッグ給付金 100,000円
外来、薬代、帽子代など足しても黒字だと思う。がん保険の一時金と会社の健康保険の給付金が大きい。
住宅ローン返済保険
ここからは住宅ローンを組んでいる方や、これから家族がローンを組む方ににぜひ見てほしい。
私は約7年前に都内に中古マンションを購入した。もちろんその頃は健康で怪我や入院すらしたこともなかった。
そのローン契約をする時に「三大疾病にかかったらその時点のローン残高半分が支払われる(返済に使う)」という保険に入っていた。銀行担当者に勧められるがままよく考えずに真ん中ぐらいのプランを選んでいたようだ(あまり記憶にない)。今思えば全額返済プランに入っておけばよかったと思うけど、その時はこんなに早くがんにかるとは思っていないから仕方ない。
正直そんな保険に入っていたことすら忘れていた。ある同病の方のブログを見ていたらその方はローンが全額返済となったと書かれていた。それを見て「もしかして私も入ってる?」と思い契約時の書類を確認したところ、半額ではあるけれど入っていた!まだ1000万以上のローン残高があったからとてもありがたい。
ローンの支払いをしながらがんになってしまった方はぜひ契約書類を見返してみてほしいし、これからローンを組む場合は団信だけでかくがん保険も入ることをお勧めする。
結論として、がん保険は入っておいたほうがいいし、会社や行政の給付やローン契約もしっかり見直して把握しておくのは大事。