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「もう指摘するの勘弁して!」と思ってしまう、センスない提案書の書き方 (3)独りよがり系

このnoteの内容

提案書レビューで指摘されがちなポイントについて、
 ここを気をつければ…というアンチパターンと、
 どうすればそれを避けられるか?の第3弾(最終話)です。

前回までには、
(1)混乱させてくる系として、
①話の順番がいったりきたりする
②話が飛ぶ
③細かいことから言う
④同じことを指すのに使う言葉が違う(もしくは違うことを指すのに似た言葉を使う)


(2)不安にさせてくる系として、
⑤結論がない
⑥抜け漏れがある
⑦ページタイトルと本文があってない
⑧日本語があやしい、英単語が間違っている

を取り上げたので、興味のある人は見てください。

センスない提案書の書き方
(3)独りよがり系

最終回は、独りよがり系です。
苦労の割には、見返りの少ないやつです。

⑨なんでもいちから作ろうしてしまう

どういうこと?
どんな提案も、フレッシュに構成から考えようとしてしまいます。構成だけでなく、書く図やスケジュール、工程に関しても、1からつくりあげようとするケース、いわゆる車輪の再発明です。

どうすればいい?
そもそも社内にある知見を共有して、昔のもので使えるものはどんどん使うといいでしょう。
社内になくても、ネット上にはこれまで人類が生まれて以来、数千年をかけて培ってきた人類の叡智の結晶が転がっています。それを使わない手はないでしょう。
人間が「認知しやすい」フレームは決まっています
ロジカルシンキングを学ぶもよし、ビジュアル作成術を学ぶもよし、
ドキュメントづくりの法則をまとめた本などを読むのもいいでしょう。

⑩あたらしい言葉をつくってしまう

どういうこと?
世の中にない概念については、あたらしい言葉を作りがちです。
でも、そのせいで説明が十分できなくなってしまうことでしょう。

もしくはすでにある概念について、あたらしい言葉をつくってしまった場合は、あなたの専門性についての評価はガタ落ちしてしまうことでしょう。

どうすればいい?
世の中にない概念については、
極端にわかりやすい一般名詞とその組み合わせで、概念に名前つけるのがよいと考えます。新しさのためにわかりにくい言葉を使うのではなく、概念を転換させるようにすることです。

すでにある概念については、
できる限り日本語で表現してみること。そしてその言葉を辞書やネット検索で引いてみることです。
また、その概念を含む書籍を片っ端から当たると良いと思います。

以上、3回にわたって、提案書を書く時の基本的なアンチパターンと、
どうすればそれを避けられるかをご紹介しました。

ほかにも、こんな提案書イヤだ!っていうのがあったら、ぜひ教えてください。

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