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エレピの名曲大集合~フェンダーローズの調べ~音楽note
寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。こちら明石もとても寒いです。この週末3連休は各地でとても寒いとのことですので、特に寒い地域の方は雪で大変かと思いますが、皆さんお体やお怪我には十分お気を付けくださいね。
仕事柄、早朝に撮影現場に向かうことも多いのですが、ついこの間までは7時位にならないと明るくなってこなかったのに、最近では6時過ぎことから薄明るくなってくるのを感じると、少しずつではありますが、春は近づいてきているんだなぁなんて肌で感じます。暖かい春を心待ちにしながらも毎日楽しく行きましょう。
ということで今回もやってきました音楽note。今回は鍵盤楽器の特集です。前回の「Rockで音楽note!」ではギターサウンドを前面に出したロックナンバーを特集しました。↓
はたまた以前には「ピアノがロックしてる洋楽!~音楽note~」という音楽noteでピアノが全面的に前に出たロックナンバーの特集もしました。↓
こんな感じで皆さんも好きな楽器の音色ってあったりしませんか。そんな私も「この音色のある曲はどんな曲でも好きなんだよなぁ!」っていう音色っていくつかあるんですよ。
その音色の一つがというのが『エレピ』なんです。
皆さん『エレピ』ってご存じですか。『エレピ』とは『エレクトリックピアノ』の略称でウィキペディアから引用すると下記のような説明がありました。
エレクトリックピアノ(電気ピアノ)とは、ピアノと同様な鍵盤と、機械的な各種の発音機構を持ち、発音体の振動を集音機構(pick up)で電気信号に変換し、アンプとスピーカーから音を再生する鍵盤楽器である。普通のピアノと違い、アンプの駆動に電気を必要とする。略称は「エレピ」。発音は多種多様である。
つまり、ピアノと同じように弦をハンマーで叩くことで音を出し、その音をエレキギターのようにピックアップで音を拾ってアンプから音を出す楽器のようです。なので電子的に音を作って再生するキーボートやシンセサイザー、電子ピアノとはまた構造の違う楽器のようです。(と言いながらも、私自身、恥ずかしながら本物のエレピは触ったことも見たこともありません・・・)
とはいえ音を聴くと、おぉこの音色が『エレピ』かぁってピンとくる方も多いはず。まずは『エレピ』が大々的にフューチャーされている名曲をお聴きください。
Just the Way You Are(素顔のままで)-1977- / Billy Joel(ビリー・ジョエル)
このイントロの音色がまさに『エレピ』です。めっちゃいいでしょ!!大好きなんですよ!!私、この音色!!
何て表現したらいいのでしょうか。なんか夢見心地っていうか、夢の中のまどろみみたいな雰囲気がいいんですよ。
この『エレピ』はエレピの中でも有名な『フェンダー・ローズ』と呼ばれる楽器で70年代を中心にロックやAORあたりで良く使われています。
「素顔のままで」の曲の良さ、メロディの美しさをさらに引き立てているのがまさにこの『フェンダー・ローズ』の音色ではないでしょうか。
You Are The Sunshine Of My Life(サンシャイン)-1972- / Stevie Wonder(スティービー・ワンダー)
こちらはスティービー・ワンダーの「サンシャイン・オブ・マイ・ライフ」。(当時サンシャインという邦題だったようです。)
温かくも優しい雰囲気のメロディと『フェンダー・ローズ』の音色が最高でしょ!!(今回のnoteでは「最高でしょ!」ばっかり言ってる気がする。)
この曲は聴いた瞬間に大好きになった一曲。なんて幸せな気分にさせてくれる曲なんだろうって子ども心に感じた記憶があります。
歌詞もとってもほっこりさせる内容で「君は僕の人生の太陽だ!!」って終始、ハートウォーミングな内容です。
私のマイ・フェイバリット・ソングの中の一つです。
マイ・ピュア・レディ -1977- / 尾崎亜美
この辺りで和モノで行ってみましょう!!この時期必ず聴きたくなる一曲「マイ・ピュア・レディ」。こちらも『エレピ』の音色が最高のナンバーです。
いいでしょ。この優しくなるような音作り。目の前に春の木漏れ日が差し込んできそうなムードがいいんですよ。『エレピ』がそんな雰囲気を演出してくれているような気がします。ボサノバのリズムを刻むアコースティックギターと『エレピ』の絡みも最高です。ちなみにアレンジは松任谷正隆さん。尾崎亜美さんの曲って何かユーミンの曲に通ずるおしゃれ感みたいなものがありますよね。
中央フリーウェイ -1976- / 荒井由実
ということでお次の和モノはユーミンで行ってみましょう!イントロの『エレピ』の音色が、ふぁっと目の前に広がる景色をまるで描いているようです。
このイントロだけでもうこの曲の方向性は決まったって感じですよね。さっきの「マイ・ピュア・レディ」がアコースティックギターとの絡みが聴きどころなら、こちらは心地よいエレクトリックギターのカッティングと、まるでステップを踏みながらダンスをしてるかのようなベースギターとの絡みが最高です。そこに『エレピ』マイルドに、そして時に都会の涼しさのような風をサラッと吹かせてくれているように気取らずなっているのが最高です。
My Sweetness(いとしの貴女)-1976- / Stuff(スタッフ)
フェンダーローズの名曲と言えばこの曲でしょう!スタッフの「いとしの貴方」です。カッコいいでしょ!!これぞいい意味で音楽オタクのための音楽。オシャレかつ、グルービーでファンキーです。
スタッフとはニューヨークを中心に活動をしていたスタジオミュージシャンが集まって作ったグループであり。ジャンル的にはフュージョンやクロスオーバーなんていわれたりします。CDショップによってはジャズの棚に置いてあることもしばしば。
私は音楽的な遍歴で言うともともとロックやポップが好きで、その後ボサノバなどを聴くようになり、70年代のソングライター系(キャロルキングだとかビリージョエルなど)からの流れで、AORを聴くようになり、その後フュージョンそしてcity Popへとつながっていった感です。
こんな感じで音楽ってどんどん数珠つながりのようにつながっていくところも面白いところ。
このスタッフの「いとしの貴女」もそんな数珠つなぎの中で出会った一曲。ちなみにこの曲、『軽音楽をあなたに』というFMの音楽番組のテーマ曲として使用されたことから、当時FMをエアーチェックされていた世代の方には割と知名度のある曲のようです。
I'm Not In Love(アイム・ノット・イン・ラヴ)-1975- / 10cc(テン・シー・シー)
最後はこの曲で締めましょう。10ccの「アイム・ノット・イン・ラヴ」です。この曲も初めて聴いたときはめちゃくちゃ衝撃を受けました。
夢なのか、現実なのか、どちらかわからないような雰囲気。そして優しくも少し物悲しいような何とも言えない雰囲気。とにかく音作りがオシャレかつ知的でカッコよくて大好きな一曲です。
歌詞の内容はというと、大好きな子がいるんだけど、「その子のことなんて好きでも何でもないよ」「電話したって特別な意味なんてないから勘違いしないでくれよな」って恋していることを全力で隠している、ちょっとかわいい歌詞です。初めて歌詞の内容を知ったときは「あれっ!知的でカッコいいと思ってたのに、意外とかわいい歌詞なんだなぁ」って思いました(笑)
◇◇◇
いかがだったでしょうか。『エレピ』の音色を聴きながらnoteを綴っていると本当に心地よい気分になります。まだまだあの曲もこの曲もと『エレピ』の名曲はたくさんあります。また機会があれば『エレピ』特集で音楽noteを綴ってみたいと思います。
まだまだ寒い日が続きますが、『エレピ』のまどろむような音色に包まれながら、時折見せる春の足音に五感を傾けてみるのもいいかもしれませんね。
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