お洒落で都会的!山下達郎さんの提供曲で音楽note
皆さんいかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。週末のこの時間は音楽を聴きながらnoteを綴る時間、音楽noteを楽しんでいきたいと思います。ラジオ感覚で読んでいただけますと幸いです。
さて今回の音楽noteは、山下達郎さんが提供した曲特集で行ってみましょう。山下達郎さんといえばもう説明不要のビッグアーティストですが、実は他の方への提供曲も書いておられます。有名どころで言えば、KinKi Kidsに提供した「 硝子の少年」やアン・ルイスさんに提供した「恋のブギ・ウギ・トレイン」などがありますが、それ以外にも名曲ぞろい。今回は山下達郎さんが提供した曲の中でも、私のお気に入りの曲を紹介してみたいと思います。それでは早速行ってみましょう。
偽りのDJ / ダディ竹千代&東京おとぼけキャッツ - 1980 -
まずはダディ竹千代&東京おとぼけキャッツの「偽りのDJ」から始めてみましょう!!ダディ竹千代&東京おとぼけキャッツというグループ名から、コミックバンドなんじゃないの!?とか遊び半分のグループじゃないのなんて想像するかもしれませんが、そんなことはございません。まぁコミックバンドっちゃぁコミックバンドなのですが・・・演奏を聴いてもめちゃくちゃ本格派です。
初めて聴いた時グループ名とのギャップに驚いたことを覚えています。私がこの曲を初めて聴いたのは90年代後半。ラジオでたまたま耳にしたのですが、当時インターネットも一般的ではなく、ダディ竹千代&東京おとぼけキャッツの情報を調べる術もなく、不思議な存在でした。
その後、ダディ竹千代&東京おとぼけキャッツについて調べてみると、ダディ竹千代さんはラジオのDJをしていたよう。ライブハウスなどではなかなか破天荒な演奏スタイルで出禁になることもよくあったそうです。とにかくなっかなかぶっ飛んだバンドだったことは確かですが、よく考えてみるとデビュー当時のサザンなんかもなかなかぶっ飛んでいたわけで、一般的に受けるかどうかは紙一重なんだなぁなんて考えさせられます。
サウンドといえば、なかなかお洒落。今風に言えばCityPopテイストのロックンロールって感じでしょうか。ゴリゴリギターをかき鳴らすパワフルなロックを体育会系ロックだとすれば、こちらは軽やかにスムージーに乗れる文化会系ロックって感じ。とにかくお洒落に軽く乗れるって感じがGOODです。
歌詞はなかなかブラックジョークといいますか、DJをしている自らを茶化すかのような自虐ネタというか過激というか、じっくり読むとなかなかハードです。ぜひぜひお洒落なサウンドを心地よく聴きながら歌詞にも注目してみてくださいね。
ニコニコ・ワイン / 村田和人 - 1983 -
お次は大好きなアーティストの一人、村田和人さんの「ニコニコ・ワイン」。約1分ちょっとしかないこの曲ですが、サウンドはもうがっつり達郎サウンド。ギターの音しかり、コーラスしかり、「FOR YOU」あたりの達郎さんが好きな人ならワクワクすること間違いなし。
というかこのアルバム、この曲以外にも達郎さんが好きな方ならぜひ聞いてほしい一枚。プロデュースは山下達郎さんがされていて、全曲編曲は達郎さんが担当しています。村田さんは達郎さんのバックコーラスをされていたからか、パワフルで達郎さんのボーカルスタイルとよく似たものがあるのですが、村田さんのボーカルは達郎さんバリのパワフルさに加え、清涼感や明るさがさらに増しているように感じ大好きです。
「ひとかけらの夏」というアルバムタイトルがぴったりなくらい爽やかでリゾートテイストあふれる曲で埋め尽くされています。CityPop好きの方にもおすすめの一枚です。
余談ですが、竹内まりやさんとデュエットされているサマー・バケーションも最高です。ちょっと季節先取り過ぎだけど、定期的に聴きたくなる大好きな一曲です。この流れでききたくなっちゃったのでちょっと脱線しちゃいました。
竹内まりやさんとのデュエットソング「サマー・バケーション」はこちら↑ちなみにこの曲は村田和人さんの作曲です。
真夜中にベルが2度鳴って / EPO - 1981 -
今回このnoteを綴るにあったって、達郎さんの曲を再度確認しているときにたまたま見つけた達郎さんの提供曲。達郎さんファンなら絶対気に入ると思います。というか私も一聴惚れしました!!「めちゃくちゃいいやん!!タツロー節やん!!」っておもっちゃいました。めっちゃいいのでたくさん語りたいのですが、いかんせんこの曲の詳細がわかりません。なので詳しいことは語れませんが、まず演奏がめちゃくちゃ達郎サウンドだなぁって感じ!!BigWaveに収録されている「Only With You」とかそんな感じのミディアムテンポのお洒落ないい曲です。
センチメンタル・ニューヨーク / クールス・ロカビリー・クラブ - 1979 -
最後は山下達郎さんの作曲ではないのですが、達郎さんのプロデュースによるこの曲も紹介しましょう!はクールス・ロカビリー・クラブの前身はクールスという名前で活動をしており、古くは舘ひろしさんなども参加しており、その後はクレイジーケンバンドの横山剣さんも参加されていた活動期間の長いグループです。
本来はロックンロールやロカビリーを中心としたオールタイムロックンロールを得意としたバンドです。そんなグループなのですがこの曲は少しテイストが違い、都会的な雰囲気がたっぷりの一曲に仕上がっています。
イントロから都会の空気感たっぷりで、間奏のサックスなんてめちゃくちゃカッコいいです。16ビートがとにかく心地よく、まるで摩天楼から夜明けを眺めている感じ。都会のお洒落な雰囲気と、少しクールな風が吹いているといいますか、ドライな感じがいいんです。
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いかがだったでしょうか。今回は山下達郎さん関連で音楽noteを綴ってみました。洋楽テイストの特にブラックミュージックの影響を感じさせるサウンドに、当時の日本のキラキラ感がたっぷり詰まった、聴いているだけで少し背伸びしてお洒落したくなる曲たちでした。
先日、杉真理さんが「今のミュージシャンは自らの悩みや思いなどを等身大で表現されているけど、私たちの世代のミュージシャンは実際より少し背伸びした理想の自分や生活を表現してきた」みたいな内容を語っておられました。今回の曲もそんな80年代前後に発表されたもので、実際より少し背伸びしたお洒落でカッコいい理想の姿を表現された作品なのかもしれませんね。
そんな私も実際より少し背伸びしたお洒落な世界に魅了され続けている一人。夢のような世界をたくさん見せてくれて本当に感謝です。これからも山下達郎さんや杉真理さんをはじめたくさんのミュージシャンの皆さんが、普段お洒落には無縁の私たちリスナーにちょっと背伸びさせてくれる素敵な世界を見せてくれることを楽しみにしています。