奄美移住したらあっという間に2年弱経ったけど今も元気に満喫しています
2021年12月、大阪から奄美に移住しました。経緯と移住1週間の記録はこちら。
移住前に奄美の移住情報を調べては、「これから移住します！」「移住しました！今後は奄美の情報を発信するぞ！」という記事はたくさん見つかるのに、なぜかその後ぱったりと更新が途絶えるブログが後を絶たず。
「奄美移住した人は神隠しにでも遭うのか？」「私は絶対に移住後に情報発信するぞ」と思っていたのに、私もまたすっかり更新できていませんでした。とほほ。
奄美移住後に更新できなくなった理由
奄美移住した後、何か役に立ちそうな情報を発信できたらな…と思うのですが、コロナ、変わりやすい天気とネタ収集が捗らなかったのと、インドネシアに短期滞在していた時と違って仕事もしていたので、時間もあまりなかったのでした。
私は東京の企業に所属するリモートワークですが、奄美で仕事していたり、地域に溶け込んで活動している方々はそれに輪をかけて忙しくなると思うので、ブログが更新されないのは致し方ないかもしれません。
この2年で起こったことまとめ
役立つネタ形式で書くにはなんだかいろいろあったので、自分自身の整理のためにもつらつらとまとめておこうと思います。
子どもたちは幼稚園にすぐ慣れた
移住当時、長男は年少、次男は2歳になる直前で保育園に入ったところでした。幼稚園児なのでその日のご機嫌で「行きたくない！」という日も多々ありますが、幼稚園にはすぐ慣れました。
大阪も奄美も、カトリックでモンテッソーリをよしとしている幼稚園ですが、大阪に比べて奄美はのんびりとしていて、子どもたちには合っていたようでした。うまくいかなかったのは、預かり保育の帰りの車で疲れ切った2人が毎日喧嘩＆ギャン泣きするので、今はバスで昼過ぎに帰ってきます。まあこれは、移住云々直接の要因ではないのだけど。
あと、ラッキーなことに、同じく移住組のお隣さんが同じ幼稚園だったのもありがたかったです。親子ともども仲良くなれて楽しいのと、相談もできて心強いです。
台風の物資不足はヤバかった
台風の風も強いんですが、それよりも影響期間が長いのが本当に大変です。台風の物資不足は3段階あります。
台風が来るとわかると、みんな買い占めるので物がなくなる。
台風が来ている間は買い物に行けない。
台風が去っても、台風の進路が船便の航路と重なる間は物資が届かない。
2023年の強い台風が来た時は、3週間くらいまともに買い物できなくて、後半は毎日パスタでした（笑）。この時は台風の風も強くて被害も大きかったですが、私たちは名瀬かつ雨戸を閉めていたので家は無事でした。
買い物は、ドラッグストアとイオンが狙い目です。このふたつは私にとっては最後の砦。
曇りが多い、雨もよく降る。島の天気は変わりやすい
決してそういうわけではないですが、毎日雨が降っているんじゃないかと感じるほど。晴れているなー！と思って出かけたら、みるみるうちに雨雲が…とか。逆に曇り空だなあと思っていたら意外と晴れたり。突然バケツひっくり返したような大雨になったり（ここまで来ると、すごすぎて毎回笑っています）。
島のどこにいるかでも天気が変わるので、天気予報はあまり当てになりません。そして、なぜか週末に限ってよく雨が降ります（笑）。
でも、「青空！いい天気！」を期待しなければ特に気になりません。在住者のいいところは、天気が悪くても「また別の日にすればいっかー」と思えるところなので、気にしないのが1番。そして、曇りや弱めの雨なら意外と海がきれいなので、私は天気を気にせずドライブしています。
洗った食器が乾かない問題
「洗濯物が乾かない」はよく聞く気がするんですが、一晩おいても洗い物が乾いていないのにはビックリでした。ちゃんと拭けばいいのだけど、怠け者なのです。
結局、我が家は食器乾燥機を買いました。本当は食洗機を買いたかったのだけど、間取りの問題とかいろいろあって。
ちなみに、当然ながら洗濯物も乾きません。最初はドラム式の乾燥機能をフル活用していたのですが、最近は洗濯機の調子が悪いのでコインランドリーの乾燥機を利用しています。お隣さんは衣類乾燥機を買って使っているそう。うちも近いうちそうするかも。
あと、室温コントロールをミスったのか、クローゼット開けたら扉の内側が一面結露していたことがありました。大変だった…。服がカビるのも経験しました。クローゼットに除湿機が要るってこういうことね。
月によって、PEACH航路がない
月と航路によって我らがLCCの航空券が販売されていない期間があることに最近気づきました。具体的には、今年11月の大阪航路がなかった…。
レガシーキャリアの飛行機で行くよりも、東京や鹿児島経由のLCCの方が安いのですが、それにしても高い。ざっくり2倍いかないくらい。LCC航空券がない時期に行き来する用事がある方は注意が必要かもですね。
海遊びはダイビング、シュノーケリング、海水浴、SUP、釣り
私も夫もダイバーなので、やっぱり隙あらば潜りに行きたい。なおかつ、いろんなショップで潜ってみたい。というわけで、移住前にお世話になったショップさんの他に2軒ほど利用させてもらいました。どこのショップさんも、それぞれの良さがありますね！
ダイビングする日は朝と夕方の預かり保育にして、幼稚園まで送ってダイビングショップの集合場所に行き、ダイビング後に幼稚園までお迎えに行きます。時間的にはギリギリ何とかなります。移住前はシッターさんを紹介いただいて、お願いしていました。
シッターさんと砂浜で遊んだのが子どもたちは楽しかったみたいなので、本当はそうしたいのだけど、予算の兼ね合いと、ショップに帰ってからの片付けの時に子どもに見つかってバタバタするので預かり保育ばかりになっちゃう…。
あと、SUPも買いました。楽しい！主にSUPシュノーケリングしています。半日で4匹くらいウミガメを見れたことがありました。感動だったー！
海はどこも激混みになることがなく、シャワーとトイレが併設されているところも多いので、海遊びは快適さしかないです。特に子連れ海水浴なら、大浜公園か国直ウミガメ公園はとても遊びやすいと思います。カフェもあるから良いんだよな〜。ちょっと奥まっているけど、タエン浜や崎原海岸もよかったです。
釣りは夫がやりたいと言って釣竿やらルアーやら買いまくっているけど、1匹も釣れていません（笑）。お店の人曰く、南部に行かないと釣れないとか、夏にならないと渋いとか。ただ、子連れで釣りってなかなか簡単ではないので、あまり試せていないなぁ。いつか釣れるんだろうか。船釣りはそのうち行ってみたい！
ジムニーを諦めてハスラー買ったのに、ジムニー在庫あるって言われた
大阪でジムニーを買う契約をしてから奄美移住することになり（我ながら、ホントに行き当たりばったりで生きているな）、奄美ではしばらくマンスリーレンタカーで過ごしていました。でも、納車がずれ込みそうという連絡があり、そのままキャンセルもできましたが、お世話になっていたこともあって代わりに泣く泣くハスラーを契約。大阪で契約して、奄美に送ってもらうことになりました。
納車日に奄美のディーラーに行った時に世間話で経緯を伝えたら「ジムニー、奄美なら在庫あるよ」と。がーーーん。でも、店長さん曰く「小さなお子さんいるなら、絶対ハスラーの方が扱いやすいから良い買い物したよ」とのことで、まあ、実際乗り心地も使い勝手もとても良いのでハスラーで満足しています。でも、チャンスがあったらジムニー買う！
フルリモートワークで再転職した
移住直前にフルリモートの会社に転職したのですが、移住直後くらいに古巣の社長さんから紹介してもらった会社がとても好きで、もともとは業務委託の副業だったのだけど、お声がけいただき転職しました。
フルリモートからのフルリモート。どちらも他府県の企業。ということで特に不便はなく。子どもたちが一時期、インドネシアに帰省している隙に本社に遊びに行って、ゴリゴリ働いて、それも楽しかったなー。
移住者の場合、島内で就職すると環境の変化が大きくてストレス要因になるという話もちょいちょい耳にします。なにしろ島時間、島文化ですからね。南国は天候に翻弄されながら生きているから、考えが柔軟で諦めるのも早く、人の繋がりも濃いです。それは奄美だけでなく、おそらく沖縄もインドネシアも同じ。
そういうスタイルに馴染めなさそうな場合は、「フルリモートでのお仕事」という選択肢を取れるように動いておくのは重要かもしれません。あとは、フリーランス。奄美はフリーランスを応援している島でもあるし、おしゃれなコワーキングスペースもあるし。
いい病院・クリニックが見つかってありがたい
大阪でも何かと病院通いしがちでしたが、「ここは安心できる！」という病院に当たることばかりではなく。そんな中で、奄美に来てから良い病院、クリニックたくさん見つけて、状況に合わせてお世話になっています。
「みんなの診療所」は早朝、夜間、週末に何度も。車で診察してもらえるのでヤンチャな子連れにはめちゃくちゃ助かります。コロナ禍でもずっと予約なし発熱外来対応してくださって、本当に頭が上がらないです。家族全員がお世話になっているクリニック。
「むかいクリニック」は私の軽度の喘息を診断してくれて、長年の長引く咳の謎が解けて本当に助かりました。アレルギーにも強くて、長男も喘息＆アレルギー持ちなので2人でお世話になっています。
「奄美中央病院」は夜、みんなの診療所がお休みの時に救急外来でお世話になったり、電話で看護師さんに助けられたり。夜は小児科をやっていないのだけど対応してくださって、本当にありがたかったな…。病児保育もあり。
「せきクリニック」は皮膚科で長男がお世話に。アトピーっぽいガサガサ肌がみるみるよくなり。かなり悪化したとびひもすぐに治ってありがたかったです。
長くリピートしているのはこの辺りかな。スポットで助けてもらったクリニックさんもまだあるけれど…。
あとは、そろそろ歯医者を探さなきゃいけないなぁ。歯医者は途中で簡単に変えられないから、めちゃくちゃ悩みます。
来年は夫のビザ更新。名瀬でできるらしいのでチャレンジ予定
ビザ更新のために鹿児島に行って、あれしてこれして…と考えていたら、月に2回ほど名瀬に出張所が来るらしいので来年チャレンジします。こういうの島内で完結してくれるのめちゃくちゃ助かるよなぁ。大阪は南港で遠くて大変だったけど、それよりさらに便利になる。
確かパスポートも作れたような？手続き関係は意外と便利な気がします。何より奄美市役所、設備も人も良くて大好き。
ドライブ、買い物、通院、用事の合間にきれいな海が見えてアガる
ちょっとしたお出かけのたびにすぐ海を見られて、ほーーーっとなります。ときどき感覚が麻痺してくるのだけど、1ヶ月ほど東京で仕事に集中していた時期、「歩いても歩いても海が見えねえ！」と息切れしそうな心境だったので、すっかり「失った時に気づく大切なもの」になっています。
コインランドリーの待ち時間にこれですからね。ほーーー。
晴れた日は夕日と星空を見に行く
今年何回かやったのですが、「お、今日天気いいな、気力もあるな」という日に、コンビニでお菓子と飲み物を買い込んで大浜公園へ。夕日も美しく、その後の星空はいつまでも眺めていられるレベル。子どもたちはお菓子が尽きるとすぐ飽きるので車でDVD鑑賞しておいてもらって、私と夫は波の音を聞きながらぼーーーっと星空を眺める。めちゃくちゃおすすめです。
星空に関しては、大浜公園なら上の方にある駐車場がおすすめ。下まで降りちゃうと意外と明るくて見えません。もしくは笠利の「あやまる岬公園」のカフェ近く。ここは夜は真っ暗なので、満点の星空に圧倒されます。今年の七夕、一瞬雲が晴れてそれはそれはきれいでした。
今後はもっと奄美らしさを満喫したい
移住がコロナ禍真っ只中だったこともあり、イベント関連は中止になり、自粛も求められたりして、まだなかなか奄美ならではの体験ができたかというとそうでもありません。私自身が喘息持ちということもあって、感染予防のために人を避けると海ばかりになってしまい（笑）。
ローカルな暮らしは私にはハードルが決して低くないので、どこまでできるかわからないけれど、もうちょっと関わっていかないともったいない気もします。
あとは、もっとあちこち行きたい！どうしても子どものご機嫌優先でお出かけしちゃうので、楽なところ、知っているところに行きがちだけど、あちこち開拓したい。離島も行きたい。鹿児島や沖縄への船旅もしたい。とりあえず、「離島航空割引カード」作ることから。来年こそはー！
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