妊婦ひとりで1歳連れ空旅!無理しないスケジュールを組んでみた
自己紹介/大阪在住。夫はインドネシア人(マナド)。第一子ニコは2017年に誕生。第二子妊娠中で、インドネシアでの里帰り出産を予定しています。
いよいよあと2週間でインドネシアに向けて出発。ニコとは新幹線での2人旅も、家族での飛行機も何度も経験したけれど、「お腹が大きくなってからの飛行機」と「ニコと2人で飛行機、海外」は今回が初めて。というわけで、事前にいろいろ調べておくことにしました!
今回のフライト
関空からマナドに行くルートはいくつかありますが、シンガポール経由もしくは成田・ジャカルタ経由がもっとも一般的なルートです。
で、もろもろの準備を整えてから渡航できるタイミングで各ルートを調べたところ、こんな感じでした。
金額は大人1人+2歳未満の子ども1人(膝の上)で後から合流する夫の分は含みません。
シンガポール経由
所要時間:往路14時間35分(フライト7時間+3時間45分)
費用:往復501,160円
航空会社:シンガポール航空、シルクエア
経路:23時関空発→翌5時半シンガポール着/9時過ぎシンガポール発→13時過ぎマナド着(トランジット3時間50分)
成田・ジャカルタ経由
所要時間:往路21時間25分(フライト1時間15分+7時間55分+3時間30分)
費用:往復176,880円
航空会社:ANA、ガルーダ・インドネシア航空
経路:19時過ぎ関空出発→20時頃成田着(トランジット3時間)/23時頃成田発→翌4時頃ジャカルタ着(トランジット6時間)/11時ジャカルタ発→15時半マナド着
シンガポール経由たっか!インドネシアに行くのに大人ひとりに膝乗せの子どもだけで50万…。
ジャカルタ経由は予算的にはアリだけど、妊婦である私がニコとふたりだけで行くと考えるとハードです。夜のトランジット3時間を乗り越えた後、早朝着の長時間フライト、その後トランジット6時間はしんどそうだし、11時から15時というニコが遊びたい時間の3時間半のフライトも辛そう。
そこで、考え方を変えて、
「どの航空会社を選んでもどうせ快適さには限界があるので、割り切っていつも通りLCCを利用。トランジットは思い切り長時間にしてまったり過ごす。途中、バリで2泊して体を休める」
ということにしました。バリにいるインドネシア人の友人にも会えるし、フライト代が浮いた分をホテル代に回して(それでもかなりお釣りが来ます)、ニコとのんびり羽を伸ばそうかなと。
本当はバリにもっと長く滞在して短期の親子留学もいいかなあ…なんて考えもしたのですが、調べる限り親子留学って親と子は日中別々の場所で過ごすことになりそう。ニコとしばらく2人旅する機会もないだろうから、今回はホテルで一緒に過ごすことにしました。
バリ経由のフライトはいくつか候補がありましたが、できるだけニコが眠くなる時間帯に飛行機に乗るようにするとこんな感じ。
デンパサール(バリ)・ジャカルタ経由
【トータル】
費用:往復約127,000円
経路:22時過ぎ関空発→翌4時クアラルンプール着(トランジット15時間40分)/19時台クアラルンプール発→23時前デンパサール着/ホテルに深夜チェックインして2泊/翌々日14時半デンパサール発→15時半過ぎジャカルタ着(トランジット2時間40分)/18時過ぎジャカルタ発→22時45分マナド着
【関空からバリまで】
所要時間:往路25時間35分(フライト6時間45分+3時間10分)
費用:往復約50,000円
航空会社:エアアジア
【バリからマナドまで】
所要時間:往路8時間15分(フライト2時間5分+3時間半)
費用:片道38,382円(往復約77,000円)
航空会社:ガルーダ・インドネシア航空
実は去年コモドに行った時も前回のマナドへの里帰りもバリ経由。この時もバリに数泊したおかげで次のフライトがずいぶん楽でした。
なお、今回エアアジアを選んだのはちょうど破格のセール中だったため。関空からバリまではガルーダの直行便もありますが、里帰り出産で7ヶ月ほど滞在する今回は関空とバリの往復だけで2人で十数万円かかりそうだったのでやめました。
バリからマナドをガルーダにしたのは診断書の都合です。インドネシアのLCCであるライオンエアの方が短時間でマナドに着くものの、「3日以内に書かれた医師の診断書」を提出する必要があり、今回のスケジュールでは厳しい。一方、ガルーダは妊娠32週未満であれば診断書不要です。
フライト以外に気をつけたいこと
海外旅行となると長時間フライトにばかり気を取られそうですが、「クアラルンプールでの長時間トランジット」と「バリ滞在」もちょっとドキドキです。普段ならともかく、妊婦は動きづらくてスタミナもない…いかに体力を温存できるかが重要になります。
2回のトランジットのうち、ジャカルタでのトランジットは3時間弱なので、移動と食事で結構すぐ潰せそうです。
バリ滞在に関してはクレジットカードのコンシェルジュサービスでキッズルームのあるホテルを予約済みです。あとはとにかく無理をしないこと。
問題はクアラルンプール。今回は空港で過ごしたいのですが、トランジットホテルでは絶対にニコが退屈してしまいます。ニコも楽しめて、あわよくば遊び疲れて夜のフライトはぐっすり…というパターンに持ち込みたいところ。どこまで計画通りにいくかはわかりませんが、下調べしてみました!
最初で最大の関門、クアラルンプールでの長時間トランジット
クアラルンプール到着は早朝4時。そして、バリへのフライトは19時40分発です。エアアジアなので到着するターミナルはKLIA2。そこで、KLIA2について調べてみると、なんとドンピシャな記事が…!
この記事を参考にしつつ、1日の過ごし方をざっくりイメージしてみました。
この旅のためにゲットしたプライオリティ・パスを使って、朝4時から開いているラウンジでちょっと休憩。ラウンジはレベル2とレベル3の2箇所あるので、3時間経ったらハシゴして朝ごはん。
その後、KLIA2のキッズエリアで遊ぶ。キッズエリアについてはこんな記事もありました。
午前中たっぷり遊んで、ランチはフードコート。ニコは偏食で何を食べられるかその時になってみないとわからないけれど、プライドポテトだけはほぼ確実に食べられるので最悪それを。
で、ランチの後はできたらもう一度レベル3のラウンジに移動してシャワー。汗を流したいのもあるけど、濡れて疲れさせる作戦。あわよくばお昼寝に持ち込めたらいいなあ。
ニコが元気になったら再度キッズエリアで遊ぶ。もしくは無料のムービーラウンジや買い物で時間を潰す。
…と具体的に考えてみると、意外となんとかなりそうです。むしろ、雨で家に閉じこもっている日よりも過ごしやすいかも、という気がしてきました。
バリでは無理せずしっかり休む
バリには23時前に到着予定です。絶対にグッタリしているので、ホテルの送迎をお願いしてあります。とにかく迎えの人を探すのみ!ホテルに着いたらすぐ就寝。
翌日は朝食後、元気なうちにホテルのキッズルームでニコと遊び、友人たちが来るのを待とうと思います。できればローカルワルンでご飯を食べたいのだけど、暑い中歩き回れないだろうからホテルでお茶して過ごそうかな。無理は禁物。
次の日は14時半フライトなので、ホテルをチェックアウト後そのまま空港に移動。空港で売っているというSIMカードを買いたいなと。というのも、今インドネシアではSIMカードを買うのに身分証が必要で、外国人が買えるお店は限られているんだそう。
夫は「友だちの名前借りて買ってもらったらいいよー」と言うのですが、面倒だろうし申し訳ない。どうしようかなと考えていたところへTwitterでこんな記事が流れてきました。記事によれば空港なら外国人でも買えるとのこと。助かる!
ちなみにTELKOMSEL(simPATI)の国内フリーコールSIMカードを購入予定です。産前に滞在する義母の家はマナド市街に近いのですが、ちょこちょこ行き来することになるみんなの実家は市街から車で3時間ほどの田舎です。夫いわくsimPATIじゃないと電波が入らないから気をつけるように、とのこと。インドネシア郊外に行く人はTELKOMSELの方がいいかも?
購入場所は国際線は到着ロビー付近にあるようですが、国内線は国際線と国内線の間にあるバーガーキングとスターバックスの向かい側にTELKOMSELのブースがあるよう。確かに以前、赤いブースを見かけた気がします。
ここでSIMカードを買って、ガルーダのチェックインカウンターへ。妊婦や子連れはオンラインチェックインできないのが辛いところです。でも優先はしてもらえるはず。
チェックイン後はラウンジでランチ。国内線はキッズエリアがないみたいですが、ご飯は充実していそう?
あとはジャカルタへ!お昼寝時に2時間のフライトは何とかなる気がします。
最後のトランジット、ジャカルタで2時間40分
バリからマナドまではガルーダ航空を利用します。スカルノハッタ空港到着は15時半頃、ターミナル3です。
国内線で出発する場合、利用できるラウンジは2ヶ所あるそう。ゲート13と18、どちらか近い方を使う予定です。いずれもキッズエリアはありません。
ただ、スカルノハッタ空港のターミナル3には飲食店がたくさんある様子。
迷わないか心配なくらい広そうです。甘いものでも食べてから早めにゲートそばに移動して待機かな。あとは18時過ぎの飛行機に乗ればマナドはもうすぐです!
飛行機内で時間を潰す方法
今回はフライト時間をできるだけ昼寝か就寝時間に合わせているので、基本的にはこっそり授乳で寝かしつけを狙っています(これもあって、まだ卒乳させてなかった)。
が、もちろん「目が冴えちゃって眠れない!」なんて可能性も十分あります。その場合はどうやって過ごすかも対策を立てておこうと思います。
おもちゃを持ち込む
条件としては「できるだけ長い時間遊べる」「音が出ない」「落としても転がらない」あたりでしょうか。ニコの今のお気に入りは、「コップからコップへ水や飲み物を移し替えること」ですが、これはあまりにも危険。なので、紙コップと粘土を持っていこうと思っています。シールブック、タブレットも持っていく予定です。
おやつ、飲み物を持ち込む
プチクッキーなど、いろんな味のお菓子を何種類か持ち込もうと思っています。手が汚れず、こぼしにくいものだと安心かな。あとはペットボトルのジュースを空港で買うつもり。
搭乗前にいっぱい遊ばせる
できるだけたくさん歩いたり遊んだりしようと思っています。
でも、朝寝や昼寝はいつもどおり
一概にはいえませんが、ニコは寝不足だと機嫌も寝付きも悪くなるような気がします。なのでよく言われる「昼寝させない」は逆効果になる可能性も。ここはできるだけいつもどおりにしようと思っています。
座席は一番後ろを指定
どうせ急がないので、のんびり過ごせそうな最後尾の座席を確保しています。前方のバシネット席は足元が広いですが、以前エアアジアのバシネット席を使った時、座席前の空間(通路ではないので通るのNG)を横切る人が多くて落ち着かず。後方ならトイレも近いので安心です。
事前に調べたのはこんなところです。果たして当日は目論見通りうまくいくのか?実際の様子はまた後日書こうと思います!誰かの参考になるといいな。
結果報告はこちら!
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