畑で育てる一粒万倍コメ日記⑧脱穀
2021.11.9
稲刈りをして干し始めてから13日目
スズメたちの散らかし方が尋常じゃなくなってきた。彼らはギャングだ。このままではコメがなくなる。
そろそろかなぁと、向かいのおじさんに聞いてみたら、水分計で測った方がいいと、機械を持ってきてくださった。
モミをとり、玄米にして調べてみると、
14.6
おじさん:いいんじゃないかな?
農協ではこの数値が14.5〜15.5じゃないと引き取ってくれないんだと教えてくれた。数値は高すぎるとカビが出るし、少なすぎると不味いらしい。
種は?と聞いたら、この水分量で保管すればいいよと教えてもらって、中でもぷっくりと膨らんだものを選んでよけていった。
量が少ないので、木の板とガラスの容器を使って一本一本手作業でやってみたものの、朝8時から昼も食べずに夕方4時半までかかり、来年はこりゃ無理だと実感。
朝はモバイルのスピーカーと携帯を連動させて米に音楽を聞かせてさらに良い味になるなんて考え、気持ちの良い音楽を聴きながら作業を進めていたものの、終わらないので昼を食べずに進めようと決めたあたりから、だんだん余裕がなくなっていった。
…このままじゃ終わらない…。まーちゃんは忙しそう…明日は雨…仕方ない。束でやるか。
最初はモミだけ取れてボールに入れて行ったけど、最終的には稲の葉っぱが切れ切れになってたくさん入って、ふーふーして葉っぱを飛ばす。
携帯の充電も切れて、音楽どころじゃなくなったけど、心は穏やかに"美味しくなーれ"と声をかけながらガラスの容器でガリガリバンバンこそげとる。
10キロの米袋 半分で終了
8時間同じ姿勢に身体が悲鳴を上げている
来年はもっと効率良く考えるか、
量を増やして機械を借りるか
うん。量を増やそうと思う。