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【ここが違う!】cannondaleのエアロコクピット
エアロコクピットが各メーカーから発表され、最近では珍しくなくなっています。その構造はメーカーごとにさまざまですが、cervelo S5のような特殊な場合を除いて、どうやら一つのパターンに収束されつつあります。
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上側のベアリングを大径化して内側にブレーキホース(シフトケーブルも)を通す方法です。
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そんな中、cannondaleのステアリングはちょっと違います。ブレーキホースをヘッドベアリングの前に通しているのです。
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この方法によりヘッドベアリングを1.5インチに大径化することなくブレーキホースを内装することができています。デメリットもあります。
左右それぞれ60°くらいでストッパーが効いてハンドルのキレ角が小さくなるのです。歩道でUターンする時や車に積載する時に不便ですが、それに換えても譲れないトータルバランスがあるのです。ヘッドベアリングを大径化することによりヘッド周りの剛性が上がってしまい、全体的にバランスが崩れると、乗り心地と加速フィーリングか悪化します。
その昔COLNAGOが1インチから1-1/8に強化することを渋った。さらにインテグラルに進化させたのは2009年のCX-1の登場まで十分に吟味されたのです。新しいCOLNAGO V3rsはコラムチューブをD断面にすることにより1-1/8のベアリングの内側にホースを通す構造を選びました。少し無理はありますがヘッドヘッドベアリングの大径化を避けています。
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部分的に剛性が上がることにより崩れるバランスを整えるのは大変なのです。
エアロよりフィーリングを重視するcannondale Synapseなどはサイズによって下側のベアリングサイズを変えていることはご存知の方も多いかと思います。
小さいサイズでは上下とも1-1/8。51、54サイズでは下側だけ1-1/4。56、58〜は下側だけ1-3/8。SupersixEvoやSystemSixでは全面投影面積を気にして下側に1-1/4…一番小さいテーパーサイズを設定しています。
Leftyフォーク搭載のマウンテンバイクですら従来よりベアリングサイズを小さくしている時代に「ブレーキホースを中に通したいから…」て簡単にベアリングを1.5にできるはずなどないのです。cannondaleは専用のステムを組み合わせるとホースに負担をかけることなく内装が完了するよう考えられています。このハンドル・ステムセットは分割でき、ハンドルの送り角を8°調整できる他、ステム交換も簡単です。
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新しくなった機能には目が行きがちですが、大事にしていたことを失わないことも重要です。
と言うか…ブレーキホースを内装してまでエアロ化しているのにヘッドベアリングを大きくして、ヘッドチューブ太くしてどうするんだ!?
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