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cannondale Scalpelの日

2020年11月1日
京都府和束町で行われましたCoupe du japon湯船MTB国際に参加してきました。

ここ最近のMTBイベントと言えば、昨年の松野四万十バイクレース、泥んこ忘年会くらいでどちらかと言えばエンデューロ的な大会ばかりでしたが、今回はクロスカントリーレースに出てみました。
MTBのカテゴリーはよく知りませんが、OPENの部にエントリー。どうやらCJ-U男女チャレンジというグループと混走になるようです。
夜の間に広島を出て当日朝、会場の湯船に到着。さっそく試走に入ります。
聞いてはいたけど、クロスカントリーレース(XCO)はスタートが勝負。スタート後しばらくある直線でいかに前に出れるか。が大事。
思ったより長い直線の後、右に折れていきなりのシングル登り。丁寧にターンしてギヤを合わせたらこれまた丁寧に斜面を噛みしめながら登っていきます。しつこいくらいの登りの後にはジェットコースター的な下りが続きます。油断するとコースアウトしそうになるので、様子を見ながら下る。コブをいくつかいなした先のターンを過ぎるとドロップオフ。近づいてみると裏側に板があり、高さはあるものの危なくはなさそう。そこを過ぎてしばらくするとまた登り。今度は乾いた土と木の根、細かいターンにより繊細さを求められます。一度失速したら頂上までバイクを押して上がらなくてはいけなくなります。
ここで前走車に阻まれないように、スタートでできるだけ前にポジションしなくてはいけないわけです。試走では特に難なくクリア。鉄塔まで登ったら再びジェットコースター。ここはジェットコースターと言うよりウォータースライダーかな。
ターンはバンクを使って気持ちよく降りれますが、スピードに乗ると危なそう。
その先のゴロゴロ石セクションではキッズ達がが泣きながら格闘中。しばらく待ってアタックします。ここはパンク注意ですね。そこを過ぎるとゴールまで少し下るだけ。最終コーナーからゴールまでは距離がないので、最後は1人抜くことができれば上出来かな。
一周終えて、チームメイトの北谷くんに「もう一周行く?」と聞いている間に山本カズさんの車が駐車場に上がっていくのが見えたので、試走は終了。カズさんに挨拶に向かいました。
駐車場には同じく広島から参加の市川さん率いるアウタートップの面々が来られており!少し立ち話。カズさんの準備を待たずにcannondaleのピットに遊びにブースまで降りました。

今回はキャノンデールから山本カズさん、伊藤さんが参戦。サポートに秋吉さん栄田さん牧野さんが来られていました。もちろんエリートに出場する山本幸平選手、北林力選手のサポートです。

エリートは14時からなので、それまではピット内を自由に使わせてもらい選手気分でワイワイ。

スタンドにはチームメイトの飯田さんのイエロー、僕のオレンジ、北谷くんのHMグリーン。全てのスカルペルが揃いました。移動用のトップストーンNEOも近くに置かせてもらいました。なんせ駐車場まで激坂なんですもん。
レースは10時10分から。
オンロードの斜面で少しだけアップして招集場所に向かいます。驚くほど緊張しています。スタートはゼッケン順。つまりエントリー順。7番だったので2列目でしたが、CJ-Uと混走のため前には40名近くいます。もはやスタートダッシュの必要はなさそう。少し緊張が解けました。

スタートを待つ雰囲気。2分くらい前からカウントが始まり、いよいよレースです。
思ったより長い30秒が過ぎスタート。前の選手との間合いを見ながらちょっとずつ前へポジションを上げていきます。シングルトラックに入る頃にはカテゴリーのトップに出ることができました。このまま進めば後ろとの差は開く一方なので…と安心して前の選手のペースで走っていると、なんだか右から左から抜きにかかる選手がいる気配。ラインをズラしてガードし続けたのですが、さすがに進路妨害かな?と紳士になってラインを譲ると同じブルーゼッケンの選手。やられた!2位転落。でもまぁ、この選手の後ろを死守すればチャンスは来るはず。と思い車輪を合わせたのも束の間。下りに入ってもその選手、果敢にプレッシャーをかけてあっという間に3人前に行ってしまいました。
これはこの先で転倒でもしてもらうしかないな…と期待しましたが、ゴールまで彼の背中を見ることはありませんでした。
それどころか2周目のドロップオフ。前の選手を追いかけて勢いよく侵入した速度が今までより速かったようで、後輪の処理が間に合わず地面に前輪から突き刺さり前転。右肘と右脇で滑るように転んでタイムロス。
ハンドルの向きを直して再スタート。バイクが無事だったことに感謝しながら前を追う。幸い後ろはしばらく離れており、追いついてくる気配がない。下りで前の選手に詰めて、ゴール前で車輪半分だけリードして抜くことができました。相手はカテゴリー違いなので、このスプリントは勝つ意味がないのですがやっとかないとね。あっけない完敗で気分良く2位でした。

ケガの自慢をキャノンデールのピットにしている間にカズさんのレースが始まりました。
マスターズは少しコースが長く、周回数も3周。

カズさん、後ろの選手を引き連れながらも最終周の登りで引き離して単独優勝していました。

さすがです。この人は…表彰台が似合います。

そしてメインイベントのエリートのレースに向けてピットに緊張感が漂いはじめます。

補給ポイントで待機するキャノンデールスタッフ。

スタート準備が完了した山本幸平選手のバイク。

スペアホイールも含めて指定された空気圧にセットされています。

14時。エリートクラスのレースが始まりました。4.2km×5周…スタート直後から山本幸平選手が先頭に出てレースを引っ張ります。

2番手にチームメイトの北林力選手、スコットの平林安里選手など3選手を引きずりながら、正確なラップを繰り返します。

最後は引き離し危なげなくゴール。ゴール後はカメラの前に戻りチームメイトを待ちワンツーを讃える

実はオープン女子で飯田さんも2位入勝したのでこの日のスカルペルの結局は
<エリート>
優勝 山本幸平、2位 北林力
<マスターズ>
優勝 山本和弘
<オープン男子>
2位 井原琢麻 7位 北谷竜彦
<オープン女子>
2位 飯田由樹子

今回のコースは登りも下りもテクニカルだったので新型スカルペルが完全に有利でした。今考えられる最高のバイクと言えます。
プロ仕様のスカルペルを隠し撮り

幸平選手のジャパンカラーの特別なスカルペル。

このグレーは発表前に幸平選手に渡されたカモフラージュされたグレーのスカルペル。XTRのクランクは特注品

プロの洗車

レースの後は来週の全日本選手権に向けての段取りの確認をしていました。

大会・イベントの時には是非キャノンデールのブースに遊びに来て下さい!

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