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娘たちへ(2)結局ね、近道なんてないんだよ
お父さんの人生は、たくさんの紆余曲折がありました。まっすぐ進んだ方が良いのか、方向転換した方が良いのか迷いながら、その都度決断しながら歩いてきました。
曲がりくねった道、デコボコの道もありました。一度は確信をもって進んで行った道の先に、壁が立ち塞がっていることもありました。
一度乗り込んだ船に長く乗っていたいと思っても、降りなくてはならなくなったり、自ら降りたこともありました。しかし、全て自分が選んだ道。一度も後悔が無いと言えばウソになりますが、原因はすべて自分にあります。あなた方の父は、これからもこうしたデコボコ道を歩いていくのでしょう。
そもそも、順風満帆の人生を送り続ける人なんているのでしょうか。周囲からはそのよう思えても、内心は穏やかでない人も多くいるはずです。約束された道なんてないのだから。
あなた方がどんな道を歩くにせよ、希望だけは絶対に失わないでください。正しく生きる者の前には、必ず光がある。父はそう信じています。