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悩みと向き合う〜自分の内面を深堀りする

前々回、前回の二回に渡り、対人関係に関する記事を書きました。主に、自分にとって苦手な人に対処する上での心構えと対処法について述べましたが、さらに考察を深め、不都合な出来事が起きた時の自分の心の動きに着目します。

「対人関係篇①」で書いた通り、今の私は社会や組織に対し、適度の距離を置き、冷めた目で見ています。必要以上に他人の友好を深めたいと思わないし、他人から認めてもらおうという思いもありません。ましてや、他人様の考えや行動などは、まったく興味がありません。

他人の感情に振り回されず、自分の心を安定させるための方法として、「他人に対する期待を手放す」ことについて、既に「対人関係篇①」で書きました。ここでいう期待は、物質的なものに限りません。

例えば、何か手助けをした相手から感謝の言葉が無かったケース。この時に感じる小さな不満は、潜在的に、目の前の相手に「心の代償」を求めているから起こります。

また、他人への価値観の押し付けも、こんな気持ちが芽生える原因です。自分の価値観や倫理観は、自身を律するために持っていれば良いのであって、誰かに押し付けるべきものではありません。相手から感謝の言葉が無かったことが自分の価値観や倫理観と合致しなくても、所詮は他人のこととして受け流しましょう。こうした他人の反応を気に留める必要はないし、気になり始めると、自分の心がその一点に囚われてしまします。

最悪なのは、「その人のためを思って」という口実で、相手の態度を咎めること。これは、大抵の場合、こちらの不満を吐き出しているにすぎません。

最初から相手に「心の代償」を期待していなければ、そもそも不満なんて感じません。こちらの心は平安そのものです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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