20年ぶりくらいに新聞を取り始めた
去年いっぱいは読売新聞の中高生新聞を購読してました。もちろん私が読むわけじゃなくて、子供が読むために。まあ私も読んでましたが、普通のニュースについてはネットで情報仕入れてるし、そこにあるから読む、という感じですね。それで中高生の流行り廃りが分かるとは思えない(新聞に載る頃には終わりかけている)し、ニュース自体も知れてるし。
しかしながら、子供が結構いろんなことを知らないことに驚いたのと、少しくらいはこういう情報を仕入れられる環境を作ってあげることも重要なんじゃないか、と思って、今年から新たに読売新聞の本紙(朝夕刊)を取り始めました。
読売じゃなくても良かったんですが、読売だと
・朝夕刊のセットでネットも読める
・保守なので現在の政権の方向性を追いかけやすいのではないか
・今まで中高生新聞を購読しているので手続きが楽
という3つの理由で読売にしました。朝日みたいに右・左どちらかに偏りすぎているのは除外しましたが、読売も右の方なので微妙なんですけどね。私だけが読むのであれば日経なんですが、子供がメインだし、そもそも私しか読まないのであれば最初から購読なんかしないし。
子供に情報を与える、という観点では、本当は私の本棚とかがあって、その本を子供が自由に読んでいいよ、って状態にするのがベストなんでしょうけど、残念ながら10年くらい前からKindleにしてるからなぁ。紙の本は手元にあっても20冊程度なんですよね。部屋の壁三面が本で埋まっている、くらいの環境を作っておけばよかったな、と今更ながら思っています。
閑話休題
でまあ、子供に読ませるために、と思ったんですが、まあ普通にしてたら子供は読みませんわな。なので、子供には「取り敢えず全ページの見出しだけ読んでいきなさい。見出しだけでいいから。その中で興味を持った見出しがあったら、その中身をもう少し読んでみる。そんな感じで」って言ってます。多分やらないだろうけどなー。この辺の匙加減が難しい。
でまあ、せっかくあるので僕はほぼほぼ全ページ読むわけです。半分流し読みですが、それでも一通り読んでるわけです。あんまり記憶に残ったりしてないのがもったいないところですが、それでも一度頭の中を通しておくだけで違うよね、とは思ってます。
そしたら、案外面白いんですよね、新聞って。もちろん恣意的な内容や思想的に偏った内容ってのはあります。なので読み手側がちゃんと中立的に読んでいかないといけないのですが、気づかなかったこととかが載っててなかなか面白い。
特に良かったのは、「ネットだったら絶対読んでないな」っていうニュースも読む機会ができた、ってところですね。
ネットで見出しだけでチェックしてると、どうしても自分の気になったものや趣味嗜好にあったものだけを選びがちです。更にレコメンドされるのも自分の趣味嗜好にあったものばかりですからね。そうなると、セレンディピティが起きにくい。
新聞だと「取り敢えず全部読む」ってやっておけば、興味のない記事でも必ず目を通すことになる。それが自分の知識の幅や興味関心の幅を広げることにもつながるだろうし。
そんな機会が作れたってのは僥倖でした。
もちろん、だからと言って新聞を購読することを勧めるつもりはないですし、費用対効果で言うとプラスにはなりにくいな、と思ってます。情報を得るだけであれば、東洋経済とか日経ビジネスとかあっちのほうがいいんじゃないか、とも思います。
それでもまあ、新聞を家で購読しているのであれば、一通りザッと全ページを眺めるのは無駄なことじゃないと思いますよ。そんなに時間かからないしね。
あと、鍋とか鉄板料理とかするときにテーブルに新聞をしいて汚れを防げるのが何気に便利です。