やりたい仕事は常に考えておく
チームメンバーが一人退職することになりました。中途入社で約半年です。短いなぁ。お互いに時間を無駄にしてしまった感は否めないですね。
正直まあ、ちょっと微妙かな、とは思ってたんですよ。マネージャーになったのはこの2月からですが、その前から彼のメンターではあって、いろいろと定期的に話をしていたし、サポートもそれなりにしていたつもりです。
メンターとして接していたときも、ちょっとまあ微妙な雰囲気はあって。このままやっていけるのかな、というそこはかとない不安があったのは事実です。まあ、結果論ですが。
最も怪しいな、と思ったのは、「何かやりたい仕事はありますか?」「どんなふうにしていきたいですか?」って聞いたときの答えです。
そもそも最初の答えが答えになっていなくて、「今はこういう状況で、こういうことをやっていて、ここがまだ足りてないのでここをやらなきゃな、って思ってます」みたいな返答だったんですよ。
うーん、今の状況を聞きたいんじゃなくて、希望とかこれからのキャリアパスとかそういう話を聞きたいんだけどな。。。
もちろんそこで彼の返答は受け止めましたよ。「なるほど、現状はそういう感じなんですね。確かにその部分はやっておいたほうがいいのは確かですね」って感じで。
その上で改めて「現状は現状として、その先にやってみたい仕事とかありますか?」って聞いてみたんですが、返ってきた答えは、
いや、今の仕事をちゃんとやっていくことが重要なんで、このままで大丈夫です。
こういう答えが一番危ないんですよね。こんな仕事をやりたい、こんなふうにしたい、これがやりたい、みたいなことをお子ちゃまの様に言ってくれる方が遥かに分かりやすいし、一緒にやりやすい。
あと、希望を聞かれたときに「何もないです」って言う人間って、大概受け身で与えられたことをこなすタイプが多いんですよね。それまでも受け身の傾向が見受けられたんですが、この辺で「やっぱりそうなのかー」と感じました。
私見ですが、いい仕事をしようと思ったら、常に「こういう仕事をしたい」「こんなふうにしたい」「こんなことがやりたい」「次はこのキャリアに進んでみたい」みたいな、自分の希望とかやりたいこととか、そういうのを持っておくべきだと思ってます。それがあるからこそ前向きに仕事ができる。
そういうのがない状態では多分いい仕事はできないんですよね。能動的に考えられてないし、考えてないってことは動けない、ってことですから。
能動的に自分で自分のリーダーシップを取って動いていく、そういうふうにやっていかないといい仕事はできないし、周囲からも認められるようなことはないんだろうな、と思っています。
私ができているかどうかは周囲の判断に任せるとして、少なくとも常に意識するようにしています。
ワガママだ、とか、自分勝手だ、とか言われるかも知れませんが、そんなもん言わせとけばいい。言われたことしかやれない人間になるくらいなら、常に自分がやりたいことを考えて、そのためにどうしたらいいか、ってことを能動的に考えて行動する人間のほうが遥かにいいですよ。
ということで、私は酒が飲みたいのでもう少ししたら買ってこようと思います。こういうときこそ能動的にリーダーシップを取らないとね。