印象派・光の系譜@ハルカス美術館
今日は家族でハルカス美術館で開催されている『印象派・光の系譜』に行ってきましたよ。
なかなか良かったです。印象派は結構好きなので、楽しめました。メジャな作品はそんなになかったんですけどね。有名な画家の作品は揃ってました。ゴッホ、モネ、ルノワール、ゴーギャン、ドガ、コロー、ピサロ、セザンヌなど。印象派に分類される代表画家はだいたい揃ってたんちゃうかな。
いい作品も揃っていて、良かったです。惜しむらくは、土曜日だったので人が多かったこと。あとハルカス美術館では入場時間予約とかやってないんですね。予約不要なのは楽でいいんですが、その分人が多くて。まあ、先日行った大阪市立美術館の『メトロポリタン美術館展』は圧倒的に人が多すぎてしんどかったんですけどね。こっちは時間指定したのに。
今回の『印象派・光の系譜』ではいくつかの作品は写真を撮ることが出来ました。私は撮らなかったんですが、今思うと「撮っとけばよかったな」と少し公開しています。
今回の作品の中で一番良かったのはレッサー・ユリィの『冬のベルリン』でした。この作品の前で30分は眺め続けていられる。
何でしょうね、何が良かったんだろう。すごく引きつけられるモノがありました。構図が良いですよね。右側に建物が並び、真ん中は車が並ぶ。左に人々が冬の服装で歩いている。そして一人の女声が車道の直ぐ側に立っている。これでいろんな物語が想像できます。その奥行の深さがいいんですかね。
同じくレッサー・ユリィの『夜のポツダム広場』も良かったですが、私は圧倒的に『冬のベルリン』のほうが好きですね。
『冬のベルリン』の絵葉書を買おうと思ったんですが、売ってなかったんですよねー。しゃーないのでマグネットを買いました。
あともう一つ、これも30分眺めてられるのが、ピエール・オーギュスト・ルノワールの『マダムポーランの肖像』です。
これは何が良いって、背景の赤とドレスの黒のコントラスト、そしてその両者の筆致です。この写真だとその筆致が伝わらないんですが、とにかくこの筆致が凄かった。眺めてて、ゾクッと来ました。私は美術の点数は100点満点で9点を取ったことがあるほどの人間なので、全くテクニック的には分からないんですが、でもこの絵はものすごく惹きつけられました。
これもメジャな作品じゃないからか、絵葉書とかはなく、マグネットなども一切なかったんですよね。残念。まあ、これは実物を見ないと良さが伝わらない気もします。勝手な個人の感想ですが、『マダムポーランの肖像』は分かりにくい絵なのかもしれませんね。
今回の展覧会は、レッサー・ユリィという画家を知ることが出来た、という点だけでも、非常に有意義で楽しめた展覧会でした。レッサー・ユリィは今まで知らなかったけど、今度はもっと注目してみよう。画集買おうかな。と思って調べたら、日本語の画集はなさそう。
いや、満足しました。こうやっていろんな画家の作品が見られるって良いですね。
ちなみに、今回の展覧会はランチブッフェ付きのチケットを購入しました。
https://l-tike.com/event/mevent/?mid=614251
ハルカス19階のCOOKAさんのランチブッフェだったんですが、とても美味しかったです。種類も豊富で、サービスも良かった。定価だと1人4,800円とかするけど、コラボチケットだと美術館の入館料込みで5,700円なのでお得でした。少し優雅に美味しいものを食べて美術館へ、ってのは結構おすすめです。
ブッフェは好きなものを選べるのが良いところですが、食べすぎるのが問題ですね。。。