成長するとは何か。

別に大上段に構えるつもりは無いのですが、ふと『成長するってなんだろう?』って思ったわけです。どうなったら成長した、と言えるのか。どうなったら成長した、と認められるのか。少し自分なりの考えを書いてみようかと。

成長した、というのはどういう状態なのか

成長するってことは、その人間の状態が変化すること、だと思います。じゃあ全ての変化が成長なのか、ってなるとそれはそれで違うでしょう。極端な例ですが、アルコール依存症になる、ってのも変化ですが、これは明らかに成長ではないですよね。

じゃあどんな変化が成長なのか。

個人的には、下記の2つが成長と言えるのではないか、と思います。

・選択肢が増えること

・責任を取れる範囲が広がること

他にもあるとは思うのですが、大きくはこの2つなんじゃないかな、と思います。

選択肢が増えること

例えば、自分で稼ぐようになると、必然的に自分のために使える金が増えます。そうなると、今までできなかったことも出来るようになりますよね?例えば、バイクを買って乗るようになった、とか、一人旅でグリーン車で移動する、とか。

こういうのも選択肢が増えてますよね。やれることが増える=自分が選択可能な選択肢が増える、ということです。

これってそのまま成長だと思います。選択肢を増やしていくことができれば、経験を積むことも出来るし、成功しやすいと思われるルートを選択することも出来るようになる。

親の扶養に入っているときは、親の収入に左右されて自分の進路すらも狭められてしまうことがありますよね?そうじゃなくて、自分で道を選ぶことが出来る、そしてその選択肢を増やすことが出来る。これは成長だと思います。

もちろん、常に選択肢を増やすことが正しいとは限りません。選択肢が少ない方が成功しやすいケースもあります。

が、選択肢はすなわち可能性です。選択肢が多ければ多いほど、可能性も多いのです。だから、殆どの場合、選択肢は多いほうが良いし、増やしていくべきです。

この選択肢を増やしたがらない人が結構いますが、そういう人たちは成長を拒んでいる、かわいそうな人なんだと思ってます。

責任を取れる範囲が広がること

これは、前述の『選択肢を増やす』こととリンクする部分も多々あるのですが、自分が責任を取らないと行けない事柄が増えてくる、ということですね。

例えば家を買ったら、その住宅ローンは自分が責任を持ってちゃんと完済しないといけないですし、車の運転をしたら、道交法を守って安全運転を心がける、という責任が発生しますし、子供を生んだらその扶養義務が発生します。

また、仕事において考えると、例えばマネージャーになると売上に責任を持つのはもちろん、部下の行動や成績などにも責任を持つ必要が出てきます。社長だと会社を継続させることに対して責任があるし、取締役は執行役員がちゃんと正常に会社を運営しているか監視する責任があります。

こう書くと、責任が増えるのは良いことなんか何もないじゃないか、というふうに見えるかも知れません。責任を取りたくない、という人がたくさんいるのも理解できますね。

ただし、責任を取る、ということは、自分が責任を取れる範囲内で、自分の判断で自由に決められる、ということなのです。

上記の例で家を買う場合は、住宅ローンという責任を負う、あるいは一括で支払うことが出来るのなら、家を買うことを自分の意思で決定できるわけです。もちろん買わない、という選択も、自分でできます。責任を取る範囲が広がる、ということは、自分で決められる範囲もそれに合わせて広がるわけです。

選択肢の話と似通ってますよね。結局は、『自分で選択』し、『その結果について責任を持つ』ということが出来るようになることが成長、と言えるのかも知れません。

自分で選択し、その結果に責任を持つ

選択肢が増える、ということは、そこに対して結果に責任を持つ、ということがセットになってついてきます。責任を取れないのであれば、必然的にその選択肢はなくなります。

つまり、責任を取れない人はその選択をしちゃ駄目だ、ということですね。車の免許を持っていない人は、道交法を遵守する、という責任を果たせないので、車を買う選択肢は最初から無いのです。

そう考えると、最も大事なのは「自分のことは自分で責任を取る』という【覚悟】を持つことが、成長と言えるのかも知れませんね。

ブチャラティ


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