剣持のTシャツに救われた、『結局、ファッションは顔と身長だよね』の真実 【身長編】
にじさんじファン同志の、男性の皆様。
「結局、ファッションって顔と身長だよね」
「素材が良ければどんな服でも似合う」
これ、思ったことありませんか?
私も残念ながら、非常〜〜に残念ながら、これは事実だと思ってます…。
いや、待ってください。石を投げないでください、ツバを吐きかけないでください。
違うんです。そういうことが言いたかったわけじゃないんです。
今日は、インドアオタク永遠の悩み事であるこのテーマについて、私自身が「剣持のTシャツ」を通して教えてもらった『対策テクニック』の話をします。
私は、剣持のTシャツに「ファッションは顔と身長」の本当の意味を教えてもらいました。
もう少しだけ聞いてください。
「顔」と「身長」のせいでサマにならない。
これは、私が人生初の推しグッズである剣持のTシャツを着たときに、ずっと向き合わなければいけなかった悩み事でした。
↓この、しゃぷらじ名物企画をモチーフにしたストリートっぽいデザイン。
初めて鏡を見たとき突きつけられたのは、「俺みたいなインドアオタクが着てもサマにならねぇ。素材が貧弱すぎる。」ってもどかしさでした。
このストリートテイストの少しヤンチャなデザイン。
…それに対するモヤシの俺。
アイテム自体はカッコいいし、着ててテンション上がるんだけど…肝心の"着てる俺自身"がなぁ〜〜…って感覚、分かってくれる同志も多いのではないでしょうか?
もちろん、コレはただの自意識過剰オタクが勝手にそう思ってるだけのお話。
と思った大人な皆さまも多いことでしょう。
というか、そもそも剣持自身が「ファッションは別に無頓着」派。
配信を追ってる方にはお分かりいただける通り、彼は「ファッションに何かしら法則性がある」のは分かってる上で「いま僕には不必要」と割り切ってるタイプです。
でも思っちゃったんです。
せっかくなら、推しのグッズを自分のできる限り最大限活かしたい
どうせなら、推し活以外の街着としてもめっちゃ着まくりたい
もし、他の人からも「このTシャツええやん」と思われる着こなしができたら…それもまた布教の推し活なのでは?
なんて欲望を。
私が大事にしている推し活の信条は、『良さを見出す。それを楽しみきる』です。
それは奇しくも、私をにじさんじ沼に叩き落とした彼の発言が全ての切っ掛けでした。
(今回、しゃぷらじの回答の趣旨とは少し違う解釈で受け取っているとは思うのですが…)
自分の好きなこの考え方に沿って、「どうせ俺には服は無理」ではなく、この剣持Tの良さを活かし切るまで楽しみつくしてしまおうと。
ふと、そう思い立ってしまったのです。
そっから世の服オタク達に「これどう着ればいいんですか?」と質問攻めしまくり、何も知らない状態からひたすら実験してきました。
UNIQLOすら年3回行くかどうかのレベル、手持ちの服もほぼ黒1色の状態からのスタートです。
(恐らく剣持と同じくらいの状態からってことです)
めっっちゃくちゃ大量のボツを繰り返しながら…
(※画像はタッチして拡大すると画質良くなります)
気づいたら3年くらい経ってました。
私自身は服に詳しいわけでもなく、ファッションセンスに自信があるわけでも無いただのド素人です。
――ただし、恐らく世界で誰よりもこのグッズにおける『ボツ(失敗)』を繰り返しています。
そして身体を張って実験した中で分かってきたのが、「顔と身長の見せ方」に一定のルールが存在することです。
この剣持Tシャツと3年間向き合ったからこそ言います。
顔と身長の対策無しでコレをカッコ良く着れる日本人はほぼ居ない。
"服がサマになるかどうかは、結局『顔と身長』。"
→ただし。対策方法がいっぱいあります。
「顔と身長」。
これは生まれつきの事を指してるわけではありませんでした。
ちゃんと後からカスタマイズできる、テクニックの話だったんです。
私も学んだ当時はビックリ仰天でした。
でも言われてみれば当たり前の法則ばかりで誰でも真似できちゃう。
そんな目から鱗だった、ちょっと面白かったテクニックをこれからご紹介していきます。
これを真似したからといって超絶イケメン高身長に変身できるわけではありませんが、でも推しのTシャツが今よりちょっとサマになって見えるかも。
\推しのグッズが自分には似合わねぇ!!/
そう嘆く同志たちへ贈るレポートです。
コーヒー片手に、脳内にアンゴラでも流しながらお読みくださいませ。
1.前提。 →ファッションのハウツーで、なんで「大人っぽさ」とめっちゃ言われているのか
実はここに重要なヒントが隠されています。
なんとな〜く聞いたことってありませんか?
メンズファッションの初歩でまず言われるコツは、「大人っぽさを意識した服選び」です。
ありがたいことに、このあたりの目的に合わせたオシャレの方法は、既にたくさんの解説が世に出ています。
しかも、何人ものプロやインフルエンサーが、だいたい同じ内容を説明しています。
それだけ「再現性が高く誰でも実践できる」ルールということの表れですね。
実は、にじさんじ界隈でも少しだけ話題に挙がったことがあったりします。
でろーんがオススメしていたり、
あとは剣持も過去、配信内で「リスナーから贈ってもらったメンズファッションの解説マンガ読んでみたことある」的な話をしていたはずです。
どんな感じのノウハウが説明されているのか、まずザックリ簡単にご紹介します。
TシャツGパンでも外国人はカッコよく見えるのに、なぜ日本人はサマにならないのか。
⬇
それは、西洋人と比べて「童顔短足」で、子供っぽく見えてしまいがちな民族だから。
⬇
だから、その分「服選びを大人っぽく」してバランスを取るのがコツ。
まず『海外ニキより服を着てる本体が子供っぽく見えるから、そのぶん服を大人っぽくしようぜ』って背景があります。
"和"服を着るには我々日本人の体型が最適と言われています。
反面、ヨーロッパがルーツの"洋"服を着るには少し難しい体型をしているようです。
じゃあ、大人っぽく見える服って何?
⬇
世の服は、「カッチリしたフォーマルな服」と「それ以外のラフな日常着」の2種に分類できる
⬇
"フォーマルなスーツの着こなしと共通点を持つような要素"
通称、「ドレス(きれいめ)」なアイテムを多めに混ぜると大人っぽくなる。
⬇
ふだん我々は、若くラフに見えやすい日常着の「カジュアル」ばかりを着てしまいがち。
「ドレス(きれいめ)」なアイテムを混ぜることを意識すると、今より大人っぽくサマになって見えやすくなる。
⬇
じゃあ、具体的に「ドレス(きれいめ)」な服ってどんなもの?
という風に説明が続いていきます。
などなど…
人によってワード選びは違えども、初心者にとってのファッションのハウツーの「基本」では、大体この説明がされています。
いま私がピックアップした部分は、ホントのホントに最初の入口のところだけです。
本来はここからが面白くなっていくところで、あらゆる応用ができる奥深い解説がこの先に広がっています。
まだご覧になったことのない方は、せっかくなので本家の動画を覗いてみてください。面白いですよ!
また、
さて。大変ありがたいことに、この「ドレス⇔カジュアルのバランス」の入口…
つまり浅瀬をチャプチャプしてるだけでも大半のファッションの悩みは解決します。
・人からダサく思われたくない
・客観的なオシャレが知りたい
・モテたい
そして…身長や顔に影響されづらい「自分に似合いやすいファッションがしたい」。
みたいな王道な悩みの数々は、これを知ってるだけで大丈夫。
そう、一定のルールに基づいて服選びをすれば、実は身長とか顔とかを気にせず客観的なオシャレはできちゃうんです。
…ただし、ひとつだけ大問題があります。
この理論に従って服を選ぶとき、剣持のTシャツみたいな服は絶対に止めたほうがいいとされる…実は、『初心者が避けるべきNG服』の代表格なんです。
なぜなら、剣持Tシャツは普通に着ると「子供っぽくなりすぎてしまう」ポイントが盛り沢山だからです。
いわゆる、「カジュアルすぎる派手アイテム」として初心者NGの例に真っ先に挙がります。
「初心者にオススメの服」とかでググると大抵、
とまぁこんな風にオススメされているものがほとんど。
初心者でも簡単にサマになるオススメアイテム達と対極の存在。それが剣持ロゴTシャツ。
そして、他にも世に出ている沢山の魅力的なグッズ達の特性なんです。
\どうして、センスに自身の無い俺には使いづらいグッズばかりなんだ!?/
それはグッズの魅力に欠かせないのが、「推しを感じるオリジナリティ=個性の強いデザイン」だからです。
UNIQLOで買えて初心者が簡単にオシャレに着れるアイテム達とは、コンセプトが真逆なんですね。
無論、にじさんじグッズには「使いやすくオシャレ」なラインナップもあります。
例えば、アパレル企業とコラボしてる
UN-DIMENSIONとか、
「ドットエスティ」&にじさんじコラボ、
ライバー本人が監修して無難なデザインに仕上げてるbooth販売グッズとか。
剣持のグッズにおいても無難に着たければ、boothの虚空Tシャツとかを選べばいい。
ただし、こういうデザインひかえめグッズは
「パッと見て分かりづらい」
「重ね着に弱い」
「コーデの脇役になりがち」
といった性質も持ち合わせています。
着る人の目的次第では『物足りない』って感じる場面も出てきます。
「デザインの控えめ」なことに対して、"本人プロデュース"って部分で「推してる感」を補っているタイプのグッズなんです。
さて。
「あぁなるほど。んじゃ派手な推しTは我慢して、身の丈にあった無地の大人っぽいやつ着るか~」
とはならない。のが、我々オタクの生態。
こんなニッチな記事を読んでくださっている変態な同志の皆さまは、「ただ人からオシャレに見られやすい服」を着たいわけではないですよね。
むしろ、似合わなかろうと、子供っぽく野暮ったくなってしまおうと、それでも『推しの服』を着てテンションを上げて生きていきたいはず。
そんな「難しい、けど好きな服」を「わざわざ」着こなすために大事になってくるのが【身長と顔の対策】なんです。
万人向けではない、推しのデザインがふんだんに盛り込まれた魅力的なグッズたち。
似合いづらい服も似合わせるための便利なテクニック。
それが今回の本題ということです。
2.「子供っぽく見えやすい服」を「大人っぽく着る」ためには?
大事なのは、なんでカジュアルな着こなしが「初心者NG」なのかという部分です。
イケメン高身長ニキ、海外のモデル達。
彼らのする「柄Tシャツ+ジーパン」のようなカジュアルな着こなしが、なぜ我々だとサマにならないのか。
ええその通り。身長と顔面の差です。
そして、どう違うのかというと我々は西洋人よりも「子供っぽく見えやすい体型と顔面」をしているそうです。
海外ニキ達よりも子供っぽく見えやすい我々日本人が、若さを強調するカジュアル服「ばかり」を着ると、余計に子供っぽくなってしまう。
子供っぽくみえる本体 × 子供っぽく見えやすい服装
=野暮ったくて気の抜けた印象
このように印象が偏りすぎてしまうんですね。
→ならば、着てる本人を「大人っぽく」見せればいい。
もし我々が海外ニキみたいに「ある程度何を着てもサマになる大人っぽい体型」を獲得できたらどうでしょう?
服に負けない、顔面の「強さ」を手にすることができたら?
もしそんなことができたら理論上、海外ニキしか似合わないような服も着こなせますよね。
実はこの2つ、テクニックである程度解決できる話なんです。
さっきから話している「日本人と西洋人の違い」。
ここをもっと掘り下げて分析していきましょう。
先程引用させていただいたMBさんの記事。
ちゃんと具体的な「理由」まで触れて分析してくれています。
海外ニキ達と我々日本人の『違い』とは…
①頭身(スタイル)
②顔の彫りの深さ
大きく分けてこの2つだそうです。
①頭身(スタイル)
体型の一番の違いは、頭身です。
頭身とは、頭と背丈の比率のことです。
ファッションモデルの体型のことを「8頭身でスタイル良い〜」なんて褒めたりしますよね。
そして↑のイラストを見てください。
頭が小さく小顔で、脚が長いほど「大人っぽくスタイルが良い」ように見えます。
頭が大きく、脚が短い「右の3.5頭身」のほうが、若く子供っぽい印象を感じませんか?
赤ちゃんって頭が大きくて手足は短いですよね。
そして大人になるにつれて頭身が高くなっていきます。
そう考えると、人間にとって「頭身が高いほうが大人っぽく感じる」のは無意識レベルの当然のことなのかもしれませんね。
そして、
西洋人 → 頭が小さい&脚が細く長い
日本人 → 頭が大きい&脚が太く短い
海外ニキよりも日本人のほうが民族的に胴長短足な造りなので、『頭身が低い』。
これが子供っぽく見えやすい体型の大きな原因です。
そして大事なのが、『実際の身長の高さの話ではない』ということ。
高身長だから服がサマになる。
↑正確には違います。
スタイル(頭身)が良い…つまり、「小顔」で「脚が長い」から服がサマになるんです。
なんで他のろふまおメンバーより身長の低い剣持でもカジュアル服がサマになって見えるのか。
172cmの平均身長なのに、もっと高身長の男性より説得力あるのか。
→それは、アイツの『頭身』が良いからです。
これ、正確な理解がめっっちゃ大事です。
我々が海外ニキのように大人っぽく洋服を着たいときは、「身長を盛る」ことよりも、「小顔で脚長に見せる」ことの方が重要なんです。
身長ではなく、頭身を盛る。 これは似ているようで話が全然変わってきます。
「身長を物理的に高く盛る」テクニックってあんまり思い浮かばないですよね。
(厚底の靴とかで数cm盛るくらい?)
でも、「小顔効果」「脚長効果」のような、スタイルを良く見せるテクニックなら実はいっっぱいあります。
これはほんの一例。
こういった具体的なテクニックを知っているかどうかだけで、同じ身長の人が同じアイテムを着ても見え方が全く違ってくるんです。
「小顔」「脚長」に錯覚させて『頭身を良く見せる』。
当然、推しのグッズを説得力ある着こなしにする上でも重要なポイントとなってきます。
今回はこの『スタイル(頭身)』に特にフォーカスした記事です。
この後すぐ丁寧にご紹介していきますので、このまま読み進めていってくださいませ。
②顔の彫りの深さ
次は顔面にフォーカスしたお話。
我々と西洋人の顔の造りを比べたとき、特に違いが目立つのが、「目鼻立ち」だそうです。
彼らのほうが日本人よりも
・鼻が高く、
・顔の彫りが深い。
つまり目と鼻の凹凸がクッキリしているってことです。
↓参考イメージを見比べると一目瞭然。
そしてさっきの頭身の説明と理屈は同じ。
赤ちゃんの方が顔はのっぺりとツルツルした感じで、大人に比べて鼻も低いですよね。そこから、歳を取るにつれて顔の彫りやシワが深くなっていきます。
だから、「目鼻立ちがクッキリしている」ほど大人っぽく見える。
思い返してみると…海外のイケメンって鼻が高くて彫りが深くて、目がパッチリしてるイメージありますよねぇ。
逆に言えば、日本人にとって「目鼻立ちの浅さを誤魔化す」ことがポイントってことです。
どうやらここに、普段よりも大人っぽい雰囲気に見せたり、海外のイケメンじゃないと無理そうな服装を攻略できる手がかりが隠されているようです。
→この【顔対策】については、次の記事で丁寧に説明していきたいと思います。
などなど…。
この手の顔対策でよく聞く、「ヘアスタイル変えようぜ!」「メンズメイクしようぜ!」みたいなハードル高い話だけではなく、もうちょい手軽に試せる話も混ぜてレポートしていきたいと思います。
ただ丁寧な代わりに長くなっちゃいそうなので、この記事内ではいったん後回し。
まずは「頭身」から。
手軽に試せて1回覚えたら永遠に使える、「スタイルを良く見せるテクニック」に特化した話をガッツリ解説していきます!
3.頭身を盛るためのテクニック集
スタイルの良い大人っぽい体型に見えるようにするには、『脚を長く、頭を小さく見せる』ことが大事。
そのために、メンズの着こなしでは大体ザックリ、この【4つの効果】を狙ったテクニックが多いです。
①【脚長効果】
②【小顔効果】
③【体型隠し】
④【細い部位の強調】
順番に説明していきます。
①【脚長効果】
簡単に言うと、「どこからどこまでが足なのかを誤魔化す」テクニックです。
→具体的には、『腰の位置』『足首の境目』を誤魔化します。
当たり前の確認なのですが、人の身体は腰→脚→足首と続いていきます。
脚と繋がってる『腰』や『足首』との境目をぼかすことで、実際の脚の長さよりも長く見せてしまおうぜ! というアプローチです。
先に、これを知らないとやってしまいがちな例から見てみましょう。
実際の腰の位置は赤の矢印の部分です。
でも、もっと下の位置にTシャツの丈が来ていますね。
そこに加えて、黒のTシャツと明るめのジーパン。
色の差が激しいので、「どこまでがTシャツ」で「どこからがパンツ」なのか丸わかりです。
青のジーパンの見えている面積が「脚の長さ」であるように感じてしまいやすい状態なんです。
そう。記事の冒頭で出したこの着画は、パンツとの色差のせいで脚の長さにデバフをかけてしまっている状態だったんです。ただでさえ短いのに。
こういう所を気をつけるだけでも、だいぶ脚の長さを誤魔化せちゃいます。
大きく分けて3つ、脚長に見せるアプローチがあります。
まずいちばん簡単なのが、
・《となり合う「色の明るさ」を近づける》
です。
似た色同士で重なっていると、「どこからどこまで」の境界線が分かりづらくなります。
特に有名なのは、パンツと靴の明るさを近づけるって着こなし方。
ただ隣同士の色を繋げて見せるパワープレイをしてるだけですが、かなり印象が変わります。
スーツの着こなしなんかは、基本的に「パンツと靴の色は近づける」そうです。
なぜならそっちの方が脚が長くスタイリッシュに見えるから。
オーダーメイドがありふれてるくらい「身体にぴったり細身に見せる」のがスーツの着こなし。そんなスーツの世界においても、「スタイルを良く見せるコツ」として定着してるらしいですよ。
このコツは、パンツ×トップス(上半身の服)でも応用できます。
こちら↓は、パンツとトップスの「色の明るさ」が近いので、腰元の境目が目立ちづらくなっています。
パンツと靴がクッキリ分かれた色味だとしても、このように腰元の色差を近づけて「腰の位置を錯覚させる」ことで脚長効果を得られます。
靴とパンツの色差で「足元」を、
トップスとパンツの色差で「腰元」を。
隣同士の色を近づけてあげて繋げて見せてあげる。
今すぐ使えるテクニックなので是非お試しあれ!
全く同じ色味である必要はありません。
さっき書いた通り、ポイントは『明るさを近づける』ってところです。
暗めの色同士、明るめの色同士でくっつけてあげる。
なんで『明るさ』だけ近ければ馴染むの?
色の明るさってどう決まってるの?
みたいな詳しい話は、以前書いた星川スニーカーの着こなし記事で解説してます。↓
気になったらこちらも是非。
たぶん世界一詳しく星川のスニーカーについて分析してます。
脚長効果のある着こなしとして、次にオススメなのが
《タックインで腰位置を高く見せる》
ってワザです。
タックインというのは、つまり「裾をしまう」ことです。
たったそれだけで腰の位置が高く見え、脚長に錯覚させることができます。
見比べると一目瞭然のはず。
右のほうがスタイル良く見えませんか?
でも実は右のほうが、着てる服のサイズ感は上下ともオーバーサイズ。
つまり、本来ならこっちほうがブカブカでスタイルが悪く見えてもおかしくないはず。
なのにスタイルが良く見える理由は、タックインによって腰が高く脚が長いように見せられているから。
タックインに馴染みの無い男性も多いかも。
「スーツや学生服のシャツの裾をしまうことはあっても、私服を裾をしまうのはなぁ…」って思ったかもしれません。
試したことない時のその気持ち、分かります。
でもむしろ私自身はグッズTシャツこそ、最もタックインを使いこなすべきアイテムだと実感してます。(実際、9割近い着こなしでタックインしています。)
なぜなら…
グッズTシャツ全般に言えるのですが…実はそもそも、裾を出して着たときにスタイルが悪くみえがちなシルエットをしています。
世のグッズTシャツの大半は、ボディ(印刷前の無地のTシャツ)の部分は同じメーカーさんの似た形のものを使っています。
定番のメーカーさんの無地のTシャツを仕入れて、後からプリントだけしているイメージです。
(にじさんじグッズの場合、「Printstar」「GILDAN」の2社が多いようです。)
BOOTHで売ってるTシャツの参考サイズ表がこちら。
簡単に言うと、ややタテに細長いシルエットのTシャツ。
この比率のシルエットだと、
といった注意点があるので、工夫なく着ると日本人特有の胴長短足体型を強調してしまいやすいんです。
特に「丈の長さ」は、さっき図解した通りです。↓
丈が長めのシルエットな分だけ、「タックインする・しない」の違いでガラッと腰位置の見え方が変わります。
もうひとつタックインをオススメする理由があります。
それは、「印象を大人っぽくする効果」のある着こなしだからです。
記事の序盤の振り返りになりますが、グッズTシャツが使いづらい理由のひとつが「カジュアルすぎて子供っぽく見えやすい」ことです。
そんな中、「裾をしまう」というのは、スーツや学生服などの正装の着こなしだと一般的ですよね。
スーツの着こなしと共通点のある要素(ドレス)は「大人っぽくきちんとした印象を与える」と紹介した通り、タックインにもその効果があるんです。
だからこそ、グッズTシャツの「子供っぽくなりすぎる」「大人が着たとき印象が若すぎる」といった問題を解消する手助けをしてくれます。
タックインは、
腰位置が高く見えて、スタイル良く見えやすい
大人っぽくきちんとした印象を足せる
この2つの効果を「洋服の着こなし方だけ」でプラスできる超便利なテクニックです。
やったことない方、騙されたと思って試してみてください!
着こなしの幅が3倍に広がりますよ。
もうひとつ脚長効果を得る手段として、
《脚を長く見せやすいパンツを選ぶ 》
というのもあります。
当然、着こなし方だけでなくアイテム選びのアプローチでも脚を長く見せることができます。
具体例としては、
"落ち感"のある生地のもの
縦のラインを強調できる"センタープレス"や"深いタック"つきのもの
裾にクッションがたまりづらい、"フレア"シルエットのパンツを靴にかぶせて履く
例えばこんな要素を持つパンツは、スラっと脚長に見せやすいです。
\いや、そんなファッション用語じゃなくて日本語で説明してくれ/
って方は、さっき紹介したこの記事に、もう少し詳しい説明を書いてあります。
(https://note.com/goods_gori/n/n4e892044b533?sub_rt=share_b)
ちゃんとした説明はコチラをお読みください。
今回の本筋とは逸れるので、省略します!
②【小顔効果】
頭身の良いスタイルに見せるためには…
脚を長く、そして「頭を小さく」見せる。と説明した通りです。
どうすれば小顔効果が得られるのか。
それは、顔まわりのアイテムとの「対比」です。
顔の近くに、マフラーや襟など…なにかアクセントになるものを配置する。
すると、何もないときよりも顔が相対的に「小さく」見えます。
プリクラで女子が顔周りに手を持ってきて小顔に見せるポーズをとってるのと理屈はほぼ同じでございます。
顔周りに対比になるモノを持ってきて小顔に見せる。
それはJKだけでなく、我々おじさんにも等しく恩恵を与えてくれます。
じゃあ具体的にどんなアイテムだと効果があるのか。定番のものは4つあります。
襟(えり)
フード
帽子
巻き物
1.襟(えり)
まず定番なのは、シャツとかコートとか…上半身に着る服に「襟」のあるパターン。
顔に近いアクセントとして対比効果があります。
2.フード
次にパーカー等のフード。
↓のように、グッズTシャツの中に同色のパーカーを重ね着して秋冬に着るのもオススメです。
ちなみに。フードの立ちがしっかりしてて、ボリュームがあるほど小顔効果もより高くなるそうです。
3.帽子
特に、ツバの広い帽子ほど小顔効果があります。
典型例はバケットハットとかです。
こういう「つば広のハット」はめちゃめちゃ小顔効果ありますが、ただちょっと場面が限られて使いづらく感じるはず。↓
だから最初はもう少しカジュアルな、バケットハットくらいが普段かぶるにはちょうど良いと思います。
あとは定番のキャップでも同様に小顔効果が狙えます。
ただ、「帽子は俺似合わないんだよな〜」と思った人もいるはず。
どうやら、選ぶにはコツがあるようです。
この「似合う帽子選び」「被り方」については次回の記事である【顔面編】でもっと詳しく考察していきたいと思います。
4.巻き物
マフラー、ストールなどが代表の「首周りに巻く」アイテムも定番です。
ただし。
一般的なサイズのマフラーを、ギュッとキツく巻いてしまうのは逆効果なので要注意です。
首元が詰まって見えて、かえって顔のデカさが際立ちやすくなります。
古参虚空教徒の界隈でたまにネタとして扱われてしまう、教祖様の麗しきクリスマス衣装。
なぜ彼のクリスマス衣装が「コラ感」出てしまったかというと、マフラーをキツく巻きすぎです。
首から上がキッパリと分離して、彼の鋭利な顎が際立っているでしょう?
西のウカムルバスと対峙するときは威嚇になるかもしれませんが、我々庶民からすると「ほんのり違和感」に繋がってしまいやすいのです。
もうちょっと首周りをゆるく巻くと、さらに素敵な感じになります。
素材が悪いわけでも仕立ててもらった衣装が悪いわけでもなく、「着こなし」が原因です。
顔周りの対比とは、かくも恐ろしく侮れないポイントなんです…!
以上、顔周りの4種の神器。
これをおさえておくと、「なーんかスタイル悪く見えちゃうなぁ…」ってコーデの時に、無理やり小顔に見せる力技で解決できるかもしれません。
襟(えり)
フード
帽子
巻き物
覚えておいて損はない便利アイテムたちです!
③【体型隠し】
人間、誰しも体型にコンプレックスを抱えてるものです。
私の場合は、
なんて悩みがあります。
これを読んでいるアナタにもきっと何か悩みがあるばす…!
そんな同志の皆さまに是非お伝えしておきたいのが、
『自分の体型をそのまま見せる必要は無い』
『ジャストサイズで服を買うことが正解とは限らない』
ってことです。
不都合な部分は目立たないようにして、都合の良い部分を見せる。これが鉄則です。
そして、不都合な体型を隠すための最重要テクニックが…服の「上下のボリュームの組み合わせ」です。
ファッションのハウツーでは必ず説明されている超有名な話なのですが、
『I・A・Yラインシルエット』なんてワードを聞いたことはありませんか?
まだ詳しく知らないという方は、まず先にコチラの記事をお読みください!↓
上の記事を簡単におさらいすると、「I・A・Yシルエット」とは服のボリュームの話です。
Aライン(上半身が細く、下半身が太い)
Iライン(上半身が細く、下半身が細い)
Yライン(上半身が太く、下半身が細い)
この3つのシルエットの作り方は、スタイル良く見せやすいと言われています。
(読んで字のごとく、正面から見たときにAIYのアルファベットみたいなシルエットになります。)
そして体型に自信のない我々インドアオタクが意識するべきは、この中の『Yライン』『Aライン』の2つです。
なぜならこの2つは、上下どちらかを「ゆるめ」に着るシルエットだから。
「マスク美人」のごとく、人間は見えない部分に勝手に都合の良い補正をかけて想像してしまう習性があります。
「ゆるめ」「大きめ」の服だと何が良いのか?
自分の体型が隠れて、あとは勝手に見た人が都合良く想像してくれるのです。
上下ダボダボではなく、「片方を大きめのボリュームで着る」「もう一方をコンパクトにする」。これがミソです。
具体例をいくつか出します。
《Yラインの例》
メンズの着こなしだと街中では一番これが定番で真似しやすいシルエットです。
「上半身をボリューミーに」「下半身を細身に」。
たとえばこちら。
「上がゆるっと大きめサイズ」
「下が細身のパンツ」です。
「細身のパンツ」といっても、ピチピチになってまでスキニーパンツを履かないといけないわけではありません。
ポイントは、"先端が細ければ大体細く見える"。
脚が太い人でも履ける細身のパンツについては、以前の記事で解説済みです。↓
気になる方は、この記事の後半を覗いてみてくださいませ。
"Yライン"の応用編の例もひとつ。
下が細身のパンツでなくっても、上に着てるものの面積がデカければ相対的にYラインになります。
具体例にはオーバーサイズのロングコートとかは、面積でっかいのでほぼ全部Yラインになります。↓
「低身長はロングコート似合わない」という嘆きがよくありますが、先述したように誤解です。
女性でも、ロングコートは冬の定番です。
我々よりも身長低い女性でも着こなしてますよね?
この記事でまさに今解説してる『頭身をよく見せる』技術が身につけば、ロングコートはむしろ体型を雑に盛れるチートアイテムと化します。
《Aラインの例》
次に、逆パターンであるAラインの例。
こっちは、「下半身をボリューミーに」「上半身をコンパクトに」。
例えばこちら。
"上半身をコンパクトにする" って都合上、さっき解説したタックインと組み合わせることが多いシルエットです。
ダボっとしたパンツなのにそこまで脚が短く見えないのは、上半身をコンパクトにしているからです。
冒頭で紹介したコチラの剣持Tコーデも分かりやすいAライン。
最近のトレンドでは、ここまでボリューミーなワイドパンツを使っても街中で馴染むくらい「メリハリ」のあるシルエットが流行ってます。
このAラインは、暑い季節の推し活に特に便利。
上半身が半袖でコンパクトになりやすく、ワイドパンツは肌に生地が触れないので涼しい。その上でスタイルを盛れる。
推し活イベントでの外出がもっと楽しくなること間違いなしです。ぜひお試しを。
この「YA2択のシルエット」はあなたの全てのコーディネートに役立ちます。
自分の体型の悩みや、手持ちのアイテムと相談して「Yライン」「Aライン」どっちで行くのかザックリ判断するとコーデがサマになりやすくなります。
例えば…
この画像のように、似たデザインのコーデでも「サイズ感」しだいで真逆のシルエットが作れて、印象もガラッと変えることができます。↓
「うーん、ちょっとシルエットのメリハリが中途半端だなぁ」ってときに使えるテクニックです。
あんでぃめvol.3のイブラヒムトートみたいな鞄は、こういうシルエット補強にも使えます。↓
この、「Yライン」「Aライン」シルエット。
めっちゃ便利だし、メンズファッションでは必ず触れられてる基礎中の基礎です。
が、しかし。推し活の現場を見る限り、意外とちゃんと実践している人が少ないようです。
「なんとなく知ってるけど、ちゃんとやってない」の典型例の穴場テクニックです。
基本こそが究極にして真髄。
これはスポーツや勉強、ゲームだけでなくファッションにおいても同様です。
重要テクニックとして、是非着こなしに取り入れて試してみてくださいませ。
④【細い部位の強調】
いまさっき紹介した「体型隠し」のシルエット作りには、実はもうひとつの性質がセットになっています。
それがこの『細い部位の強調』。
さっき「人間は隠れてる部分に都合良く補正をかけて見てしまう」って性質を説明しました。
でも、全部隠れていればいいってわけじゃないんです。
こういう"お布団簀巻き状態"でも補正がかかるのか…っていうと、そういうわけじゃない気がしますよね?↓
コレは極端なイメージですが、さっきの「Yライン」「Aライン」の法則を思い出してください。
上下どちらか、片方はコンパクトに細めに見せようとしていましたよね。
上下ゆるめのダボダボのパターンは無かったはず。
なぜかというと、細く見えてる部分がスタイル補正のキモだからです。
隠れてる部分に対して人は…
あくまで、「見えている部分を基準にして」補正をかけているんです。
\ココが細いんだから、他の部分もスタイル良いんだろうなぁ〜/
っていう錯覚なのです。
え?
「この俺様に細い部位など存在しない」
「見よ、この鍛え上げたワガママボディを」
ですって?
いえいえ、いま一度自身の身体を見渡してみてください。
他の場所よりも細い部位ってありませんか?
→見せるべきは、『手首から先』と『足首から先』です。
この2つは身体の中でも他と比べてダントツで細い部位です。
二の腕よりも手首が太い人とか、足首よりふくらはぎが細い人とかいたら怖いですよね。
それが成立するのはONE PIECEのフランキーくらいなもんです。
そしてこの2つが身体の『先端』にあるってのも重要ポイント。
身体の中で『先端』が1番視線が止まりやすく、目立ちやすいらしいです。
他人が身体全体を見渡すとき、胴体とかよりも注目されやすいんですね。
この、身体の中で細いうえに、しかも目立ちやすい部位を強調する。
すると「体型隠し」に効果的に補正(バフ)をかけることができるってわけです。
具体例を挙げていきます。
まず「手首」。
この2つ、どっちの方がスラッとした印象を感じますか?↓
違いは、「袖のまくり方」だけです。
左の方が手元がスッキリ見えて、全体の印象も細い感じがしませんか?
細い部位である「手元」を思いっきり露出しているからこそ、他の隠れた体型にも補正がかかりやすくなっています。
袖まくりのやり方ひとつでも、体型の見え方を変える力が秘められているんですね。
次は、「足首」で細さ補正をかけてるパターン。
足元の場合は、足首だけ露出するというよりも「靴とセットで」「足首から先を細く見せる」と考えてください。
なんせ日本では基本的に靴を履いて出かけますからね。裸足ってわけにはいきません。
例えばこの着画は、2つのパターン両方が当てはまります。
まず、足首が少し見えている
右の写真でも、少しだけ足首の露出があるのが分かると思います。
この「ほんのちょっと」見えてるだけでも印象が変わります。
(こういう足首丈のパンツはよく「アンクルパンツ」と呼ばれています。)
次に、靴の形がややシャープなもの
これは見比べたほうが早いです。
普段着の定番靴といえばスニーカーですよね。
ただ、スニーカーにも様々なボリュームの形があります。↓
また、革靴はもっと細身のものが多いです。例えばローファーとか。↓
靴の形にも色々あるんですね。
細めのシャープな形をした靴を選んで履くだけでも「先端を細く見せる」ことに繋がり、スラっとした印象に補正がかかります。
足先にだけ注目してください。↓
同じデニムパンツを合わせてますが、「靴」のボリュームの違いで足先の印象が変わって見えませんか?
右のほうが、足元はスッキリと見えるはず。
この、靴だけで印象が変わってしまう法則。
「細ければなんでも正解!」って話ではないですが、ひとつ知識として持っておくと便利ですよ!
この、《先端を細さを強調する》テクニック。
「Yライン」「Aライン」に当てはまらない上下ともゆるめのシルエットの時にも役立ちます。
例えばこちら。
上下ともオーバーサイズの着こなし。↓
オーバーサイズの服で全身が隠されてる中、露出している先端部分《顔・手先・足先》だけはボリュームを抑えて細く見えるようにしています。
・帽子による小顔効果
・手元の露出
・靴を細いローファーに
これによって、見てる人に「隠れてる部分もきっと細いんだな」という印象の補正をかける。
(I・A・Yラインシルエットの応用として『Oライン』なんて名称もあるらしいです。)
※参考
ローファーとスニーカーで足元のボリューム比較
一見するとスタイル悪く見えそうな「上下ダボっと」した服の合わせ方。
実は「お腹周りが気になる」体型の人にこそオススメです。
横から見ると分かりやすいのですが、こういう「裾広がり」な形のトップスを着るとお腹周りの出っ張りがちょうど隠れてくれるんです。
\脚も太い!お腹も太い!タックインは苦手!/
みたいな人は、こういう上下オーバーサイズで体型を隠して『先端だけは細く見せる』着こなしがオススメです。
〜4大テクニックのまとめ〜
今まで解説した、スタイルを良く見せる効果のあるテクニックのまとめです。
この中の1〜2個を取り入れるだけでも、だいぶ見え方が変わるので是非お試しください!
《4大テクニック》
①【脚長効果】
②【小顔効果】
③【体型隠し】
④【細い部位の強調】
①【脚長効果】
→どこからどこまでが脚なのか境界線を誤魔化す
パンツと隣り合う「色の明るさ」を近づけて「繋げる」
タックインで腰位置を上げる
脚長に見えやすいパンツ選び
②【小顔効果】
→顔周りのアイテムとの「対比」で小顔に錯覚させる
襟
フード
ツバのある帽子
巻き物
③【体型隠し】
→体型を効果的に隠せるシルエットを作る
Yライン(上が大きく、下がコンパクト)
Aライン(下が大きく、上がコンパクト)
④【細い部位の強調】
→最も細い「手元」「足元」を強調して、隠れた部分に補正をかける
「袖まくり」や「アンクル丈のパンツ」等で、手首・足首を見せる
シャープなシルエットの靴を履いて先端を細く見せる
いかがでしょうか?
ここに書いたアプローチを全部試したことのある男性なんて、そうそういないはずです。
恵まれない身長、体型に嘆きたくなる気持ち…私も痛いほど良く分かります…!
でもこれだけ大量にテクニックがあることを知れば、まだ自分の着こなしに可能性を感じてきませんか?
最後に、このテクニックたちを実際に試すとき、「どうすれば効率が良いか」をご紹介します。↓
4.【★最重要★】「ちゃんとできているか」を確認する唯一絶対の方法
ここまでお読みいただきありがとうございます。
今まで私が自分の身体で実験して、実際に効果があったもの全部を詰め込んで紹介しました。
…多すぎて、そろそろ胃もたれしてきたのではないでしょうか?
そう感じた方も多いはず。
特にファッションに無頓着な初心者の頃は、
人のコーデを真似してもなぜか自分にはしっくり来ないし、小難しいテクニック論なんかいちいち考えてる余裕は無い。
当然、私もそうでした。
証拠として、自分の中では本当に晒したくないガチのボツ集を挙げておきます…。↓
最初からいちいち答えが分かってる訳ではないんです。
ここからどうやって修正したのか。
スタイル良く見えるかどうか、何をもって判断したのか。
服の着こなしを上達する上で、100%絶対にやったほうが良い方法をお伝えさせてください。
やる事は非常にシンプルです。
これから服装を組み立てるとき、必ず
頭から足先まで『全身』を、スマホで『自撮り』
してください。
絶ッッッ対にやった方が良いです。
なぜなら人は、自分の視界に自身の全身を直接映すことはできないからです。
【客観的に全身を見比べる】方法がコレしかないんです。
順を追って説明します。
今まで紹介してきた通り、着こなしとは「頭のてっぺんから爪先まで合わせて始めて成立するもの」です。
靴の色、手元の露出、顔周りなど「身体の先端」1つでスタイルの見え方がガラッと変わってしまう
上下の服のボリューム感を比べて初めて体型が綺麗に見えるシルエットが決まる
などなど。全身を見て初めて体型の印象が決まります。
…でも、実際に人からどう見えているかなんて自分自身では分からないですよね?
「全身鏡」を持ってる人は、鏡を見ながら着比べることはできるのですが、実は完璧ではありません。
「人間は見たものに都合良く補正をかけてしまう」って性質がここで邪魔をしてくるんです…!
自分の目で鏡を見てるうちに、注目したいとこだけ無意識で見てしまい、勝手に補正をかけてしまうんです。
だから、
って現象がよく起きるんです。心当たりありませんか?
(これは特にある程度服好き、写真好きのベテランの人ほど激しく同意してくれるかも。)
そう。自分の眼で鏡を見るだけで客観的に見るなんてことは、相当な経験値が無いと実はできません。
あなたは、自分自身の脳に騙されてしまうんです。
――そこで必要になってくるのが、【写真に撮って見比べること】って訳です。
\いや面倒くさいわ/
…って思いましたね? お気持ち分かりますとも。
そんなに難しく考えないでください。
別に、ポーズをつけてカッコつけろと言ってるわけじゃありません。
むしろ自分がビフォーアフターを見比べるためだけのもの。
部屋が散らかってようが寝癖だろうがお構いなしで良いんです。
自分しか見ないのに恥ずかしがってもしょうがないですよね。
私も普段はこんなんです↓
床に新聞紙とか敷いて、寝癖とか汚部屋とかおかまいなく【全身を写して撮り比べる】だけ。
靴を変える、袖をまくってみる、帽子をかぶってみるetc…
ぜんぶ考えるより撮り比べた方が早いです。
『スマホをインカメラで立て掛けて撮って見返す』 たったこれだけ。
これをやるかやらないかが、「オシャレな人達」との差が付く最大のポイントだと思ってもらって大丈夫です。
冗談抜きで上達のスピードが10倍以上変わりますし、手持ちの服を着こなすバリエーションも10倍増えます。
スポーツやゲームの大会で、練習無しでぶっつけ本番に臨むプレイヤーなんていませんよね?
みんな撮った動画とかを観て自身を振り返りながら、フォームやプレーの修正をしています。
「客観的に見て修正する」、あらゆる練習において当たり前の方法です。
撮り比べた写真の「どこに注目すればいいか」は既にたっぷりご紹介しました!
さっきまでの解説を頭の片隅に入れつつ、どうすればスタイルが良く見えるか「フォーム修正」してみてください。
(※参考)
撮り比べるときの便利ツールを3つご紹介。
①スマホスタンド
「角度調整できるやつ」ならなんでもOK。
今どき、100均でもアマゾンでも無限に売ってます。
推しの動画視聴も快適になりますし、持ってて損は無いアイテムです。
②Adobe Lightroom(画像編集アプリ)
このアプリ便利ですよ!
なにが便利かって言うと、部屋で撮ったときの「照明の関係でコーデの色味とか見づらかったりする問題」を改善してくれます。
色々な機能が無料で使えますが、とりあえず脳死で『自動』ボタンを押しとけばある程度いい感じに見やすくしてくれます。↓
iOS版↓
Android版↓
部屋の環境に左右されず効率的に自撮りを見比べられます。
それに、写メコン参加勢の人とかだと、顕著に差が出るポイントなのですが
ちゃんと写真を「レタッチ(修正)」してるかどうかでコーデの見やすさ、綺麗さが変わってきます。
写メ投稿系の企画は「撮ったあとの工夫」でもだいぶ採用率変わりますよ…!
ガチ勢から初心者にまでオススメです!
③ワイヤレスシャッター付きのスマホ三脚
ワイヤレスシャッターがあると、好きなタイミングで撮れるのでより効率的です。
タイマーしかけて、移動して…を部屋の中でやるの、慣れないと結構めんどいんですよね。
(靴履いてると、敷紙ごとペンギンみたいな歩法で移動しなきゃいけないです。笑)
三脚とシャッターがセットになってるものを買っておくと、部屋撮りはもちろん、気が向けば外でも撮れるので便利ですよ。
例)
ニトリ 三脚にもなるワイヤレスセルカ棒 ¥990
5.難問!? グッズ着こなし応用問題
最後に、復習も兼ねてクイズに挑戦してみてください!
ただのクイズではなく、テクニックをさらに応用した変化球を集めてきました。
それぞれのコーディネートに、今までの…
この4つのどれをチョイスして使っているか。
それを推理しながらゲーム感覚で読んでみてください!
(もし、全4問中のテクニックの8割以上を見ただけで理解できたとしたら、かなり観察力と知識がすごいです…! そのときは教えておくれ…!むしろ勉強させてください…ッ)
なお、私の趣味でコーディネート全部にじさんじのグッズで編成しているので、少し尖った着こなしも多いのはお許しくださいませ。
〘Q1.シルエットは…?〙
(想定TPO:一人で近所に…くらいの肩肘張らない服装)
「半袖半ズボンを成人男性が着る」。
…これって特に着る人を選ぶイメージありますよねぇ。
体型は出るし、スネ毛も出るし、ついでに女子ウケも悪い。
「異性目線」って言うとモテ狙いのファッションみたいに聞こえますが、つまるところ人類のうち約半数からの支持が得づらいって意味です。
要は、半ズボンって"他人目線も気にしたいような場面"のときに難しい系統ってわけなんです。
そんな取り扱い注意な夏の服装にも、一定の対策がとれます。
分析していきましょう。
まず上のコーデで1番大事なのが、【③体型隠し】で説明した『全体のシルエット作り』です。
「Yライン、Aラインどっちかを作るべし」と説明しましたが、このコーデはどちらでしょう?
そう。Yラインですね。
ハーフパンツ(半ズボン)ってのは…
「面積が少ない」のでボリュームが出づらい
「脚の露出が多い」ので足先を含めた【④細い部位の強調】にもなっている
このような理由で下半身のボリュームがコンパクトになるアイテムです。
と、いうことは……上半身は逆にゆるめのサイズでボリューミーな着こなしにすれば良い。
このように「Yライン、Aライン」ってのはパンツのボリュームから逆算して考えると簡単なことが多いです。
他に役立てているテクニックとしては、
バケットハットによる小顔効果
靴をローファーにして細く見せる
といったものがありますが、別にここは好みでアレンジ可能です。
ハット系が苦手ならキャップにしたり、夏にローファーが違和感あるならスニーカーやサンダルにカジュアルダウンしてもそこまで大きな影響はないはず。
あまり肩肘張らずにラフな格好で出かけたい!
けど最低限ちゃんとしたい!
そんな複雑なおじさん心のある同志の皆さまにオススメするコーデ例でした。
(ちなみに使用アイテム全部2〜3000円の価格帯です。)
追伸:すね毛は『梳く』(すく)のがオススメ。
全部剃ってツルツルとか、全く剃らずボーボーみたいな0か100かの議論見かけますが、どっちも極論。
「ほどよくボリュームを落とす」が無難ですぞ。
こういうの近所で600円くらいで買えるので是非。↓
〘Q2.シルエットの半端さを補う色と小技〙
ちょっと第2問はレベルアップ。
「ほぇ〜。そんなのもあるんやな」くらいの温度感で聞いていただけると幸いです。
(想定TPO:星川ソロライブ参戦服 ※予定だったもの)
さっきと打って変わって、オシャレしてますよ感マシマシの派手めの服装。いわゆる参戦服です。
このコーデは、全体のシルエットで言うと「ややAラインかな…?」くらい。
パンツが太め…ではあるのですが、実は上半身の青シャツも身幅が広くてオーバーサイズ気味。
下がボリューミー!上がコンパクト! みたいなメリハリある感じではないのです。
その代わり、他のテクニックが総動員されているので探してみてください。
まず「色」に注目。
靴・パンツ・トップス、全て「明るめ」の色で並べています。
これによって、足腰や足首の境目を目立ちづらく誤魔化してます。
次に、手元の露出による「細さ強調」。
服が全部体型を拾わないゆるめシルエットだからこそ、先端の細さを手元で見せることの効果も増しています。
そして「肩巻きの黄シャツ」。
こいつに強力な小顔効果があります。
(さらに、派手配色の星川スニーカーが仲間はずれにならないよう色を拾い、視線を足元以外にも散らす狙いもあります。)
シルエットが中途半端で、もうひと声スタイルを良く見せる効果がほしいときに「肩巻き」は便利です。
苦手意識のある人は『似た色同士』で試してみてください。けっこう便利です。(参考動画↓)
そして最後の隠れたポイントが、
「脚長に見えるパンツ」の使用 と、
それを活かすための「シャツの丈詰め」です。
この2つの関係性は、こっちの着画のほうが分かりやすいかも。↓
よく見ると青シャツの形、かなりタテヨコのバランスが独特だと感じませんか?
ハンガーで吊り下がってる状態だとこんな感じ。↓
これは元々の状態から、シャツの丈を8cm近く詰めてめっっちゃ短くカスタマイズしています。
なんでそんなことしたのか、1つ目の理由は「Aラインに寄せるため」。
元々はシャツもオーバーサイズ気味のシルエット。
「上下ダボダボ」だったので、シャツの丈を短くして上半身のボリュームを落とす狙いがありました。
そしてもう1つが、「パンツの特性を最大限活かすため」です。
今回のパンツ、実はかなり特殊なシルエットで脚長に見せるチートアイテムです。
"星川のスニーカーを最も違和感なくオシャレ使いするには?" って疑問に対して、過去に私が研究した結論が、【白系のパンツの裾をかぶせる】でした。
(それについてはコチラをお読みください↓)
そして、世のファッションガチ勢たちに
『白のワイドパンツで1番脚が綺麗に見えるアイテムってどれですか?』
と聞いて高確率で返ってきたアイテムがこれ。
界隈だと超有名な定番。
STUDIO NICHOLSON[スタジオニコルソン]
Deep Pleat Volume Pant (参考元値¥47,300)
などなど、とにかくボリュームがあるのに脚長効果がてんこ盛り。
一度試着してみると分かるのですが、他に似たようなものがほぼ見つからないオンリーワンなシルエットをしています。
同じものが売ってないからこそ、ただその代わりに馬鹿みたいに高い。
なので、実際にはちょっとひと工夫して値段を抑えました。
メンズ版との最大の違いとしては「ベルトループ」が無いこと。
ベルトを通す穴が無いので、ウエストが調整できずブカブカになっちゃうんです。
なので、お直しで後からベルトループをつけてもらいました。
おかげでかかった金額が約半分ちょい!
こんなラッキーもあり、なんとか手が届いたアイテムでした…。
話が逸れてしまいましたが、つまり偶然チートアイテムを手に入れたんです。
この「履けば強制的に脚がキレイに見えるアイテム」を最大限活かす工夫が、シャツ丈の調整でした。
雑コラで恐縮ですが、丈の違いのイメージがこちら。
「腰元の深いタック(折り込み)」が大きな脚長効果となっているこのパンツ。
腰元が隠れすぎるとシルエットが活かしきれないのです。
こういう修正は、さっき説明した【自撮りを比べて検証していく】ことで得た気づきです。
もちろん最初から分かってたわけではなく、着てみて、撮ってしっくり来ないところを修正した結果こうなりました。
新しいアイテムを買い足すだけではなく、今持ってる服をお直ししてカスタマイズする。
そんなアプローチも面白いですよ! って一例です。
〘Q3.色差が激しい組み合わせのときにできる工夫〙
「色を繋げる」テクニックを使わないで脚長に見せるコツを詰めたパターンです。
(想定TPO:少し強めのファッションが集まる都心部とかなら紛れ込めるくらいの冬の街着)
この服装、
【明るい黄】→【暗い黒】→【明るい白&黄】
となっていることで、「どこからどこまでがパンツか」が目立ちやすくなっています。
目立ちやすいなら、それを逆手に取ってしまうアプローチもあります。
履いている黒のパンツの形にご注目ください。
靴に「かなり裾がかぶっている」のが分かりますか?
実際の足首の位置よりも下にパンツの裾がくることで、そのぶん脚の長さを盛れます。
…実は「靴に裾をかぶせる」着こなしは、一歩間違えると脚が太く見えてしまう諸刃の剣です。
しかし、このパンツは『フレアパンツ』という形をしています。
簡単に言うと、裾をかぶせながらも脚をスッキリ見せるのに最適なシルエットなのがフレアパンツ。
その脚長スリムに見えやすいパンツに、さらにニットの『タックイン』を組み合わせて腰位置も高く見せる。
裾かぶせ&タックインで、パンツの面積を極力長く見せる着こなしをしています。
脚の境目が目立つ色合わせなら、逆にその境界線を盛ってあげれば脚長に見せられるわけですね。
他のポイントを解説していきます。
全体のシルエットとしては、「どちらかと言えばYライン」くらい。
アウターは少し大きめサイズ、パンツは少しスリムな印象のものです。
そこにブーストをかけている最大のポイントは、もう既にお気づきかと思います。
某ドーナツみたいになってる、でっかいマフラー。
コイツにかなりの【小顔効果】があります。
…失礼いたしました。
推しとの思い出の1枚が混ざってしまいました。
さて。こういう「大ぶりなマフラー」は、
などなど…「他人から見たときにオシャレ」に思われやすい要素が詰まってる便利アイテム。
1枚持っておくと冬の着こなしが一気に垢抜けるかもしれません。
(※一般的なメンズサイズの約2倍あります↓)
最初からこんな派手なカラーリングのやつを真っ先にオススメしているわけではございません。
これは星川スニーカーのために探した専用の「相棒」であり、普段着ではあまり私も使わないハードル高めの個性派アイテム。
実際の普段着でオススメなのは、定番の「黒系」です。
メンズの定番色で使いやすいだけでなく、素材の安っぽさが目立ちづらい色なのも嬉しいポイントです。
(顔周りって視線が集まりやすいので、素材のチープさとかも目立ちやすい場所なんです。)
ただ、ひとつ悩みどころなのが、UNIQLOやGUのアイテムだと基本的にボリュームが足りない…ってところ。
そこでマフラー探しの個人的コツをひとつご紹介します。
→レディースの「黒系」を探した方が効率良いです。
レディースのアイテムの方が、ボリュームのあるマフラーが圧倒的に見つかりやすいです。
しかも、基本的にメンズより安い。
マフラーって男女共通で使うアイテムなので、男性がレディースのマフラー巻いてても違いなんて分かりません。
ネットで買ってしまいましょう。
参考イメージ、オススメアイテムのリンクをいくつか挙げておきます。
冬のにじフェス参戦のお供に見ておいて損はないですよ!
そういえば、にじさんじコラボ常連の「.ST(ドットエスティ)」さん。
その中の葛葉がコラボしてたRAGEBLUE(レイジブルー)ってブランドからも、良い感じのサイズ感のが出てました。
ボリュームフリンジマフラー ¥3465
これの黒とかグレー、かなりコスパ良いかも。
さて、Q3.の例をまとめるとこんな感じの話。↓
パンツの面積を長く見せるためのタックイン+フレア裾かぶせ
大ぶりのマフラーによる強烈な小顔効果
「どれか1〜2個使うだけでもOK」と書いた通り、4大テクニックの中で必要なものを場面ごとにチョイスするのが肝心。
ひとつ前の〘Q2〙で白系パンツをオススメしましたが、
"隣同士の色は近づけなきゃ星川スニーカーは履けないんだ!" って訳じゃないんですね。
色んな攻略法があるのが面白いですね!
〘Q4.オーバーサイズをだらしなく見せない〙
最終問題!
(想定TPO:にじフェス2022参戦服) です。
今までご紹介したワザをどう使ってるか、総集編のつもりで推理してみてください!
色んな技術を総動員しているので、順番に見ていきましょう。
まず、全体はYライン。
オーバーサイズのコートで強制的に体型を覆っています。
パンツも太め…と思いきや、すこし裾に向かって細くなっていってるのが分かりますか?
「パンツの裾が細いだけでも細身に感じやすい」と解説した通り、実は先端にボリュームつきすぎないギリギリを狙って「Yライン」の邪魔にならないようにしてます。
次に、コートの大きな襟。
顔に近い位置にあるコイツが対比となって、小顔効果を発揮してくれます。
脚長に錯覚させる工夫も2つ詰め込んでいます。
①まず、タックインで腰位置を高く見せる。
このパンツ、ウエストもぶかぶかのオーバーサイズですが、ベルトでヘソくらいの位置まで上げて履いています。
たぶん大半の男性は普段、私服のパンツはヘソより下くらいの位置で履く人が多いはず。
そっちの方が締め付け感なくって楽なので、私も普段は無意識にそうしちゃいます。
ただ今回は上下オーバーサイズ。
体型が隠れてるぶん、「どこからどこまでが脚に見えるか」は腰位置の高さで大きく変わって見えてしまいます。
だから今回は上げ気味で履いているって訳です。
制服とかスーツみたいな正装では、ちゃんと本来の位置で履くのが1番きちんと見えますが、私服に「どう履くべきか」なんてルールは存在しません。
だから目的に合わせて、「腰を高く見せたい」なら高めの位置で履けばいいし、「ルーズに気取らないように見せたい」なら下げて履けばいいんです。
自由に履き方をカスタマイズしてしまいましょう。
②次に、このタックインに合わせて「色を繋げて見せる」テクニックを応用しています。
このように、上から下に、だんだん薄く明るくなっていくように色をグラデーションさせています。
グラデーションは、「色差がハッキリしすぎて境界線が目立つ」のを避ける工夫の応用です。
Tシャツ(暗め)と靴(やや明るめ)。
この2つは色の差がハッキリしてますが、間に挟んだパンツの色はこの2つの色の中間くらいの明るさです。
この中間色が、「隣同士の色の差を減らして繋げて見せる」のに一役買ってくれている訳です。
中間管理職。潤滑油のような存在。縁の下の力持ちというわけです。
最後に、「細い部位の強調」。
手元を大胆にまくって露出してます。
全体がブカブカで体型が隠されてる中、唯一出てる部位が手元なので、そこに合わせて勝手に細いイメージに補正がかかってくれます。
余談ですが実は2022にじフェスは10月頭の開催だったので、「まだコートはちょっと暑い」くらいの気温でした。笑
一度中止になったFANTASIAの参戦服として組んでたやつの応用だったので、本来は冬春予定のコーディネート。
だから薄めの生地のアイテムを多用したり、袖をまくったりして季節感を無理やり帳尻合わせてるという背景もあります。
(袖をまくって着れる特殊な仕様のコートを使いました。↓)
(中止になったとき、でろーんが開催してくれた配信企画に投げたときのやつです。 このとき冬予定↓)
テクニック解説は以上です!
一見するとダボっとしてるだけのコートの服装も、よ〜く見るとスタイル悪く見えすぎないように工夫を重ねて成立させています。
今ご紹介したこのコートなんて、身長180cmの高身長ニキが着てすらオーバーサイズな作りです。
「身長のあるあいつはコートがサマになっていいよなぁ」って嘆き。
一理ありますが、案外テクニックでなんとかなったりします。お試しあれ。
さいごに
このように、私の場合はどんなコーディネートを組むときも【4大テクニック】のいくつかを場面ごとにチョイスして使っています。
これによって、頭身を良く見せてスタイルを誤魔化す。
そうすると着てる本人が本来より「子供っぽく見えづらくなる」。
着てる本人の体型が綺麗に見えれば、着てる服に説得力が出やすくなる。
この【土台を整える技術】を身に着けておくと、着こなせる服装の幅がグンと広がります。
ファッションの初歩では避けられがちな「カジュアル多め」「個性強めの服装」、そういったものを着るときに是非試してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございます。
さてさて。
『ファッションは顔と身長』には、ある程度"攻略法が存在する"ことがあなたにも伝わったはずです。
まずは「身長対策」をたっぷりご紹介しました。
次回の記事は「顔面対策」です!
こっちにも色々なテクニックが存在します。
整形とか、メンズメイクとか、髪を染めるみたいな大掛かりなことを考えなくて大丈夫です。
もっと手軽に試せるポイントを中心に解説予定です。
Twitte…いやXにて必ず告知はするので、ぜひフォローして楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。
もし次回の記事をなるべく早く読みたいぜ!って思っていただけた方は、そっと私のマシュマロとかに感想とかアドバイス贈っていただけると激励になります。
たぶん筆が早くなります!
「もっとここ分かりやすく説明して!」とかの素直なご指摘も大歓迎でございます。
気が向いたら是非、よろしくお願いいたします!
それでは皆様、いい夜を!👋 良い推し活を!
p.s. 虚空教典はもう読みましたか?
いえ、このようなチラシ裏の書き殴りレベルの記事を観ていただいてる皆様は、もうお読みかとは思いますが…!
もしまだでしたら…
教祖様の有難いお言葉を享受しましょう?
個人的に是非、当時の元1期、2期生を追っていたにじさんじファン全員に読んで欲しいんです。
にじさんじが流行っていく中で、当時Vtuberを追っていたファンが漠然と感じていたであろう「ある事」。
ステージに立つ側であった剣持が、そして恐らく他のライバーも各々考えたはずのジレンマ。
そのトピックについて明確に触れ、彼なりの答えを語ってくれている章がとても考えさせられました。
きっとにじさんじ1年目を観ていたファンは皆好きな章のはず。
書くと野暮なのがもどかしい…ッ! 読んでくれ…ッ!