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【中編】ファングッズってなんで使いづらいの!? 「推し」で「オシャレ」をするコツを、にじさんじオタクが服オタク達から学んできた話。


〜この記事で分かること〜

・オシャレ着として使いづらい「ファングッズ」を違和感なくコーディネートに取り込むための極意

・「似合う似合わない」「無難」から一歩先の、『好きなもの』を着こなしたいとき役立つ考え方
 
・Vtuberの「写メコン系企画で採用されたい」って人が絶対に頭に入れておくべき法則
 
→男性ファンの中で誰よりもグッズコーデのボツを繰り返してきた変態の経験と、ファッションのガチのプロ達に聞いてきた秘伝をオタク語りします。



あ"あ"あ"あ"! 1年かかってしまった!!
【前編】をお読みいただいていた方、お待たせしてしまいごめんなさい!
「5万文字データ全消去」「公開直前にTwitterアカウント凍結」などなど…色んなトラブルがありまして…気づけば1年かけてしまいました…。


さて。前編に引き続き、Vtuberファンの皆様、にじさんじファンの皆様、そして星くずの皆様。
この記事に興味を持っていただきありがとうございます!

私はファングッズ…とりわけ、自分の好きなにじさんじグッズを使った街着の男性のコーディネートを趣味で研究している者です。

  • 別にセンスも無ければ

  • スタイルが良いわけでもない

  • 顔面でゴリ押せるようなイケメンでもない

そんな俺らインドアオタク(というか大半の日本人男性)が「どうやって難しいファングッズを着こなすか」、そんなニッチなことを考えながら過ごしています。

そして特に着こなしがいのある、にじさんじクラファン企画のスニーカー『星川サラ model』をテーマに、前・中・後編にわたって書いているのがこの記事です。

今回はその【中編】です。

私にとって、おなじ界隈のファンのコーデと、推しの反応が一度に見れる「Vtuber写メコン」企画は大好物。


…そして、「大きなリアクション」「採用コーデの幅広さ」「星くず達の大喜利の熱量」といった見どころ満載の星川の写メコンは特に大大大好物です!!

そして、実際に参加してみるともっと楽しいです!


でも…たぶん服に興味を持つきっかけの少ないインドア派の男性にとっては、写メコンを見てても『まとも枠の男性服』の投稿にはそんなに興味を持てないよ〜って人もいるはず。

ぶっちゃけ…推しにオシャレと言われてる同性を眺めてるより、ネタ枠か、かわいい女の子のコーデをエンタメとして観たいって気持ちになった経験ってありませんか?笑

\ヒャッハー! メスを出せー!/
ってコメントは写メコン系企画だと定番ですよね。笑


その気持ちめっっちゃ分かります。
が、実はそれだと写メコンの魅力はまだ半分だけしか楽しめていないかも。


だって我々男性にとって、当然イチバン参考になるのは同じ男性ファンの着こなしです。

そして星川が褒めているコーデが大量に見られるんです。
推し活においてこれ以上のアドバンテージって有り得なくないですか!??


なぜなら、Vtuberの魅力のひとつは"双方向性のコンテンツ"であること。
イベント参戦、グッズを使ってるファンの投稿、写メコン企画etc…

推しは実際に生きていて、あらゆる場面で「推しの目」に「ファン」が映る機会に恵まれています。


そして冷静に考えて、星くずにだけモデル体型のイケメン高身長がポンポンいるわけありません。
私も含めて、普通に皆インドアオタクの同志たちです。

でも実際、星川はピックアップした男性服を「オシャレ」「かっこいい」「かわいい」といったリアクションでたくさん褒めている。

…ってことは、推しが褒めている着こなしには一定の「ルール」が存在するってことです。
これを見逃す手はありません。


前編ではそんな基本のテクニックの話をご紹介しました。



  1. オシャレに正解は無いので、【目的】に合わせた【バランス】で考える

  2. イケメン高身長でなくても、それっぽく「見せる」ことで対策するテクニックがある

  3. まず最初は「ドレス↔️カジュアル」のバランスを気にしてみる。
    これはデート服にも応用できる、ファッションの便利な基本。



具体的には、以上3つをお話ししました!

「顔もスタイルも悪いしセンスも無い、だから何着ても似合わない」

コメント欄でよく見る悩みには実は色々な対策方法があって、意外と「テクニック」で解決できる…ということが、なんとなく伝わってくれたら嬉しいです。



さて、いよいよ今回の【中編】の本題に入りたいと思います。

ここまでは、「今まで服にまったく興味がなかった初心者」の星くずの方に向けた「幅広く70点を取りたい時のコツ」を書いてきました。


しかし…私が実際に過去の写メコンで投稿した星川スニーカーのコーデたちは、例えばこちら。↓





前編だけの内容だと、まだちょっと意味不明じゃないでしょうか?
いや、フレンチクルーラーが意味不明とかって話ではなく…

つい魔が刺したんですごめんなさい…


さぁ、これからが真骨頂です。

ここから先は『星川スニーカー』を使った、「推しのグッズをオシャレに着るためのテクニック」を研究していきます。

これこそが私が体を張って実験している専門分野です。

星川スニーカー、男性ファンが履きこなすのってめっちゃ難しく感じますよね!?
だとしてもこの先、星くずとして履きたい場面があるかも。

他のファングッズもそうです。
世の中、着やすくって簡単にオシャレに見せやすい服がいっぱい売ってます。

でも…もし推しを身につけたい日があったとき、あなたにとってどうでしょう?

―――そう、『他の服じゃあ絶対ダメ』なんです。


今回はそんな話。
自分に似合う服や、オシャレに見られやすい服を選ぶのではなく、
「着たい服」を「似合わせる」「オシャレに見せる」ためのノウハウを考察していきます!

…大げさに書きましたが、グッズを着たいオタクがめっちゃ失敗を繰り返して得た経験談とノウハウをおすそ分けしますよってだけの記事です。笑
 
ゆるくお付き合いくだされば嬉しいです!


この【中編】ではグッズコーデはじめ、「着たい服をオシャレに見せる」ために大事な『考え方』がメインテーマ。
小手先のテクニックよりも先に、まず知っておくべき大事な秘伝をご紹介します。

世の中、難しい服も着こなすオシャレな人達だってたくさんいます。
われわれ初心者と何が違うんでしょう?

ゲームにおいても、プロゲーマーたちの真似はできなくても、『立ち回り』『考え方』を知っとくだけでプレイの幅が広がりますよね?


ファッションも同じです。
例えば…簡単に無難なオシャレができる服はいっぱいあるのに、でろーんはなぜこんな難しそうなアイテムを選ぶのでしょう?

にじフェス2022 会場展示より



オリバー教授の私服の柄シャツって、どうやって着こなせば馴染むと思いますか?

こちらも、にじフェス2022会場展示


そのヒントは、この【中編】で分かるかもしれません。

こういう「クセの強い服」や「着たい好きな服」を他人目線でもサマになるように着こなす。

ガチ勢たちが無意識にやっているけど、我々初心者が気づけない『当たり前』についてガッツリ語らせていただきます。

今回の記事の内容に「気づく」ことができれば、あなたも脱初心者です。


そして今回の内容を活かして【後編】では、星川スニーカーの着こなしテクニックを具体的に解説します。
もし後編まで読んでいただけたら、あなたの持ってる推しグッズは「オシャレにも活かせるアパレルアイテム」として更に価値が輝くことをお約束します!







★前編で解説した基本「ドレカジ理論」だけで星川スニーカーを使うとどうなる?


さてさて。
まずはさっそく前編で説明したファッションの基本、「ドレス↔️カジュアル」の考え方で星川のスニーカーを分析してみましょう。



~前編の振り返り~

  • 服の性質には大きく分けて2種類、「ドレス」と「カジュアル」が存在する

  • 「ドレス」とは「スーツみたいなよそいきの要素」、反対に「カジュアル」は「それ以外の普段着の要素」である。
    →つまり「スーツっぽい要素の有無」が見分け方のカギになる。

  • 「カッチリしてて大人っぽくなる"スーツっぽさ"」
    「ラフな親近感があり、若く見える"普段着っぽさ" 」

    こいつらのバランスを上手く調節していく

  • 日本人は童顔短足で子供っぽくなりがち。だから外国人のコーデよりも大人っぽさを意識するのがコツ。 つまり、「ドレス」要素多めのバランスでコーデを組むと他人目線ではサマになりやすい。

 →だから、『ドレスとカジュアルが7:3』


(こちらの考え方は、MBさんという方の記事から引用させていただいております。↓)


(昔でろーんがオススメしてた漫画の監修とかしていらっしゃる有名な方なので、聞いたことある人も多いかも。)↓






この「ドレス⇔カジュアル」の考え方は、コーデ全体のバランスはもちろん、アイテム単体の分析にも役立ちます。


例えば同じパーカーでも
「色」の違い(モノトーンかカラフルか)

https://www.gu-global.com/jp/ja/products/E344510-000/00?colorDisplayCode=22 


同じシャツでも
「素材」の違い(ツヤがあるか、シワを好むか)

https://www.gu-global.com/jp/ja/products/E344928-000/00?colorDisplayCode=62 
https://www.gu-global.com/jp/ja/products/E344931-000/00?colorDisplayCode=62 


同じ黒色でも
「デザイン」の違い(スーツで使うデザインかどうか)

https://www.gu-global.com/jp/ja/products/E343927-000/00?colorDisplayCode=69 
https://www.gu-global.com/jp/ja/products/E344768-000/00?colorDisplayCode=57 


このような要素で
ドレス↔️カジュアルの"度合い"が変わってきます。

さて、星川スニーカーはどうでしょう?


https://shop.nijisanji.jp/s/niji/item/detail/SSZS-15074 


・デザイン
→スニーカー(カジュアル)

・色と柄
→鮮やかなパステルカラー(カジュアル)
 「★」や後ろ「✕」のキャラマーク(カジュアル)

・素材
→合皮(ややドレス)
 靴紐(カジュアル)

既にお察しかと思いますが、星川スニーカーは『超カジュアル』です。どう考えても「スーツに使う要素」ってありませんよね。


さて、カジュアル全開な星川スニーカー。

オシャレには、コーデ全体の『バランス』が大事だとお話しました。
そして、最初はドレス↔️カジュアルのバランスが基本だとご紹介しました。

ドレスすぎる→仕事着みたいなカッチリした、キメすぎた印象に

カジュアルすぎる→気の抜けた子供っぽい印象に
 
だから、TPOに合わせたバランスが大事!



ここまでを振りかえったとき、皆さんならこのスニーカーをどうコーディネートしますか?

自分は最初、こう考えました。

「ドレスとカジュアルのバランスが大事なんだな?」
 ↓
「ならばグッズが超カジュアルな分だけ、他をドレスなアイテムでまとめて全体を大人っぽくしてみよう!」と。


では試しに、スニーカー以外をドレスっぽいコーデの代表例「セットアップ」で合わせてみましょう。

「ジャケットとスラックスの黒のセットアップ」
(ざっくり言うと、スーツっぽいデザインに近いアイテムを選びました…って意味です。)


…どうでしょうか?

感想は人それぞれだと思いますが、皆さん共通してひとつこう思ったはずです。

\なんか靴めっちゃ目立つなぁ…/と。

グッズが目立つことが、良い時も悪い時もあることでしょう。

例えばグッズを主役に見せたいイベント参戦の日なのか、にじさんじを知らない異性と出掛ける場なのか、目的によっても意味が変わってきますね。

ただ事実として、上のコーデの場合スニーカーがきわだって「目立つ」ことは間違いないはずです。

そして目立つことによって、こういう心配が出てきます。


・似合う人が限られる。スニーカーが自分の雰囲気と合うか心配

・使う場面が限られる。例えば、"デート服"としては難しすぎる


このように感じた人が多いのではないでしょうか?

一言でまとめると、「これがオシャレになる場面は限定的すぎる」って感覚を持つ人が多いはずです。

実は星川スニーカーに限らず、ファングッズというものは「コーデ全体の中で浮きやすい」という特徴を持っているものが多いです。
推しを表現するために、オンリーワンなデザインの個性的なグッズになることが多いからです。

(※「なぜデザインの強いファングッズが多いのか」についてはこの後もう少し丁寧に解説します)


前編で解説してきた、『広い場面で70点を取るための基礎』だけを考えてコーデを組んでも、グッズアイテム自体の主張に負けてチグハグな印象のコーデになってしまうことが多いのです。

特に、あれだけ大事だと解説した「ドレスなアイテム」と組み合わせたときにチグハグになりやすい。

ドレスとカジュアルのバランスは意識してるはず…なのに、コーデの中でグッズだけがどこか「仲間外れ」に感じる。浮いてしまってるように感じる。

私が実際に「ファングッズ」を「普段着のオシャレ」に取り込むときにいちばん苦戦しやすいポイントはココでした。


そうです。前編で解説した「ドレスとカジュアル」の考え方の『最初だけ』では、個性の強いグッズを着こなすためにはまだ一歩足りないんです。

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
・幅広く無難に好感を得たい
・最短効率で簡単にオシャレと言われたい
・服を見分ける時の最初の基本を知りたい
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

前編で紹介した話は、こういう目的がある場合に最初に知るべき「基本的な内容」に絞っています。



ここでひとつ勘違いして欲しくないのは、
「ドレスとカジュアル」の考え方は、別に『量産型ファッション』を作るためのものって訳ではありません。
ちゃんと読み解くと奥深く、個性的なコーデから定番のデート服まで、色々な応用ができる便利な法則です。

ですが、その最初の段階では『使いやすいアイテム』に絞った解説がほとんどです。
ハウツーの段階でわざわざ『難しい服』をピックアップする必要がないので、当然そうなりますね。


でも、グッズは『難しい』アイテムが多いと思いませんか?


・色数の多いアイテム
・ビビッドカラーのような派手色
・ロゴやイラスト、柄の主張が強いデザイン

→こういったものは初心者は避けるべき!

みたいなハウツー解説、探せばいっぱいあります。
そして実際その通り。初心者には難しいポイントです。

出典:https://youtu.be/W73ApWDEiHA 


でも、「ファングッズ」としては推しらしさを感じられる定番のポイントなんですよねぇ〜…。
推しカラー、キャラモチーフのマーク、推しのオリジナリティを感じられるデザイン。
そう、大半のグッズは明らかにファッション上級者向けアイテムなんです。








なので前編で紹介したような "ファッションハウツーの基本『だけ』" では、ちょっとまだ着こなすのが難しいと感じているはず。

いわゆる「センス」のある人は、デザインの強いアイテムも無意識に着こなせるかもしれません。
ですが、私のようにセンスに自信の無い頭でっかちなインドア派はきっと苦戦することでしょう。

私は2年近くずーーっと苦戦して、今もまだ研究中です。

そして「デザイン強めのグッズの着こなし方」なんて解説を発信してくれている人は、ほぼいませんでした。
(需要がニッチすぎるんでしょうね…笑)


だからこそ、私自身が考察してみました。

「70点の壁を越えて、グッズを目的通りに着こなす方法」をあらゆるファッションの上級者たちに直接質問して、自分で試して、拙い知識ながら研究してみました。

(アパレル社員の友人や古着屋店長、デザイナーや美容師、ホントに色んな人に直接お世話になってきました…! 服オタクの皆様、ありがとうございます…!)


今回はそうやって自分なりに学んで考察し、整理したお話をしていきます。
前編より少しマニアックですが、その代わりネットだけではまず見つけられないオシャレ上級者たちが無意識にやっている『秘伝』の一部をご紹介します。


どんな服でもオシャレに着こなす上級者と、我々初心者はいったい何が違うのでしょう?

服オタクである彼らの答えの中に共通して出てきた『考え方』を整理してご紹介していきます。


なるべくV好きの同志である皆さんに通じやすい例え話を混ぜていくので、よかったらこの章もお付き合いください!

星くずの皆さん。にじさんじファンの皆さん。いや、オタク文化を愛する全ての皆さん。

  • 「グッズを街中で着て他人目線でもおしゃれに見せたい」と思ったことってありませんか?

  • 「グッズのアパレルを着たいけど、使い方が分からない」と観賞用になっている経験はありませんか?

  • 「なんでグッズって自分が着ても似合わないんだろう」…って思ったことはないですか?

今時点で分かってきたコツをこれから順番に紹介していくので、何かお力になれたら幸いです。


 




さて、皆さん一度は考えたことはないですか?

「なんでグッズってデザイン強めのものが多いんだろう」と。

「確かにグッズとして良いデザインかもしれないけど、ファッション的には上級者向けだよなぁ…。俺でも使いやすいシンプルなものはないかなぁ…」と。

デザインの個性が強いグッズが多いのはなぜでしょう?
シンプルなグッズも存在するけど、数が少ないのはなぜでしょう?

まずはそんな、"そもそもの理由"から整理していきましょう。




★なぜファングッズは"使いづらい"ものが多い?


『普通の服とグッズの違い』ってなんでしょう?

それは、元ネタとなる「推しの存在」です。

当たり前だろ!って突っ込まれるかもしれませんが、ここにはすご~~く大事なヒントが隠されています。

例えば、ある日こんなアパレルグッズが発売されたとします。

\推しカラー無地Tシャツ 星川サラmodel シンプルで着まわしやすさバツグン!/

(GUアプリ内より引用: https://onl.la/aJEHPy1 )

あのGUとコラボで、なんとたったの2500円!

…どうでしょう星くずの皆さん。 買いますか??

仮にグッズTだとしたら2500円は破格の安さですが、恐らく大半のファンは買わないはずです。

なぜなら、

・「星川」を感じられる要素が色以外まったく無い

・ただ推しカラーの無地Tシャツが着たいだけなら、普通の服屋に安く売っている

・推しへの課金目的でも、ボイスとかスパチャとか色んな方法がある中これを選ばなくても良い

こう考えるはずだからです。

ただの無地のTシャツを、わざわざ「グッズ」として買う意味は薄いと思いませんか?



では次に、このグッズを見てください

剣持の虚空Tシャツです。

剣持刀也 オリジナルカラーTシャツ
https://nijisanji.booth.pm/items/2964644


シンプルな筆記体のロゴで、あえて「パッと見ても何が書かれてるか分からない」控えめなデザインです。

使い方次第では、「ほぼ無地」といっていいくらいのシンプルさです。

※ロゴに注目。隠すともはや「ただのインナーTシャツ」ですね


パッと見るとほとんど「剣持っぽい」デザインの無い、ベーシックなTシャツ。
にも関わらず多くの虚空教徒たちが熱狂し、これを買いました。もちろん自分も買いました。

当時のboothストアの在庫の完売&再販スピードを考えると、かなり売れていたはずです。


なぜなのか?


それは、『本人のデザインしたロゴ』だからです。




ロゴTシャツってだけなら、服屋に似たものがいっぱいあります。

デザインとしては、GUに並んでいても素通りするくらい「ありふれた」ものです。
あえて剣持が「そういうシンプルなもの」というコンセプトでデザインしているからです。

でも我々ファンにとっては『このTシャツ』じゃなきゃいけないんです。
なぜなら、「推し本人が関わったグッズ」だから。

先に挙げた「外部コラボでの無地T」と「本人デザインのロゴT」、デザインはどちらもシンプルですが『デザインに本人が関わっている』という価値が違うのです。

極端な話、さっきのイエローの無地Tでも「星川本人が縫ってる」とかだったらプレミア価格で我々は買ってしまうかもしれませんね。
(ありえない話ですが…笑)

着てるとき、持ってるとき、飾ってるとき、【推しを感じることができるかどうか】…この違いこそが「グッズのアイデンティティ」だと考えました。



グッズには「推しを感じられる要素」が大事
https://booth.pm/ja/items/2964624 
https://zozo.jp/sp/shop/funalive/goods/40746998/ 


グッズのアパレルのデザインが主張強くなりがちな理由が、なんとなく見えてきたように思えます。

  • 「推しを感じるオンリーワンなデザイン」というのは、「グッズ」という側面においては大きな魅力なのです。 なぜなら、デザインで推しを感じやすくなるから。

  • そして「アパレル」という側面においては、デザインの個性が強いアイテムは「扱いが難しい」から普段遣いされづらいのです。

ここに、『グッズを普段遣いする』ことの矛盾が隠されています。

推しの個性を存分に取り入れたオンリーワンなデザインであるほど、「推し活」以外のTPOでは浮きやすく、使う場面を選ぶ。

つまり「街中で着こなすのが難しい」ジレンマを抱えています。


※星川の靴はその典型例で、「メンズのスニーカー」としては本当に珍しいオリジナルデザインをしています。
『珍しい』ということは見慣れなくて街中でも目立ちやすいということです。


だからVtuberに限らずファングッズのアパレルには、「推しを強く感じられる珍しいデザイン」の「扱いが難しい上級者アイテム」がほとんどなのです。

製作側もデザイン以外で「推し要素」を出すのは難しく、シンプルなグッズの多くは本人プロデュースのものが人気なはずです。


↑『ぱっと見で分からない』控えめデザインは、
本人プロデュースのものが多い

(そして、後で説明しますがシンプルなアイテムにも「ある弱点」が存在します)


↑本人デザイン以外のグッズは、本人の意向を汲みつつも『推しの個性がデザインで分かる』くらい主張を強くすることが多い



そして本人デザインのシンプルなグッズ…はこの先もなかなか出ないでしょう。

・ライバー本人がやりたいかどうか次第
・デザインがライバー本人のデザイン知識に依存している
・ライバー1人に対して、企業のサポートが必要不可欠

という性質があるからです。
普通のグッズよりも制作のハードルが高いので、量産には向いてないのです。

だからこれから先もほとんど、
"デザインの個性"で推しを感じられるグッズ」がメインで発売されることでしょう。

星川のグッズのラインナップはその典型例ともいえます。

星川のモチーフを取り入れたオンリーワンな可愛いデザインをしているからこそ、男性にとって「着こなすのが難しい」と感じてしまうものが多いはずです。


星川" らしさ "の演出のため、
『可愛さ』や『若さ』の強いアイテムが多い。
グッズとして魅力的な反面、
大人の男性にとっては着こなしが難しい


「ファッション的に使いやすいグッズが少ない」というよりも、「推しの個性に尖らせたデザインだからこそ、グッズとして魅力的になりやすい」現象が起きているのです。

自身を着飾る目的で買うアパレルとはそもそも違う、「推す」という目的が含まれているからこそ持つ特性ですね。

つまり、ファングッズを街着で使いこなすためには「主張の強いアイテム」である前提で、着こなす技術を知る必要があるってことです。


前編で解説した、「ドレスとカジュアルのバランス」、「スタイルを補完する着こなし」だけで間違いなく『他者目線の70点』が再現しやすくなったはずです。

UNIQLOやGUの「使いやすいアイテム」をちゃんとバランスを考えて組み合わせれば誰でもできることでしょう。

つまり前編の内容では、あえて「難しいアイテム」を使う必要がありませんでした。
そして、一般男性の大半はここで満足します。

…でも我々はグッズを、難しくても着たいですよね? 
冒頭でお話した通り。推しを身に付けたいとき、他の服じゃあダメなのです。


もし推しのライブやコラボカフェに、推し本人のアイテムで満足いくコーデを組めたらテンション上がって、なんだか背すじも伸びるはず。

せっかく星川の写メコンに参加するなら、やっぱ星川のグッズを使って喜んで貰えた方がもっともっと楽しい。

それは「推しへの愛」とか、「この服(グッズ)がどうしても着たい」というモチベーションがあるからこそです。


それって実は… "服好き"と呼ばれる人達が「どうしてもこのブランドの服を着こなしたい」と思ってチャレンジする時にとても似ています。

そう、ファッションという分野も突き詰めると一大オタクコンテンツなんです。

私も「グッズを使いたい!」ってモチベがきっかけで、
今まで絶対使うことなかったアイテムたちに出会いました。


「似合う似合わない」ではありません。
着たいから、テクニックで『着こなしてみせる』『似合わせてみせる』。
このモチベがある人達だけが、次のステップを楽しむことができちゃうんです。


服と最も縁の遠い存在だった我々インドアオタクが、実は"服好き"しか考えないようなモチベーションを秘めている…そう考えるとなんだか面白くないですか?

ここから先は服好き…いや、"服オタク"達に教えてもらってきたノウハウを順番に説明していきます。

丁寧に解説するので少々長いですが…読み終わった頃には、グッズのような「ちょっと難しい服」すらも前向きにコーデを考えられるようになっているはずです。

コーヒーでも飲みながらゆっくりお読みいただけたら嬉しいです。


ここまでのまとめ

・ファングッズは「推しを感じられる要素」が大事

・だから、オンリーワンなデザインにして個性を出すものが多い

・デザインの主張が強いと、コーデの中で浮きやすい

・使いこなすには、70点の壁を破る"服好きたちのノウハウ"がカギになる







★隠せば解決するわけじゃない


さて冒頭で、デザイン強めのグッズの場合、コーデ全体の中で「浮いてしまう」ことが多いことを確認しました。

つまり、グッズが馴染むように『主張のバランス』をとる必要があるってことですね。

皆さんは、アイテムの主張を抑えて馴染ませたいとしたらどんな方法が思い付きますか?

自分の場合、真っ先に思い浮んだのは「隠して面積をおさえること」でした。


グッズを研究しはじめて半年間くらいは、この「どう隠すか」にとらわれて考察していたのですが…実は全くうまくいきませんでした。


語るより、見ていただいた方が早いかと思います。なので、恥ずかしながら過去のボツコーデを晒します…。

「隠すこと」と「ドレスっぽさ」を意識して組んだ、剣持Tシャツを使ったこちらのコーデをご覧ください。


あ"あ"あ"あ"見返したくない"い"い"!!
ってボツコーデが山ほど存在します…。


いま思い返すと色々ツッコミ所があって、改善点がいっぱい見つかるコーデなのですが…皆さんはこのコーデをご覧になったとき「剣持Tのロゴ」に対してどう感じましたか?

面積が隠れてロゴはちょっとしか見えてないはず…なのに、ロゴの存在感がきわ立っているように感じませんか?

ロゴを"存在感のあるワンポイント"として活かすならこれでも良いのですが、今回の目的が「コーデに馴染ませること」なら上手くいっていない印象を感じました。

つまり、「ただ隠すだけ」では馴染ませることには繋がらないということです。

それに、無理矢理隠す…みたいなアプローチはせっかくグッズを着てるのに、なんだかもったいない気がしますね。

どうせなら、「グッズのデザインがあるからこそ面白い」コーデを目指したいところです。


次に、過去の星川写メコンに出したこちらのコーデをご覧ください。

上のコーデから約3ヶ月後に作ったものです。


好みの分かれるコーデだと思うので、「オシャレと感じるかどうか」は別の話として読み進めてください。

さて。剣持Tの上に着ているアウター(上着)のクセが強く、ストリートっぽい「若くてカジュアル」な印象が強い服装ですね。

全体としてはさっきより「若い印象」があると思います。つまり、大人っぽさはさっきより減りました。

ただし、「ロゴの目立ち方」はどうでしょうか?

見せている面積はむしろさっきよりちょっと広いくらいです。

しかし、
・上に着たアウターの「ストリートっぽいデザイン」
「紫っぽさを含んだ色味」
によって、剣持Tのロゴがさっきよりなじんで見えるのではないでしょうか。

なじむことによって、私の感覚ではさっきより「無理矢理合わせてる感」が無くなっているように感じました。

コーデのアイテム同士の雰囲気が近くなり、より「グッズTを自然に合わせている」印象になった気がします。


紫の"ロゴ"の、きわ立ち方が違う


両者の違いは何でしょうか?

それは…『剣持Tのロゴとの"共通点の量"』です。

↑ストリートっぽいスプレーアート、キッパリした紫の色味
「若い男の子」っぽいやんちゃなイメージを演出するロゴ


beforeのコーデでは、剣持T以外のアイテムの雰囲気は「ロゴと正反対」といえるくらい離れたテイストのものばかり使っています。

全体のバランスを大人っぽくしようとして、スプレーアートロゴの「男の子感」を打ち消そうと考えすぎました。

ジャケット、ロングコート、ウール生地のパンツ

といったドレス要素(大人っぽくカッチリした印象)ばかりで固めています。
また、色味も紫と遠いアイテムが多い

そうすることで、全体の中で最も雰囲気の離れた「ロゴ」に違和感が集まってしまいました。
隠すつもりが、かえって存在感がきわ立っているのです。

afterのコーデは、ロゴに対して

を含んだ色味」
ストリートっぽい雰囲気が似たアイテム」

といった"共通点を持つ部分"が存在します。

共通点を持っているアイテム同士で馴染むことで、ロゴ「だけ」が目立つという印象になりづらくなっています。




つまり…
『"馴染む↔️きわ立つ"という主張のバランスは、他との【共通点の量】で決まる』ということです。


他のものと共通点が少ないほど、違和感が大きくなり注目を集める
他のものと共通点が多いほど、雰囲気が似て馴染みやすくなる。

(共通点の量=「"差"の大きさ」 と言いかえることもできます。)


『グッズを馴染ませたい』って目的に対しては、グッズのデザインとの【共通点をつくってあげる】ことがポイントになってきそうですね。

(※今回、星川スニーカーに対してどんな共通点を作ったかについてはまた後編のコーデ考察のときに解説します。)




※ただし今回、ただロゴに雰囲気を寄せて"ストリートっぽいアイテムだけ "で固めると今度は『全体のバランスが若い印象に偏りすぎる』ことになります。 つまり、子供っぽくなってしまう。

だから、ロゴとの共通点を作りつつも、素材やアイテムの種類に「ドレス要素(大人っぽさ)」をひとさじ混ぜるようにしています。

他のアイテムに共通点が無さすぎてもグッズが浮くし、
グッズに雰囲気を寄せすぎても全体の印象が偏る。
両方のバランスが大事というわけです

この話、記事の最後にもう一度詳しく話をします。
なんとなく頭の片隅に入れておいてもらえたら嬉しいです!

(このコーデのより詳細はこちらのツイート参照↓)





さて。今回解説したいメインテーマはコレです。

【他のものと比べた時の"共通点の量"】で印象が変わるって話。

この考え方、グッズコーデ以外にもファッションのあらゆる疑問に応用することができます。


たとえば…

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「着まわしやすい服」とか「使いづらいアイテム」って具体的にどんなもの?

「無難なコーデ」とか「奇抜な服装」とかって言葉はどこに注目されて言われる言葉?

「他人にとってのほどよいオシャレ」って何?

「時代遅れ」「トレンド」とか「流行」ってよく言われてるけどアレは一体なに?

その人に「似合う」「似合わない」って具体的にはどういう現象?

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こういった話すらも全部解決できる、とっっても大事なヒントが隠されているのです!

「他と比べたときの【共通点の量(差の度合い)】で考える」

自分は、グッズコーデを着こなしたり、70点を越えるオシャレのための最大のポイントはここにあると考えています。

なので順番に、色んな例えを使ってこれから解説させてください。

最初は、にじさんじライバーに例えて今の話をもう少し具体的におさらいしましょう。




★目立つのはチャイカ?委員長?



まず、この図を見てください。

この中で一番「目立つ」のは誰でしょうか?


いや、全員中身は個性の塊なのですが…今回はあくまで外見の話で考えてください。

99%の人が、外見上はこの中で"チャイカが一番目立つ"と答えるでしょう。

では、この図はどうでしょう?


渋かっこいい、にじさんじギャングスターの面々。

見た目上の単体のパワーはチャイカや力一の個性が強いとは思います。

ですが、この中で「最も違和感がきわ立つ」のは"委員長"ではないでしょうか?

なぜ、目立つ対象が変わるのか。

それは、『【周りと比べた】ときに最も印象が離れているから』ですね。

"印象が離れている"とは、「似ていない」とか「共通点が少ない」と言い換えることもできます。

JK組に混ぜたチャイカや、ギャングスターにぶちこんだ委員長は、

性別や服の雰囲気といった「共通点が一番少ない」から違和感が際立って、存在感がより強調されるのです。

この中にでび様を加えたら、「人型」という共通点すら無いでび様がイチバン目立つかもしれませんね。

そして服の話も同じです。
「共通点が少ないほど全体の中で目立つ」とか、「共通点の多いアイテム同士は馴染みやすい」とか…

「馴染むか、きわ立つか」は【共通点の多さ】を軸にして考えることができるのです。

例えば、あえて靴下の色だけ派手な色に「ハズす」という着こなしテクニックがあります。

出展:https://wear.jp/sp/guitarman9814/18606606/

↑面積の大きいネイビーや黒といった暗めの色よりも、「靴下の赤」とか「白シャツの裾」といったところに目がいくはずです。

色の差が大きいものをちょこっと差し色してるからこそ、そのポイントが引き立つわけですね。
「差が大きい」=「共通点が少ない」、同じ意味です。

『共通点が少ないポイントに注目が集まりやすい』…この法則は、もちろん色づかいにも当てはまるということです。


大事なポイントは2つです。


馴染む↔️きわ立つ の印象とは…

単体で決まるものではなく、他との【差を比べた】とき初めて決まるイメージである 

『差の度合い』は、【共通点がどれくらいあるか】の量で決まる


※この話を難しい単語で言うと『"絶対評価"ではなく「相対評価」で考える』なんて言ったりします。
テストの点数みたいに絶対の基準が最初から決まってるわけではなく、他との比較の中で評価が変わる…って考え方です。



ファッションにおいて、「他と比べたときの【差の大きさ】で考える」という視点はめちゃくちゃ役に立ちます。

なぜなら、"客観的なオシャレ"という評価も「他人との差を比べる」ことで初めて成り立つ話だからです。



★70点の壁の正体! 「ほどよいオシャレ」とはどういう状態?


前編でお話ししたように、オシャレに万人共通の答えなんてありません。

ただし、人から見たときの「客観的なオシャレ」という"状態"については説明することができます。

多くの人にオシャレだと思ってもらいたい時。
逆に誰かにとって深く刺さる個性のあるコーデを作りたい時。

それぞれどんなバランスを意識すれば近道になると思いますか?


──中学校や高校のクラスを想像してみてください。

入学したての頃、「あ、 この人オシャレだ」ってパッと見で思うシーンって、意外と少ないのではないでしょうか?

なぜなら全員が『同じ制服を、同じ着方で着ているから』。

https://www.irasutoya.com/2015/03/blog-post_110.html?m=1 


顔を見て「イケメンおるやんけ!」って注目することはあっても、「服装オシャレだな~」はなかなか無いはずです。

しばらく経つと、一部のクラスメートが身だしなみで遊びはじめます。
たとえば…ボタンをひとつ空けてみたり、シャツを少し出してみたり。

学校によっては、ズボンをルーズに履き出す男子もいるでしょう。
女子がスカート丈の調整や、 時計やアクセに気を使うかも。

校則とのバトルを繰り広げながら、だんだん髪型やメイク、 ベルト、色々いじり出すわけです。

そうして周りが同じ制服を着てる中でも、「なんかちょっと違う」人が出てきます。

それをオシャレと感じてマネする人が増えていきます。

そしてクラスメイトの大半がマネする頃には、今度はまた別の「違い」が新しく流行りだすのです。

この、周りとの「なんかちょっとの違い」 がポイントです。



ポイントは3つです。

他人目線のオシャレとは…
【①周りとの ②ほんの少しの ③違い】から生まれます。



全員同じ恰好をしてるなかで、誰かを「オシャレ」って思わないですよね。
「人との印象の違いを比べたとき」にはじめて「オシャレ」という言葉が生まれます。

周りよりもどこか「きちんとして大人っぽい」
あの服よりもなんか「気取らない親しみやすさがある」
人よりさりげなく「タフで男らしいかっこよさがある」
流行よりもちょっと「柔らかく可愛げがある」

『○○と比べて』『ちょっと印象が違う』ということがオシャレの前提になっているんですね。

そして『違い』といっても、デタラメに差別化すればオシャレってわけじゃないはずです。

\よーし! 周りと違えばいいんだな! みんな制服だけど私服着ちゃうぞ~!/

って人がいたら、客観的には 「オシャレ」 じゃなくて 「やべーやつ」ですよね。

生徒指導室に連行されてしまいます。

ほんのちょっとシャツの着方を変える…とか、ズボンの履き方を変える…とか。
周りがナイキのスニーカーばかりだから自分はアディダスを履く…とか。

あくまで「周りと比べて、ちょっと違いをつける」ってことなのです。

周りと全く同じ格好にはオシャレという感情は生まれません。
違いをつけて差別化することで、そこから服装に個性がうまれます。
でも差別化の度合いが激しいほど、今度は人から共感されづらくなるのです。

「あまりにズリ下げすぎちゃって、パンツまで見えてる腰パン」とかはヤンキーにはウケるかもしれませんが、一般生徒に広くウケる身だしなみではないですよね?

やりすぎちゃってるから、個性が強い代わりに共感する人が限られてくるのです。

個性的な格好…それも魅力的だと思います。

ただし、目的が「他人目線でのオシャレ」なときは「ほどよい差別化」にすることが近道といえるでしょう。

周りと同じ格好すぎても「オシャレ」とは思われづらいし、周りの格好とかけ離れすぎても共感されず「奇抜」になってしまう。

「差の度合い」にもバランスが大事ってことですね。

あれ、なんだか少し聞いたことある話な気がしませんか?

そうです。「周りと比べたときの差の度合いを考える」ってことは、さっきチャイカや委員長で例えた話とまるっきり考え方が一緒なのです。


周りとの「差の度合い(共通点の量)」で考える


さてここまで読んでいただいた今、

\なるほど、他人目線のオシャレは「周りとの少しの違い」なんだな/
\でも違いのつけ方がわかんねーよ/

と思いませんでしたか?
自分は初心者の頃、この話を聞いたときにそう考えました。

でも大丈夫です。ファッション業界には、ちゃんと『攻略本』が存在するのです。



★マイナー武器を使いこなすゲーマーほど、対戦環境を理解しているって話。 →「トレンド」「時代遅れ」とは?


ファッションにおける攻略本、それは「トレンド」と呼ばれています。

さて皆さん。なんか、「トレンド」とか「流行」って聞くと嫌な印象はありませんか?

\ファッション業界が売りたいものを宣伝してるんだろ? バレンタインのチョコかよふぁっきゅー🖕/

\流行に左右されるとか没個性じゃん。着たいものを着るのがイチバンだろ!/

といったイメージはありませんか?

もしそうなら、実は色々と誤解があるんです。

まず、「トレンド」と「流行」はちょっと意味が違います。


「流行」とは『今、流行ってるもの』です。

そしてトレンドとは『次に流行ることになるもの』です。



まずは図で説明します。

先ほど、学校の教室を例に「客観的なオシャレの生まれ方」を説明しましたね。

あの話はそのまま、街中のファッションにも当てはまるのです。

オシャレとは「他との差別化」で始まる。

だから、まずファッション業界の最先端の人たちが、「今の流行と違う着こなし」を先取りして始めます。

それを一般層の服好きな人が真似したり、感度の高いアパレル店舗に商品が並び、だんだん広まり「流行」になっていく。

やがてUNIQLOやGUのような量販店でも見かけるようになり、街中で見慣れた格好になることで「定番」となっていく。

「定番」だと差別化は難しいので、また別の「流行とちょっと違う格好」が求められていく。

『カラフル』が流行ったと思えばだんだん『モノトーン』が流行っていく。
『細身のパンツ』が流行ったと思ったら、いつの間にか『太めのパンツ』が支持されるようになっている。

既に流行ってるものに対して少し差別化できるものがトレンドになるからこそ、だんだん移り変わっていく。ファッションはそれが繰り返されているのです。

だからこそ「トレンド」とは宣伝や陰謀論でもなんでもなく、「ファッション感度の高い人達がいま求める、差別化のやり方」の集合体みたいなものです。


トレンドからは、ファッションのガチ勢たちが考察した「次に流行する最適な『違いのつけ方』は何か?」を最短で知ることができるのです。

ゲームにおける、攻略本のような使い方をすることができます。



「周りとの違い」 で他人目線のオシャレが生まれる…ってことを考えると、
よく服好きが 「トレンド」 ってやつを気にしてる理由がわかりますね。

おさえておくと 「効率がいい」 からです。

たとえば、ここ数年は「オーバーサイズ」というトレンドが続いています。

 https://wear.jp/sp/genji/22231428/ 

https://wear.jp/sp/genji/22231428/



逆に5~6年前は細身のサイズで、シンプルな格好が「流行してるオシャレ」として支持されていました。
具体的には、"すっごい細身のスキニーパンツ"などが、ひと昔前に流行っていました。

https://wear.jp/sp/genji/8138875/ 


しかしだんだん広まっていくことで、今やUNIQLOに行けばいつでも変えるし、服に一切興味の無い男性でも持ってるような「定番アイテム」となりました。

あまりにも多くの人がしている着こなしだと、差別化がまったくできません。そうするとオシャレが好きな人たちは、「違い」を作れる別の着こなしをまた探し始めるのです。

具体例を挙げると、細身のパンツからの反動で今や街中の流行は「太めのパンツ」ですし、もっと先を行くトレンドでは「靴に裾をかぶせてクッションをつける」なんて着こなしが流行っていたりします。




試しに、コーディネートの投稿アプリ『WEAR』の過去のランキングから見てみましょう。



↓パンツの『裾』にだけ注目して
比べてみてください。

2015年のランキングから引用
ぴったり細身の『スキニー』パンツが多い


2019年のランキングから引用
スキニーが減り、先端に向かって徐々に細くなる『テーパード』パンツが増えている


2021年、今冬のランキングから引用
スキニーは無くなり、前より『ゆるめ』なシルエットのパンツが増えていることが分かるはず



同じくwearの直近の投稿から引用
今や『裾にあえてクッションをつける』
裾が広がったシルエットの『フレアパンツ』
トレンドとなっている
 
(※余談ですが、なんか皆さん同じ背景使ってますね…?
ちゃんと別人の投稿なのでご安心ください)




…見比べてみると、一目瞭然でビックリしませんか?

『裾』だけでも5~6年の間にじわじわと変化して、今や「細い」→「太い」へと真逆のトレンドになっています。

細みのパンツが完全に廃れたわけではありません。
ただ、周りとちょっと差別化できる『オシャレに見せやすい"パンツの裾"』は少しずつ変化しているのです。

このようなランキングにはその変化が露骨に現れています。

PUBGがあまりにも流行って皆がやるから飽きられていく

ゲーマー達が変化を求めて代わりに始めたAPEXが流行りはじめて、いまや定番に。

APEXも3年近くのプレイで飽きが出た人は、VALORANTやオーバーウォッチ2の実況をやり始めている。

ゲーム実況配信でよく見る流れですね。それと同じです。


この繰り返しで、ひと昔まえに流行っていたものからの反動で、また別の着こなしが流行っていきます。

つまり、「オシャレに見せやすい着こなし」というのは時代によってリアルタイムでだんだん変わっているのです。

そして、その流れをあまりにも無視し続けて大きく取り残されてしまうと「時代遅れ」となってしまいます。

約30年前のバブル期に流行った服装をそのまんま今オシャレに見せるのは難しい
出展  https://www.fashionsnap.com/article/2019-02-14/heisei-office-style/ 



この考え方、対戦ゲームでよく言われる『環境』にも近いと思います。

・「APEXでオクタン+レヴナントの突撃戦法が流行ったら、今度はそれを対策するためにコースティックのガスの価値が上がる」

・「ポケモンでザシアンばっかりいる対戦環境だから、それを対策するヌヲーみたいなポケモンが使われてくる」

・「カードゲームで昔のままのデッキを使ったら、今のカードについていけずボコボコにされてしまう」

…みたいなイメージでしょうか。


"周りの環境に合わせて価値が変わる"ってところは、服も対戦ゲームも全く同じことです。

環境は移り変わるもの。ファッションにおける、『次に来る環境』が"トレンド"なのです。

\トレンドとか、ファッション業界の宣伝だろ/

という疑問は誤解であることが分かっていただけたと思います。

トレンド→流行→定番の流れは、周りの皆が着ている服に合わせて時代と共にだんだん変わっていくのです。


そして、

\周りの流行ばっか気にしてたら没個性じゃん!/

という考え方も、実はちょっと誤解があるといえます。


ゲームに詳しい方ならもうお察しかもしれません。

対戦ゲームにおける、"自身の好きなキャラ"や"マイナーと呼ばれる戦法"も、『環境』を踏まえて使うからこそ刺さるものです。

ファッションにおいても、

・「好きなアイテムを使いつつも、トレンドに寄せたサイズで選ぶ」
・「昔買った好きな服を、今っぽい"着方"にしてみる」
など…

環境を踏まえることで、より自分の好きなアイテムや個性が上手く活かせる場面が増えるのです。

環境武器を使って効率よく戦いたい派も、自分の好きなマイナー戦法でロマンを求めたい派も、どちらも『今の環境の考察』をするに越したことはないはずです。


当然、この話はグッズにも言えますよね?

「本来ライブに着ていくようなファングッズ」だとしても、「街中でもオシャレに見えるようにトレンドを取り入れる」。

そうです。"好き"にこだわりの強い我々オタクだからこそ、ファッションにおける"対戦環境"である『トレンド』から目を離さないほうが良いのです。

そこには、自身の"好き"を貫くための攻略法が隠されています。



★まずは「サイズ感」だけ気にしてみる


とはいえ、トレンドといっても色~んなものがあります。

アイテムの種類から、色遣い、着方やサイズ感…「今っぽい着こなし」にはホントに色々な手段があります。

右も左も分かんないときに、ごちゃっと説明されても迷っちゃいますよね。
なので、まずは参考程度で大丈夫です。

今回、星川スニーカーのコーデで盛り込んだトレンドについては、また後編のコーデ説明のときにしっかりご紹介するので安心してください。



※一応、「調べるのか面倒くさいぜ!」って人のために本当にザックリしたコツを置いておきます!

↑「今年は○◯カラーがトレンド!」「デニムが再流行!」みたいな話はまずは気にしないでOK

すぐに別のものが流行るかもしれないし、なにより『特定の使いたいアイテム(グッズ)がある』なら、それを中心にコーデを組み立てることになるので優先度が低くなる話です。


大事なのは『ざっくり全体の雰囲気やシルエットがどんな感じなのか』知っておくこと。

要約すると、「今の対戦環境」は…

・皆が思ってるより『着飾る』傾向になってきている
・皆が思ってるより『大きめ』や『上下メリハリのある』シルエットになってきている
・「シンプル」「細身のパンツ」が定番すぎて差別化にひと工夫必要になっている
って感じです。

これを頭の片隅に入れておいて、

  • なにかアイテム選びで迷ったときに参考にしてみる

  • 街の通行人から流行ってる着こなしを観察してみる

こういったことをすると「より効率よく」、着たいものを他人目線でもオシャレに見せられて便利です。






さいごに、「トレンド」について特に個人的オススメの攻略法をお伝えするとしたら、


『まずは「サイズ感」にだけなんとなく注目しておく』ってことです。


なぜなら、サイズ感はどんな服を選んだとしても関わってくる重要ポイントだからです。

自分にピッタリジャストのサイズを選ぶことが"正解"とは限りません。よく冷静に考えると…「S,M,L」だけで人間の体型を分類できませんよね?

服に詳しい人は、この「サイズ選び」を目的に合わせて上手く使いこなしています。

そして、サイズ選びに慣れれば自然と「体型を綺麗に見せる着こなし」も分かるようになります。

自分が気になった服を買う直前に、試しに「サイズ感 トレンド」とかでググってみる。
それだけでかなり効率が変わりますので、思い出したときに是非是非お試しあれ!

「サイズ」に関するトレンドをめちゃくちゃ分かりやすく説明している参考動画を紹介しておきます。
まずはこちらを観ておくのがオススメです!↓

" 【永久保存版】時代遅れなダサいファッションの原因はシルエットにあり?!オシャレをするために気を付けてほしいたった1つの事 "

出典:neederチャンネル【着こなしテクニック】さん



※ちなみにこちらのNeederさんという方、「仮面ライダーのベルト」ですらガチのコーデを組むような筋金入りの特撮オタクかつ、服オタクの方です。


気になった方は是非、チャンネルや無料のコーディネートブックをチェックしてみてください、すっっごい面白いですよ!

"ホビーグッズ "を使ってるとは信じられないかっこよさ…
「着こなし」で「好きなもの」をオシャレに見せる
 
って発想に私が気づいたキッカケだったりします。


↑「ライダーベルトを使ったコーディネートブック」を無料でダウンロードできます。




ここまでのまとめ

・「他の人との少しの違い」が客観的なオシャレに繋がる

・「トレンド」「流行」とは、最短効率でオシャレに見せるための「差別化の方向性」が分かる攻略本である

・まずは「サイズ感」だけでもトレンドや流行を気にしてみると、自分の好きな服をより『今の環境』で輝かせるきっかけになるのでオススメ

(※星川スニーカーのコーデに取り入れた「トレンド」については後編で解説します)





★あなたが今使いたい武器は、"クレーバー"と"カービン"どっち?

今までの章で、


①【"馴染む↔️きわ立つ"は共通点(差)の量で決まる】

②客観的なオシャレとは、【周りとの、少しの差】である

③差別化の方向性は、"今のトレンド"を参考にするのが最短効率



と説明してきました。
そして今までの話を整理すると、もうひとつ大事な法則が隠れていることに気づけます。

皆さんもうお分かりかもしれませんが、考えてみてください。

「没個性」「無難」「個性的」「奇抜」みたいなイメージは、どこから生まれているでしょう?

→それは、【"周りの人の服装"との共通点の量】で決まります。

もっと簡単に言うと、街中にいて「よく見る服装か、珍しい服装か」って違いで決まるということです。

江戸時代には当たり前の服装だった侍の服装も、
現代の街中にいたら「見慣れなさすぎて」目立ちますよね?

https://www.irasutoya.com/2013/10/blog-post_1746.html?m=1 


またしても、言われてみれば当たり前の話ですね。

周りと共通点の少ない「見慣れない服装」であるほど街中で個性が出て目立つし、通行人と「全く同じ格好」なら溶け込んで地味に寄るので目立たない。


力一の正装はめっちゃ派手ですが、もし街中全員がこの服装をしていたら「没個性な服装」に見えるってことです。面白い現象ですね…!



たったそれだけの話ですが、とても大事なポイントがもうひとつ隠されています。

それは…
【「個性」↔️「汎用性」がシーソーの関係である】ということです。

「汎用性」とは、「幅広く使える」…という意味です。
"使いやすさ、馴染みやすさ"なんて言い換えることもできます。

周りと共通点が多く馴染みやすい格好は、「幅広い場面に着て行けます」ね。

「個性」とは、今まで説明してきた通り「人との違い」です。
人と違うほど、他とかぶらない個性になるといえます。

そして、個性的なほど「特定の場面では爆発的に刺さる」格好となります。

この2つは正反対のもの。

「汎用性」が高い…つまり幅広い場面で馴染みやすいコーデの場合。

・安定して70点を取れる
・代わりに「人との違いが生まれにくい」ので他との差別化がしづらい

→つまり、70点を越えるオシャレが難しいのです。

例えば…人の言う「量産型でつまらない」なんて感想は、周りとの差別化が無さすぎてどれも似た格好に見えるから言われる言葉です。



逆に、「個性」が強い…つまり周りと差の大きい印象の尖ったコーデの場合。

・特定の場面や特定の相手には深く刺さる
・その代わり、幅広い相手には共感してもらいづらくなる

→TPOを選ぶ服装になるってことです。

「タキシード」はパーティーシーンならカッコいいかもしれませんが、それ以外の場面で使うにはキメすぎて「キザ」になっちゃいますよね。
つまり、"場面を選ぶ"。

「地雷系」と呼ばれるファッションは、好きな人は大好きだし苦手な人は苦手…つまり人によって好き嫌いが大きく分かれるジャンルです。
つまり、"人を選ぶ"。

個性に寄れば寄るほど、TPOが限られる服装ほど、ピンポイントで深く刺さる代わりに他の場面では共感されづらくなります。

だから、自分の『目的』に合わせてどれくらい周りと差別化した服装をしたいのか…
【個性↔️汎用性】のバランスを考えるのが大事なのです。

浅く広く無難に行きたい場面なのか、狭く深くぶっ刺したい場面なのか。目的によって話が変わってきますよね。

ファッションは、『目的』と『バランス』が大事。前編で説明した基本はここでも当てはまります。


たとえばグッズを着て推し活にでかけるときでも、この目的意識は大事です。

もしあなたが「現地で初対面の同志と仲良くなりたい、グッズを会話のきっかけにしたい」と思ったら、幅広く好感を持ってもらえるコーデのほうが向いてるはずです。

剣持のグッズで例えると、虚空Tシャツのようなシンプル路線で行くほうが効果的でしょう。 



逆に、「イベントのお祭り感を味わいたい、推し活ならではの格好を楽しみたい」のなら、シンプルすぎると味気ないはずです。

イベント会場には『特効服』や『着物』、夏場なのにスーツでキメた名誉くまさんズ、「イベントならでは」の色んな個性を持つファンが集います。

もう少し個性を出したクセのあるコーデを選んだほうが楽しいはずなので、自分ならスプレーアートのロゴTを使います。


このように「幅広く無難に対応する」のか「狭く深く刺す」のか、どっちを狙うのかによってコーデのバランスは変えるべきなのです。

APEXの武器で例えると、爆発力は無いけど全距離で安定する「R301カービン」を使うか、頭に当たれば一撃のロマン砲「クレーバー」を使うか…みたいな話です。

格ゲーで言うなら、"威力が低いけど使いやすい弱パンチ"を打つか、"隙が大きいけど当たればデカい超必殺"を狙うか…ってことです。


【ポイント】
『個性』↔️『汎用性』はシーソーの関係である



なぜこんなことを説明したのか…
それは、「推しの服の好みを考える」うえで死ぬほど大事なヒントになってくるからです。




★やまとフミ様の「服の好み」の違い、最大のポイントとは?


この話について、ひとつ証拠を挙げましょう。

実は今話した「個性↔️汎用性」の法則は、春のデート服写メコンでの織姫星3人のリアクションにも現れているのです。

最も分かりやすいリアクションだったので、恐縮ながら私自身のコーデを例にさせていただきます。

https://youtu.be/IAfjrvE2K6w?t=17m31s

こちらの、【17:31~】からのリアクションに注目してください。 (※URL秒数指定済)


あのとき私は、大きく分けて3種類のコーデを投稿しました。

そして、 それぞれのコーデで 3 人からそれぞれ全然違うリアクションをいただきました。
( そして最後のネタ枠 4 枚目で、 それはもう盛大に滑り散らかしました…。 )



グッズを使ったコーデながら、 この 3 つは実はあえて 「オシャレしてます感」 を変えています。

具体的には、 「トレンドをどれくらい入れるか」 と 「着飾ってる感」 が違います。


  1. 「トレンド」に寄せるほど、服好き以外との差が大きい「珍しい着こなし」になる。

  2. 珍しい着こなしや、アイテム数が多いほど「着飾ってる感」が強くなる。
    →『オシャレ目的ですよ』というイメージが強くなる。




具体的に説明します。

「個性的」なほど、特定の場面で深く刺さる
「定番」なほど、広く浅く受け入れられやすい


A は、上下ゆるっとした独特のシルエットやアイテム選びで「オシャレしてます感」強め
この年に流行っていた「オーバーサイズ」を強調してトレンドに寄せています。

C は真逆。極力シンプルにして、着飾ってる感のない定番に寄せようとしました。

(※そしてB はふたつの中間。下半身は定番でまとめて、上半身は少し攻めてます。)




そして、それに対する3人のリアクションをざっくりまとめるとこんな感じでした。

雑にまとめると、

・Aは、やまにのみウケている

・Bは、フミ様以外の2人はある程度OKな様子

・Cはマイナス反応も無い代わりに、特に触れられてない

といった様子でした。

実はこのリアクション、配信中に 3 人がしていた会話を振り返ると納得できる分析ができます。


https://youtu.be/IAfjrvE2K6w?t=09m06s 
↑【9:06~】の会話


「デート服と普段着って何が違うの?」というフミ様。

この一連のやりとりから、
やまは 「しっかり着飾る」タイプ、逆にフミ様は自分の服装も大人しめなことが多く、星川は他 2 人の中間くらい…と察することができます。




また、他のコーデに対するリアクションの中にもヒントが隠れています。


https://youtu.be/IAfjrvE2K6w?t=35m14s 
↑【35:14~】の会話


前編でもご紹介させていただいた、こちらのフミ様チョイスのコーデ。

この時の会話に注目してみると、フミ様は「オシャレ感強い」よりも、「清潔感とシンプル」が好きってことが分かります。




こういった会話から、3 人の「オシャレしてる感」の好みが違うことが読み取れます。

実際、「特に服好きで、自身も着飾ることの多い」やまには A が刺さった様子。
フミ様には「上下ダボっと」「バッグとしてはあまり意味の無いサコッシュ」といった「着飾る目的」の A・Bの着こなしはあまり共感されていません。

そして、今まで説明してきた通り「トレンドっぽい着こなし」とは『周りの着こなしとの差別化』です。
それを強調するってことは、個性が強くなります。

「オシャレ感」よりも「シンプルな清潔感」を大切にしているフミ様に、個性強めのコーデが刺さらないのは納得ですね。


また、AB と比べて C は無難すぎて特に話に挙がりづらいのも納得です。

写メコンの3人の反応はまさに、

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
個性が強いほど、人を選ぶが強く刺さる
定番なほど、浅く広く受け入れてもらいやすい
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

ってことが分かるリアクションだと思います。


〜おさらい〜
個性 → あまり人とかぶらない服装
定番 → 街中でもよく見る服装
 
「他のもの」との「共通点(差)の量」で見え方が変わる という、この記事の大原則にそっています。

この場合のポイントは、「周りの人との差」。
街中の人と共通点の多い服装ほど、なじみやすい定番。
街中の人と差のつくあまり見ない服装ほど、個性があり際立った印象に。


過剰なオシャレ感が苦手なフミ様相手には、AでなくC を堅実に選ぶべきですし、
服好きで着飾るコーデも好きな、やま相手には C みたいな無難なコーデは味気ないかもしれないですね。

『個性』↔️『汎用性』 という視点を持っておくと、目的に合わせたオシャレを楽しみやすくなります。


あなたの推しの服の好みは、『定番』派と『個性』派、どっち寄りでしょう?

(※写メコン回数の多い星川の好みはさらに細かく分析できますが、長いので後編に解説します )


~オマケの考察~

ついでにお話しすると、もしあなたが「絶対写メコンで選んでもらいたい」という目的がある場合、『差別化』が大事かもしれません。
『無難、シンプル』はリアルの着こなしではかっこいいのですが、他の人とかぶってしまって配信上の変化になりづらい…つまり競争率が高くなってしまうのです。

写メコンの楽しみ方は人それぞれだと思いますが、
コーデ以外にも、写真の背景、画像加工、文字を入れた編集、グッズや部屋のインテリアを使うetc…
『差別化』『変化』を意識するのは企画に参加して楽しむ上で大きなヒントになるはずです。
いずれ機会があれば、写メコン企画の邪魔にならない範囲でお話しできたらと思います。




★「使いやすい服」だけが正解じゃない理由


「個性⇔汎用性」の話。
今まで、"コーデ全体の印象"を例にしましたが、もちろん"アイテム単体"にも同じことが言えます。

デザインにクセの無いアイテムほど、他のアイテムと馴染みやすい。つまり、着回しやすくなります。

 ①https://www.urban-research.jp/shop/urban-research/ 
https://www.ohmyglasses.jp/brands/oh-my-glasses-tokyo/frame/oh-my-glasses-tokyo-omg-046-1-46 
https://kijimatakayuki.shop-pro.jp/?pid=168459000&op=80116651,0,80116652,0 
https://zozo.jp/sp/shop/lautreamontcoonlineshop/goods-sale/66909629/?did=110128059 


服の「組み合わせ」や着ていく「場面」をあまり選ばず広く使えます。便利ですね。
しかし、便利だからこそ皆が使うアイテムでもあります。

人とかぶるということは、共感してもらいやすい代わりに差別化しづらいので「70点を越えるオシャレ」が難しい。

着こなしやすい定番アイテムだけで自宅のタンスをかためるのは、お財布に優しい買い物の仕方です。
でも、脱初心者したいときには不向きかもしれません。

・ベーシックな着こなしからさらに一歩進んだ服装をしてみたい
・「イベント会場」「パーティー」「アウトドア」など、着ていく場面が特殊
・「服を見せたい相手の好みがハッキリしている」

などなど…
なにか『目的』がハッキリしているときには、着こなしが無難すぎても物足りなく感じることがあります。


そんなときは…街中でよく見る定番アイテムよりも印象の振り切った、個性の強いアイテムたちの出番です。
例えばこんな感じ↓

https://www.urban-research.jp/shop/urban-research/ 
https://www.ohmyglasses.jp/brands/oh-my-glasses-tokyo/sunglass/oh-my-glasses-tokyo-omg-108-mbk-48-sun
https://kijimatakayuki.shop-pro.jp/?pid=169832159&op=80574533,0,80574534,0 
 ④https://zozo.jp/sp/shop/wallaceandmurron/goods-sale/52012651/?did=83912510 


〜たとえば〜
「色や柄づかいが珍しい」
「用途が限定的 (例:サングラスやネクタイ)」
「ドレス⇔カジュアルのバランスが極端」
「(ベルトやボタン、ポケットなど)デザインが凝ってて珍しい」

など…ベーシックなアイテムよりも何かのバランスが振り切ったアイテムたち。
まずはザックリと、「UNIQLOとかだとあまり見かけない感じのやつ」と思ってください。

↑左右を見比べてみてください。
左は「どんな場所でも馴染むベーシックさ」
右は「見慣れないけれど、特定の場面ではめっちゃオシャレ」な雰囲気を感じませんか?


ベーシックなアイテムと比べて扱いづらそうな個性派アイテムたち。
こいつらは…特定のアイテムや、特定の場面と組み合わせたときには爆発的な効果を発揮します。


それが分かりやすいのが、後編でガッツリ解説するこちらのコーデ。

星川スニーカーと、同色のマフラーの組み合わせ。
「青×黄×ピンク」というメンズ服の中ではクッソ珍しい配色のアイテム同士のかけ合わせです。

スニーカーもマフラーも、単品だとなかなか使う場面を選びそうなカラーリングをしてますね。
片方だけだと使いづらい。でも、2つ揃ったときには「他では絶対真似できない」ハマリ方をしてくれる良い例です。

そして、「星川の写メコンに出す」っていうシチュエーションだからこそ、これだけ珍しいコーデでも配信映えという意味で好意的にとられやすい。

「アイテム同士の組み合わせ」「使う場面」を選ぶアイテムほど、刺さったときに他人が真似できない絶対的な差別化になります。


そして、この記事の前半で紹介しましたが


他人目線のオシャレとは…
【①周りとの ②ほんの少しの ③違い】
から生まれます。


そう、周りとの「違い」はオシャレを語る上で大事なポイントなんです。

もしTPOに合わせて、やりすぎない範囲で個性的なアイテムを使うことができたらどうでしょう?
「周り」との「ほんの少し」「差」になりますよね。

「無難からちょっと外れたところにオシャレがある」。
いわゆる「オシャレな人たち」はこの性質をなんとなく理解しているからこそ、トレンドを追ったり、ベーシックなものから外れた個性的なアイテムも買ったりしているんですね。


そしてそして。冒頭のお話を覚えていますか?

ファングッズとは、推しにちなんだオリジナリティをデザインに取り入れるからこそ「個性の強い珍しいデザイン」になることが多い。

→ファングッズとはまさに…  特定の場面で使いこなせば、爆発的な効果を発揮するポテンシャルを秘めている …ってことなんです。


そしてこれは…虚空Tのような、「推し監修のベーシックなデザインのグッズ」には無い性質です。


・重ね着すると、何のデザインか分からない
・一般的な服と差別化できない
・デザイン強めの服の主張には負けて「脇役」になってしまう

「汎用性が高い」ので使いやすい代わりに、こういった弱点もあります。
冒頭で触れたある弱点とは、このことです。



私の場合、同じ剣持のグッズでも、紫の派手なロゴTを使うとこんな珍しい着こなしにチャレンジすることもできました。

・コートやカラーレンズ、バッグなど個性の強いアイテムたちの「キメすぎ」な印象を剣持Tのロゴが和らげています

これは一例ですが、「カラーレンズのメガネ」なんていうアイテムは剣持Tが無ければ絶対に手を出す機会のなかったアイテムです。


(↑上のコーデのためだけに、1年かけてかなり特殊なデザインのアイウェアを探してきました。)



「好みが分かれる」「場面を選ぶ」「組み合わせが難しい」、そういった課題はありますが…
無難なアイテムだけでは絶対に真似できない面白さを秘めているんです。

「推しのグッズが使いづらい」っていうオタクあるあるを裏返すと、実はオタクだからこそ触れることのできる面白さが隠れています。



『個性』↔️『汎用性』はシーソーの関係である


って法則は、こんなところにも当てはまるんですね。

自分がいま使いたいものが『個性重視』なのか『汎用性重視』なのか、どっちのバランスに寄ったアイテムか見分けることでより面白いコーデを作ることができます。



このように、ベーシックな服にはない個性が持ち味のファングッズたち。

『街中』『デート服』といったTPOをふまえて使うとしたら、個性の主張を上手く馴染ませてバランス調整したほうが良さそうです。

デザインの主張を、シチュエーションに合わせてあげる必要があるってことですね。





★『街着』『デート服』のおしゃれを再確認しよう


では、街中で着る私服…つまり『街着』でオシャレに見られるバランスとはどの範囲なのでしょうか?

まずはこの図をご覧ください↓

↑端っこに向かうほど、個性が尖ってTPOが限定される


今まで説明した通り、個性が尖れば尖るほど刺さる場面が限定されます。人からの好みや、着ていく場面が限られるからです。


だからこそ、" 街着とはミックスだ "なんて言われています。
全身スーツだと仕事着、全身ミリタリーだと軍人です。
そうならないように、他のテイストと混ぜてバランス調整するのです。

全身揃えると『軍服』になるミリタリーアイテム
出展 http://realcompany11.main.jp/newpage1753.html 


清潔感のある白パンやシャツと、タフな土臭さを持つミリタリージャケットを混ぜてバランスを取っている
出展 https://kurumani.com/?p=12201 


印象が行きすぎないように、反対のイメージのテイストをミックスさせることが非常に多いです。

「ドレス⇔カジュアル」はまさにこの原則の通りですよね。
他にも「男性的⇔女性的」「地味⇔派手」「清潔感⇔タフな土臭さ」など…バランス調整には色んな工夫ができます。

このように、色んな人が歩く『街中』というシチュエーションでのオシャレの範囲とは『別の印象を混ぜる』ことで『ちょっとだけ個性を出す』ことがコツとなります。

無難すぎず、個性的すぎず…のほどよいバランス感覚が大事ってことですね!

客観的なオシャレとは【①周りとの②少しの③違い】である…このルールの再確認になりましたね。




★『個性』とは、良し悪しではなく『方向性の違い』


さて、図から確認できることがもうひとつあります。

ここでぜひ注目してもらいたいのは、個性というものが『"違い"であって"優劣"ではない』という事実です。

スーツや制服を着崩したら、「ラフで気取らない印象」が生まれるかもしれませんが、代わりに「きちんとした大人っぽさ」は失われます。

ゴツいレザーのジャケットを着たら「男っぽさ」が出る代わりに、「親しみやすさや可愛さ」は無くなるかもしれません。

どっかの方向に印象を偏らせると、他の魅力は減ることもあるのです。

個性というのは「"良い"とか"悪い"」ではなく、色んな方向性に違いのつけ方がある…ってことなのです。




前編で例に挙げたように、ベル様とかなかなは全然違うテイストの「カッコよさ」ですよね。
そもそも、方向性が違うものを比べられません!
https://shop.nijisanji.jp/s/niji/?ima=2723 )


"みんな違って、みんないい"って言葉は綺麗事でもなんでもない事実だと思います。

大事なのは、何度も何度もお話しした通り"『目的』に合わせて自分で印象を調節する"って事実を知っていることなのです。

ここまで読めば、他人に対して「オシャレかどうか」なんてマウントを取る行為がいかに無意味か分かりますね…!笑

「オシャレ」とか「個性」ってものは、そもそも優劣のある話じゃないのです。
あるとしたら、方向性の違いによる"個人の好き嫌い"だけです。

だから、もしあなたがいくらイケメンでなくても、高身長でなくても関係ありません。
(というか、そんなことより先に気にするべきバランス調整のテクニックがいっぱいあるんです。)

「ファッションは目的に合わせて、自由に楽しめる」
これはウソでも詭弁でもありません!





★仲間はずれも良くないし、仲間だけも良くない


この記事では、【他のものと比べた時の"共通点の量"】でモノの印象が変わるっていう法則をメインテーマに、それにまつわる話をご紹介してきました。


グッズのように、少しクセのあるアイテムを活かしてコーデを組みたいとき、


『"馴染む↔️きわ立つ"という主張のバランスは、他との【共通点の量】で決まる』


という考え方をぜひ取り入れてみてください。

そして最後に、

  • 街中でよく見る服装に近いほど馴染むし、差別化の強い服装ほど目立つ

  • 他人目線でのオシャレは「客観的な少しの差別化」

  • コーデ全体の中で一番共通点の少ない場所に注目が集まる

今日ご紹介したこういった話を整理して、私なりの「グッズコーデのコツ」を言語化させていただきます。


それは、
『グッズだけが仲間外れも良くないし、仲間だけも良くない』です。



⇒「仲間だけ」のパターン

星川スニーカーと共通点の多い、雰囲気の近いアイテムたちだけでコーデを組むと…

https://zozo.jp/sp/shop/wego/goods-sale/68512242/?did=112747459 
https://zozo.jp/sp/shop/wego/goods/68961795/?did=113456684 

↑を例に想像してみてください。

  • 服装が若いし可愛すぎて俺には似合わねーよ!

  • こんな格好の人、街中でほぼ見ないから浮きそう…

って感じませんでしたか?

星川スニーカー自体には、違和感なくピッタリ馴染むアイテムたちのはず。なぜなら共通点が多いから。

でも全体が可愛い雰囲気に振り切りすぎて、これを着こなせるのはよほど顔がかわいくて中性的なイケメンだけな気がします…笑


→全体の印象を振り切りすぎると、着る人を選ぶし、周りからの共感も得られづらいと説明してきた通りです。



『個性⇔汎用性』はシーソーの関係
客観的なオシャレとは、『周り』との『少し』の『違い』


ってことを踏まえて、もうちょい街中で浮かないくらいの印象にバランスをとりたいですよね。



⇒「仲間はずれ」のパターン

じゃあ逆に、コーデに女の子感が出ないように正反対のアイテムを中心に固めたらどうなるでしょう?

具体的には、『大人っぽい』『男性的な』イメージを与えるアイテムたちだけを使った場合のことです。

結果は冒頭でお話しした通り。↓


そう、スニーカーだけが浮いてチグハグな目立ち方をしてしまう。

コーデの中で一番共通点が少ない(差が目立つ)ところに注目が行くので、グッズにだけ強烈に視線を集めることになります。

ファングッズとは、オリジナリティの高いデザインを大切に作られていると解説した通り。
つまり街中で見慣れないデザインのアイテムなので、そこだけ目立つと周りから違和感を持たれやすくなります。

「あれ? なんか服に似合ってない靴履いてない? 街中で浮いてない?」と感じる人も出てくるでしょう。


服装をグッズの雰囲気に寄せすぎると街中で奇抜な格好に思われやすいし、
反対の雰囲気の服装にグッズを合わせるとミスマッチに思われてグッズだけ浮いてしまう。



つまりグッズを街着のオシャレとして使うには、


コーデの中に
・「共通点を持つアイテムを混ぜる」
・「反対のイメージを混ぜて全体のバランスを取る」
これをどっちもやるのが近道なんです。



これこそが、ファングッズを" 他人目線のある街中 "でもオシャレとして成立させる、私なりの極意です。




グッズの『仲間だけ』もやり過ぎだし、グッズを『仲間はずれ』にするのもやり過ぎ。


私はこの両方のアプローチを、目的に合わせてバランス調整しています。

一言で表すと簡単なこの極意。
ですが、こんなクッソ長文記事になるくらいに深い理由がいっぱい隠されているんです。笑


一見するとエイムと反射神経でゴリ押してるだけに見えるAPEXプレデターのプレー動画でも、実は膨大な立ち回りの考察と練習量で成り立っているように…

生まれ持ったセンスとか体型だけで洋服の着こなしをゴリ押してる日本人なんかごく一部。
むしろ大半の服好きたちは『経験からくるテクニック』で着こなしを成立させているんですね。


そして、今日ご紹介したものはそんな『服好き』たちから学んだ考え方です。

今日のお話、"無難でいたい・ダサくなりたくない"だけなら、そんなに気にする必要はありません。
でもこの先、あなたの『好き』を貫きたい場面では必ず力になってくれるはずのノウハウです。

そう、我々オタクにこそ価値のある話なんです。
こんな面白いテクニックの話、知っておけば絶対に推し活が捗ると思いませんか!?


そしてこの記事で紹介した内容を…

→じゃあ、具体的にどうやってるの?

ってお話を、次の後編の記事でガッツリ説明させていただきます。


次回の記事では、たぶん世界一詳しく「星川スニーカーの攻略法」をレポートします…!

完成次第、ここにもURL置いときます!↓


全にじさんじファンで誰もやってない量の着こなしのコツの考察だけでなく、

  • 星川の写メコンの全投稿と全リアクションを元に「星川の好みってどんなコーデ?」を分析

  • どんな服を買ってもサマにならない原因をバッサリと公開

などなど…
ここでしか聞けないような、かなりツッコんだ話も出てきます。

その分量、なんと単行本一冊分。
しかも全データ飛んだあとに半年かけて書き直した、執念の籠もったレポートです。
変態のオタク語り、あと一度だけお付き合いしていただけたらとっても嬉しいです。

https://mobile.twitter.com/gori_Macho_gori 

↑Twitterで告知しますので、もし興味持っていただけたら是非チェックをよろしくお願いいたします!




★「ダサい」「NGファッション」が不安な人にぜひ観てほしい動画


最後に、この記事を読んでくださった皆様にこそオススメしたい動画があります。

ファッションyoutuber定番の動画テーマ、「ダサいNGファッション」について語っているコチラの動画です。↓

https://youtu.be/rnkuBqU17j8 

アパレルの仕事に携わっているお二人が、約300人に視聴者アンケートを実施して「NGファッション」の統計を取っているのですが…


この動画、なにが面白いかというと…出演者さんの片方が『ほぼ全部のNGに当てはまる着こなしを普段している』ということ。

左側のウルマさん というお方がそうです。
ファッションのプロなのになぜ「NG」を着るのでしょう?


そして、この動画がとっても深い内容になってる理由でもあります。

ただ世間一般のNGアンケートをしてるだけの動画ではなく、

  • ファッションのプロが、「一般的にNG」と言われてる着こなしをなぜ着てる? どう成立させてる?

  • なぜ一般ウケの悪いアイテムが売られているの?

といった角度の話を聞くことができるんです。


・ファッションとは『目的』と『バランス』
個性⇔汎用性はシーソーの関係
「トレンド」→「流行」→「定番」の流れ

↑この記事でご紹介した話が頭の片隅に入った状態でこちらの動画を観ると、とても分かりやすくタメになると思います。

「今年はもうスキニーパンツはNG!」
「全身カジュアルはダメ!」
みたいに、YouTubeにはアクセス数稼ぎのためにNG例で極論を挙げるハウツー動画も多めです。
 
そんな動画に不安になったときに、ぜひこちらの動画を観て欲しいなぁと思ってオススメさせていただきました!



〜ご挨拶〜


今回もお読みいただき本当にありがとうございました!
今日の記事が何か少しでも、あなたの推し活がもっと楽しくなるヒントになればとても嬉しいです。


もし良ければ、また次回の後編でお会いできたら泣いて喜びます。
ぜひぜひ、またよろしくお願いいたします!


この記事を読んでくださってVtuber好きの皆様のお力になれそうなことは何でもお答えしたいので、何かあれば下記マシュマロ↓か、TwitterのDM宛てにお気軽にメッセージくださいませ!

ご不明点や感想、アドバイス、とても励みになります!
定期的に見てるので、オススメの推しの配信とか良かったら布教してください。笑
クソマロでも何でも大歓迎です。



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