彦根の未来がここからはじまる。
2021年3月14日(日)
ホワイトデーと肩並べに、彦根に新しい記念日が誕生しました。
彦根の未来を創るアイデアコンテスト
タイトルからワクワクがあふれ出すイベントが、彦根市シティプロモーション戦略推進委員会主催のもと開催
2019年の冬から今日に至るまで、新型コロナウイルスでいろんなことが制限される中で、人々の熱い思いを実現し、その熱量を地域還元するべく開催されたこの事業。
今回、14作品の応募の中から、見事、審査を通過した4作品の最終プレゼンテーションが、大学サテライトプラザで公開されました。
1人目、金森文音(かなもり あやね)さん。
滋賀県立大学の学生さんが提案されたのは「マラソン×アート」。
ご時世関係なしに個人競技なマラソン。だからこそ、コロナ禍での需要が高まった中で、人々が求めている「人とのつながり」を安全にとり入れられる方法を提案されました。
それがマラソンアプリを使うことで、ランナーの足跡をGPSで辿り、みんなでひとつのアートを作り上げる、なんとも斬新なアイデア。
みんなの走る距離が同じなうえ、アプリを通じて他者とのつながりを感じられる、現代的なイベント。
コロナ禍を逆手にとったアイデアですし、
今後の「ひこねシティマラソン」でも実現させてほしいアイデアです。
2人目、徳田嘉仁(とくだ よしひと)さん。
総合診療医として活躍中のドクターが提案されたのは「まちづくり診療所」。
カフェが併設されたり、駄菓子が売られ子どもの遊び場となったり...(個人的に伺ったところ、ボードゲームもおいてくれると!)。
病院=病気になってから行く、というイメージが一新され、多世代の居合わせから幸せを生む「まちづくり」のための診療所が提案されました。
こんなにワクワク要素が多いと、病院だということをすっかり忘れてしまいそうです!逆に、あそび場として通ってた場所で病気が治るなんてこともありえる、そんな画期的なアイデアでした。
3人目、湖風(うみかぜ)テラスさん。
リタイア世代間際の彼女からの提案は「ひこねコミュニティサロン」の創設。
彦根駅周辺を中心に空き施設を活用して、老若男女とわず集える場所がほしい!
そんな思いの末に発起されたのが、コミュニティサロンの開設。
習いごとでもない、公民館の講座でもない。
比較的チープで、誰もが生徒にも先生にもなれる場所。多様なコミュニティがうまれ、拡がる場所。
そんな市民がフレキシブルに繋がれるハブを市民の手でつくれれば、とっても素敵だとは思いませんか??
4人目、徳田信治(とくだ しんじ)さん。
徳田(信)さんのアイデアはズバリ「一球入魂作戦」。
野球かと思うタイトルですが、球は「球根」の球で、彦根を花いっぱいのまちにしようという取り組みです。
彦根城の桜もかつて一人の市民の手から植樹されて、現代では多くの市民や観光客を魅了している彦根の一大要素。そんな彦根は「花のまち ひこね」になるポテンシャルが高いように感じられます。
ひとのこころも、まちも明るく華やかにするアイデアでした。
4人とも本当に素敵なアイデアばかりで、どれも実現してほしい、実現可能性が高いのではないでしょうか。
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また実は、今回はあいにく審査で据え置きになったアイデアが10個ほどあります。
そのアイデアを含めて、4月上旬からビバシティ彦根で、アイデアコンテストの紹介パネルが展示されるそうです。
彦根の未来を創る、今日この一歩が、大きな前進であることを祈念して...
(写真・文 小林 真紀子)