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県大の体育館で「オムニキン」を叫ぶ  滋賀県立大学キンボールサークル「桃球」

「学生のまち」といわれる彦根には、3つの大学があり活気溢れる若人が幅広い分野で活躍しています。
そんななか、とりわけ風変わりなスポーツに青春を捧げる人たちに注目!


滋賀県で唯一の大学生チーム
滋賀県立大学キンボールサークル桃球(ももたま)

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建築デザイン学科2回生で現部長の今村颯真さん(写真右から2人目)にお話を伺いました。

そもそもキンボールって何?

「ですよね(笑)僕も大学(ここ)にきて初めて知りました」

キンボールは1986年にカナダで生まれたニュースポーツ。
4人1組が3チームに分かれて、直径122cmのボールを落とさないようにする、バレーボールのような競技とのこと。

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日本初の大会はなんと滋賀県で開催されたそうです(ちょっと親近感)。

それでもまだまだマイナーなスポーツ。
体育の授業でしたことがある人もいるそうですが
筆者同様に、今村さんも大学に入るまで全く知らなかったそうです。

じゃあ、なんでまたキンボールをはじめようと?

「単純ですけど、“新しいこと”をはじめてみたかったんです。
でも野球とかテニスだと高校の部活にあって
いくら自分が新しくはじめても経験者優位じゃないですか。
どうせなら、同期とは同じスタートラインに立てる方がいいなと思って」

小学校は水泳、中学校、高校はサッカーを経験してきた今村さん。
大学では敢えてその2つから離れたそうですが、
「今までと違うことをしてみたい」というチャレンジ精神の原動力には
スポーツマンならではの「負けず嫌い」が滲み出ています。

キンボールの面白さは?

「ボールが思い通りに飛ばないこと、です。
だからこそ、良いヒットが得点に繋がると、めちゃくちゃ気持ち良いんですよ」

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実はこのボール、大きさの割にそれほど重くない。
持ち方を工夫すれば、筆者も一人で持つことができるものでした。

でもただ持つだけと、ヒット(打つ)では全くの別問題!
ちゃんとボールの芯に当たらないと真っ直ぐとばないのに、
一定距離を水平以上にとばないとダメ!といった細かなルールもあるそう。

またレシーブ(取る)もスライディングをはじめ全身を使うためアクティブさ。

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(運動不足な筆者は全身の筋肉が悲鳴をあげました)

だからこそ、上達につれ得点打がふえることで
「強くなっている」という成長の実感が味わえるのだとか。

桃球の魅力は?

「先輩・同期・後輩の垣根を越えて、みんな仲が良いことです」

練習終わりにご飯を食べに行くこともしばしば。
県大周辺やベルロード沿いには
食べ盛りな大学生のお腹を満たす
美味しくてコスパのいいお店が揃っているのだとか。

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また年に2回のサークル旅行でググッと親睦を深めるそうです。

今後、桃球の目指すところ

「僕自身としては先輩や他チームの強豪選手を目にして
もっと強くなって大会で勝ち進みたい、という気持ちがあります。
一方でサークルとしての気ままさ、自由さがあるからこそ
みんなが楽しくプレーできている部分があるので
その調和を保てるような桃球を築いていくことが当面の目標です」

オムニ(みんな)で楽しみながら成長する桃球の活躍に乞うご期待!


(写真:桃球のみなさん 文:小林真紀子)

滋賀県立大学キンボールサークル桃球
 部員数:43人(1回生14人、2回生12人、3回生14人、4回生3人)         ※2019年度
 練習日:木曜日、金曜日、土曜日
 Twitter(@momotamakinball)、Instagram(@momotama_kendai)
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